電子銀行勘定照合表の変換 (tfcmg5202m000)

セッションの目的: 電子銀行勘定照合表 (EBS) ファイルを変換します。

変換処理には、以下のセッションで定義される、電子銀行勘定照合表を含むファイルと EBS ファイルのレコードタイプ/対象が使用されます。

  • 電子銀行勘定照合表のレコードタイプ (tfcmg5104m000)
  • 電子銀行勘定照合表の変換データ (tfcmg5105m000)

このファイルには銀行リレーションが含まれている必要があります。

変換処理には次のステップがあります。

  • 変換中の状況: [変換中]

    変換中に、ファイルが LN フォーマットに変換されます。

    変換が中断した場合には、中断されたポイントから変換を再開できます。

  • 変換後の状況: [変換済]

    変換されたデータは電子銀行勘定照合表テーブルに保存され、もう一度変換することはできません。

    変換されたファイルが元のディレクトリから銀行リレーションに関して定義されたアーカイブディレクトリに移動されます。アーカイブディレクトリは、[銀行リレーション (tfcmg0510m000)] セッションのEBS アーカイブのパスで指定します。

変換詳細
銀行

EBS ファイルの送付元の銀行

変換対象のデータの定義が次のセッションで定義されている場合にのみ、ファイルを変換できます。

  • 電子銀行勘定照合表のレコードタイプ (tfcmg5104m000)
  • 電子銀行勘定照合表の変換データ (tfcmg5105m000)
EBS ファイルパス名

電子銀行勘定照合表 (EBS) ファイルに使用されるパス

デフォルト

[銀行リレーション (tfcmg0510m000)] セッションの [EBS ファイルのパス]で定義されたパスがデフォルトで表示されます。ファイル名を追加してください。

ファイル名に現在の日付を追加するには、[銀行リレーション (tfcmg0510m000)] セッションの[EBS アーカイブのパス]フィールドで定義されたアーカイブディレクトリにチルダ (~) を付加します。

ファイルは 1 回だけ変換できます。

変換後、オリジナル EBS ファイルはアーカイブディレクトリに置かれ、オリジナルディレクトリから削除されます。

電子銀行勘定照合表

エラーが発生した場合は、既存の EBS ファイルを選択してもう一度変換します。

注: 

[現預金管理パラメータ (tfcmg0500m000)] セッションで、[電子銀行勘定照合表]の[現預金明細]タブでシリーズが指定されている場合にのみ、EBS ファイルを選択できます。

変換済電子銀行勘定照合表

変換済銀行勘定照合表の識別子

オプション
各 EBS ラインを新規取引として処理

このチェックボックスがオンの場合、個々の EBS ラインが新規取引として処理されます。

検証

変換済の銀行勘定照合表を検証するには、このチェックボックスをオンにします。

検証チェック

変換済銀行勘定照合表がさらに処理される前に、いくつかのチェックが実行されます。これらのチェックの結果に応じて、以下が適用されます。

  • 銀行勘定照合表がすべてのチェックに合格すると、すべての銀行勘定照合表ラインの状況が[検証済]になります。
  • それ以外の場合は[例外]チェックボックスがオンになり、銀行勘定照合表の状況は、すべてのラインや詳細を含め、[検証の警告]となります。
小切手番号の先行ゼロを削除

このチェックボックスがオンの場合、小切手番号の前のゼロが削除されます。

UTF-8 ファイルフォーマット

このチェックボックスがオンの場合、変換対象となる EBS ファイルには、「Unicode 変換フォーマット」 (UTF) に従って 8 ビット Unicode 文字が使用できます。

不明通貨を無視

このチェックボックスがオンの場合、 LNは、EBS ファイルのオリジナル金額で指定されている通貨が通貨テーブルに存在するかどうかのチェックを行いません。このチェックボックスがオフの場合、通貨テーブル内に通貨が存在しない場合、エラーメッセージが表示され、変換が停止されます。

注: 

このチェックボックスに対するデフォルト値は、[現預金管理パラメータ (tfcmg0100s000)] セッションから取得されます。

MT940 口座識別を無視

このチェックボックスがオンの場合、 LN は、銀行口座 (タグ :25:、MT940 ファイル) が、指定済の銀行の銀行口座と同じであるかどうかのチェックを行いません。このチェックボックスがオフの場合、 および銀行口座 (タグ:25:) が指定済み銀行の銀行口座と同じでない場合、銀行勘定照合表はスキップされます。

注: 

このチェックボックスがオンの場合、、および MT940 ファイルに複数の銀行勘定照合表がある場合、すべての銀行勘定照合表が 1 つの銀行勘定照合表に統合されます。このチェックボックスがオフの場合、指定済みの銀行に関する銀行勘定照合表のみが変換されます。