財務統合

統合取引と調整取引の作成とログに関して、財務会計/ロジスティックモジュールには作業管理パッケージと財務会計とのインタフェースが用意されています。このモジュールには、財務統合マッピング体系の設定に必要なデータと、調整に必要なデータが含まれます。これらは、作業管理パッケージと財務会計の両方で必要です。

財務会計/ロジスティック モジュールは、次の機能を提供します。

  • マッピング体系データの初期化中に、統合伝票タイプおよびビジネスオブジェクトおよび統合要素を生成します。データは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで選択されたパッケージとモジュールについてのみ作成されます。
  • 財務統合と調整のマスタデータを含めます。このデータの一部はシステムで事前定義されており、初期化中に一部のデータが生成されます。また、ユーザがさらに定義および選択できます。
  • 調整のため、作業管理取引を統合取引としてログに記録します。マスタデータにもとづき、財務会計/ロジスティックモジュールは、作業管理取引データを調整 (tfgld495) テーブル、統合取引 (tfgld482) テーブル、および総勘定元帳モジュール内の他の統合関連テーブルにコピーします。

財務会計/ロジスティックモジュールのセッションは、主に、利用可能な統合/調整設定データを表示し、このデータのレポートを出力するために使用します。

財務会計/ロジスティックモジュールでは、次の 2 つのアクションしか実行できません。

  • [マッピング体系データの初期化 (tcfin0210m000)] セッションで、マッピング体系データを初期する
  • 調整に関連する各種のセッションを使用して、調整を設定する
注: 

財務会計/ロジスティックモジュールのセッションを使用する権限は、調整および統合マッピング体系に関する十分な知識および理解を得ているユーザに限定します。