調整 - 概念と設計上の考慮事項

統合マッピング体系の設定と調整データの設定については、導入する前に十分に検討を加える必要があります。統合マッピングと調整の可能性をよく理解し、業務プロセスを精密に分析し終えた後ではじめて、きわめて適切かつ有益な設定の設計が可能になります。

このトピックでは、統合取引処理概念および調整/分析に固有の構成要素について説明したうえで、設定に関する一般的なガイドラインをいくつか提示します。

ガイドラインの要約

要約すると、主要ガイドラインは次のとおりです。

  • 複数の調整グループの統合伝票タイプを同じ元帳勘定にマップしない
  • 調整要素を十分な配慮のもとに割り当てる。最も特殊性の高い調整要素に番号 5 を割り当てます。
  • 期間処理例外を有効にすると、取引の転記が次の [オープン] 期間まで許可されてしまうため、調整が複雑になる可能性があります。
注: 

統合マッピング体系の設定と調整データの設定は、独立した 2 つの処理です。ただし、統合マッピング体系の設計は調整の要件により影響を受けます。