取引からの開始残高/履歴の再作成 (tfgld3203m000)

セッションの目的: 既存の取引を基準に開始残高と履歴を再作成します。

[再作成] をクリックすると、選択された元帳勘定とそれらにリンクされたディメンションを対象とした履歴が作成されます。

履歴を再作成するには、このセッションを 2 回にわたって実行して、次の操作を行うことをお勧めします。

  1. サブレベルがゼロの元帳勘定とディメンションの取引から履歴を再作成します。
  2. 親元帳勘定およびディメンションの履歴を再作成します。

サブレベルがゼロの元帳勘定とディメンションの履歴を再作成するには、次のチェックボックスのみをオンにします。

  • [会計期間]
  • [レポート期間]
  • [開始残高]

親元帳勘定およびディメンションの履歴を再作成するには、[親勘定の履歴を再作成] チェックボックスと [親ディメンションの履歴を再作成] チェックボックスをオンにして、残りのチェックボックスをオフにします。

注: 

再作成プロセス中に、会計取引を現在の財務会社に入力または作成してはなりません。入力または作成してしまうと、再作成が失敗するか、結果が不正になる可能性があります。

このセッションの使用理由

このセッションは、次の理由で使用できます。

  • 会計年度をクローズする前に、すべての履歴取引がファイナライズ済取引と一致するかどうかを確認するためにこのセッションを使用します。
  • システムの故障などが原因で、履歴が間違っている場合に、このセッションを使用します。
注: 

勘定科目表またはディメンションの構造を変更した後は、履歴再作成の用途にはこのセッションを使用しないでください。この場合に使用すべきセッションは、次のとおりです。

  • [親勘定履歴の再作成 (tfgld3201m000)]
  • [親勘定ディメンション履歴の再作成 (tfgld3202m000)]

パフォーマンス

サブレベルがゼロの元帳勘定とディメンションの取引から履歴を計算すると、LN サーバでの処理速度が大幅に向上します。処理を複数の bshell に分割すると処理速度が向上します。

たとえば、3 つの bshell を開始して各 bshell で 1 つの処理を再作成するには、次のようにチェックボックスをオンにします。

オプション bshell1 bshell2 bshell3
会計期間 オン しない オフ
レポート期間 オフ する オフ
開始残高 オフ しない オン
親勘定の履歴を再作成 オフ しない オフ
親ディメンションの履歴を再作成 オフ しない しない
選択範囲
ジョブ参照日の使用

このチェックボックスがオンの場合、ジョブ参照日を使用して、既存の取引に基づく開始残高または履歴データが再作成されます。

ジョブ参照日

既存の取引に基づく開始残高または履歴データが再作成された日時

注: 

このフィールドは、[ジョブ参照日の使用] チェックボックスがオンの場合のみ有効です。

財務会社

履歴を再作成する財務会社

デフォルトでは、現在の会社が表示されます。財務会社グループの別の会社の履歴を再作成できます。

ユーザは選択済会社番号の履歴を再作成することを許可されていなければなりません。

年度

履歴を再作成する会計年度

デフォルトでは、現在の年度が表示されます。別の会計年度の履歴を再作成できます。

本締め済会計年度を選択することはできません。

元帳勘定

[開始] フィールドと [終了] フィールドでは、履歴が再作成される一連の元帳勘定を定義します。

会計期間

このチェックボックスがオンの場合、この会計期間に関してサブレベルがゼロの元帳勘定とディメンションの取引から履歴が再作成されます。

レポート期間

このチェックボックスがオンの場合、このレポート期間に関してサブレベルがゼロの元帳勘定とディメンションの取引から履歴が再作成されます。

オプション
開始残高

このチェックボックスがオンの場合、サブレベルがゼロの元帳勘定とディメンションの開始残高が再作成されます。

開始残高は、前の会計期間の期末残高で構成されます。

親勘定の履歴を再作成

このチェックボックスがオンの場合、選択された元帳勘定の親勘定の元帳履歴が再作成されます。

親ディメンションの履歴を再作成

このチェックボックスがオンの場合、選択された元帳勘定にリンクされているディメンションの親ディメンションのディメンション履歴が再作成されます。