財務諸表用元帳勘定 (tffst1520m000)
セッションの目的: 財務諸表勘定の作成とメンテナンスを行います。
財務諸表に対する勘定科目は、財務諸表にレポートする必要のある項目を表すために定義されます。たとえば、貸借対照表を作成する場合、貸借対照表の項目は財務諸表用元帳勘定科目として定義されます。
元帳勘定の設定と同様に、財務諸表用元帳勘定を親にリンクして、親子構造 (最大 99 レベル) を作成することができます。最低位レベル (0) では、リンクは財務諸表用元帳勘定から元帳勘定またはディメンションの間に定義されます。
このセッションから、次のセッションを開始することができます。
- 財務諸表用元帳勘定別明細 (tffst1521m000)
- 元帳勘定を財務諸表用元帳勘定にコピー (tffst1270m000)
- ディメンションを財務諸表用元帳勘定にコピー (tffst1280m000)
- 財務諸表
-
財務諸表のコード
- 財務諸表用元帳勘定
-
財務諸表用元帳勘定科目のコードです。
- 付属書類値データあり
-
このチェックボックスがオンの場合、この勘定科目には付属書類値データが存在します。
- 勘定タイプ
-
- 価値
-
元帳勘定およびディメンションのリンク先となる勘定科目のタイプ
- テキスト
-
テキストをレポートに追加する場合に使用するタイプ
- 比率
-
比率にリンクされる勘定科目 (カラムごと)
- 丸め
-
カラム固有の丸めから算出される端数修正の、転記先となる勘定科目のタイプ
- 損益
-
利益と損失を使用する場合に、各財務諸表用元帳勘定に定義する必要のある勘定科目のタイプ。勘定科目で未収となっている利益と損失は、[損益]タイプの勘定科目に記帳されます。
- 調整
-
財務諸表カラムの収支が合うように定義している場合は、借方合計と貸方合計との差額 (すべてレベル 0) は[調整]タイプの勘定科目に転記されます。
- 適用なし
- キャッシュフロー計算書勘定
-
このチェックボックスがオンの場合、この勘定科目をキャッシュフロー計算書に使用できます。
財務諸表用元帳勘定をキャッシュフロー理由にリンクできます。
- 借方/貸方
-
勘定科目を借方取引と貸方取引のいずれに使用するかを指定します。
- デフォルト損益勘定
-
このチェックボックスがオンの場合、この勘定科目はデフォルトとして使用されます。
- 会計体系
-
特定のイベントの結果が転記される勘定科目の体系。会計体系は親子階層構造の元帳勘定で構成されています。
- 出力順序
-
勘定科目データを出力する順番を定義します。
- サブレベル
-
サブレベルを使用して財務諸表に必要な詳細の程度を決定できます。財務諸表は指定のサブレベルから出力できます。
注:サブレベルは各財務諸表用元帳勘定に対して必須です。
- 親財務諸表用元帳勘定
-
親財務諸表用元帳勘定を、財務諸表の合計金額に対して使用することができます。このためには、複数の子の財務諸表元帳勘定を親にリンクします。
この財務諸表用元帳勘定に対する親を入力します。
- 記号切替
-
選択した財務諸表用元帳勘定に -1 を乗算するかどうか、乗算する場合はどの場合に行うかを指定します。
- 切替なし
-
選択された財務諸表用元帳勘定の金額は修正されません。
- 値の選択中
-
[財務諸表用元帳勘定値の処理 (tffst1249m000)] セッションを実行すると、選択した財務諸表用元帳勘定の金額に「-1」が乗算されます。貸方から借方、または借方から貸方に変換するという意味ではありません。
財務諸表での計算は、修正された金額に基づきます。
- 出力前
-
財務諸表を出力する前に、選択した財務諸表用元帳勘定の金額に「-1」が乗算されます。
オリジナル金額に基づいて計算されます。金額を出力すると、修正された金額が出力されます。
- 選択中および出力前
-
[財務諸表用元帳勘定値の処理 (tffst1249m000)] セッションを実行すると、選択した財務諸表用元帳勘定の金額に「-1」が乗算されます。財務諸表を出力するときに、この処理が繰り返されます。
財務諸表での計算は、修正された金額に基づきます。金額を出力すると、オリジナル金額が出力されます。
- 適用なし
- 代替勘定
-
リンクされた財務諸表用元帳勘定と記号 (借方/貸方値) が異なる金額を振り替えることができる勘定
例
貸方勘定として定義済の 「短期債務」 財務諸表用元帳勘定が、借方勘定として定義済の 「現預金」 の代替勘定として設定されています。「短期債務」 財務諸表用元帳勘定にリンクされた元帳勘定の合計値は 10000 です。
「現預金」 にリンクされた元帳勘定の値 「現預金」 について財務諸表に出力される値 「短期債務」 について財務諸表に出力される値 1000 借方 1000 10000 3000 貸方 13000 - 代替勘定の使用法
-
マイナス金額および借方金額が財務諸表用元帳勘定から代替勘定にいつ振り替えられるかを示します。
- 合計
-
財務諸表用元帳勘定のマイナス金額の合計が、代替勘定に振り替えられます。
- 個別
-
リンクされた元帳勘定、ディメンション、またはキャッシュフロー理由によって、マイナス金額が代替勘定に振り替えられます。
例: 財務諸表用元帳勘定に 4 つの元帳勘定があり、その 1 つがマイナスの場合、この元帳勘定が代替勘定に振り替えられます。
- グループ別
-
([代替財務諸表用元帳勘定グループ (tffst1130m000)] セッションで定義された) グループの合計金額によって、マイナス金額が代替勘定に振り替えられるか否かが決まります。
- 端数修正勘定
-
端数修正が転記される元帳勘定
- 分母勘定
-
割合を計算するときに、分母として定義される財務諸表用元帳勘定
- 勘定テキスト
-
このチェックボックスがオンの場合、この勘定科目についてテキストが存在します。
- 通貨詳細
-
- 履歴レートの使用
-
このチェックボックスがオンの場合、利用可能な履歴レートが使用されます。
- レートタイプ
-
/baanerp/tp/glossary/glossary#000046
- 為替差益および損失勘定
-
為替差損益が転記される元帳勘定