ファクタリング請求書の清算、払戻/買戻 (tfcmg6200m000)

回収先取引先がファクタリング会社に支払を行い、保留金額が存在しない場合は、ファクタリング請求書を決済できます。償還ありのファクタリングの場合は、ファクタリング会社の振戻規定を作成するための入力項目が破棄されます。この項目は、[伝票をファクタリング会社に送付 (tfacr2212m000)] セッションで請求書をファクタリング会社に送付した際に、｢ファクタリング請求書の偶発債務｣ 元帳勘定に関して作成されたものです。

回収先取引先がファクタリング会社への支払を実行せず、ファクタリング会社がその金額の振戻を提示した場合には、このファクタリング会社を振り戻す必要があります。この場合には、そのファクタリング会社への支払金額の貸方票が作成されます。この金額は、未払請求書でのファクタリング会社による支払額とファクタリング手数料の合計金額です。[現預金管理パラメータ (tfcmg0100s000)] セッションの [払戻時に借方票を作成] チェックボックスをオンにすると、LN でオリジナル回収先取引先の借方票が作成されます。このチェックボックスをオフにすると、オリジナル請求書が再計上されます。

請求書を買い戻す場合は、ファクタリング会社がオリジナル回収先取引先に置き換えられます。償還ありおよび償還なしのファクタリング請求書を買い戻すことができます。償還ありのファクタリングの場合は、｢ファクタリング請求書の偶発債務｣ 元帳勘定への入力が振り戻されます。そのファクタリング請求書に関して回収がすでに登録されている場合は、その金額をファクタリング会社に振り戻すための貸方票が作成されます。

償還なしのファクタリング請求書の場合は、その請求書の金額が回収されていない場合にのみ買い戻すことができます。この場合、オリジナル請求書が再計上され、ファクタリング会社への請求書の送付時に転記された割引などの控除は破棄されます。ファクタリング会社の名目で作成された請求書も、クローズされます。

これらの取引での財務上の転記の詳細については、次の内容を参照してください。

• 償還によるファクタリング
• 償還なしのファクタリング
• ファクタリング - 回収

ファクタリング会社の伝票の決済または振戻の前に、選択内容の表示と絞込みを行うには、[特定請求書の選択] チェックボックスをオンにして [特定請求書] をクリックします。[特定請求書の清算、払戻/買戻 (tfcmg6100m000)] セッションが開始されます。