現預金管理パラメータ (tfcmg0100s000)
セッションの目的: 現預金管理のデータを管理するパラメータをメンテナンスします。このセッションは、買掛金と売掛金のデータの処理方法を決定します。
- 支払
-
- 発効日
-
現預金管理パラメータが最後に修正された日付と時刻
このフィールドが空の場合には、現預金管理パラメータを修正できます。
- 記述
-
パラメータセットについての記述
- 支払オプション
-
- 会社グループによる支払
-
このチェックボックスがオンの場合、この会社の代わりにグループ会社が支払を行います。
例
会社 A、B、および C がグループ会社 D に所属します。
このチェックボックスがオフの場合、支払は、会社 A、B、および C で個別に行うことも、会社 D として行うこともできます。
このチェックボックスがオンの場合、会社 A、B、および C に代わって、グループ会社 D としてのみ支払を実行できます。
グループ会社は、[財務会社パラメータ (tfgld0503m000)] セッションで定義されます。
注:他社からの請求書も選択する場合は、このチェックボックスをオフのままにして、[支払用請求書の複数会社選択]フィールドで該当する設定を選択します。
- 支払用請求書の複数会社選択
-
このパラメータが[請求書の選択]または[両方]に設定されている場合、次の両方の条件が他社に適用されているのであれば、[支払請求書の選択 (tfcmg1220m000)] セッションで他社からの請求書を選択できます。
- [会社グループによる支払] チェックボックスがオフになっている
- [支払用請求書の複数会社選択]パラメータが[自己の請求書の選択]または[両方]に設定されている
指定可能な値
- [請求書の選択]: 現在の会社は、すべての利用可能な会社を選択できます (他社が現在の会社を選択することはできません)。
- [自己の請求書の選択]: 現在の会社は、自社のみを選択できます (他社が現在の会社を選択することはできません)。
- [両方]: 現在の会社は、すべての利用可能な会社を選択できます (他社も現在の会社を選択できます)。
- [適用なし]: 他社が現在の会社を選択することはできません。
例:
会社 100 200 300 400 500 600 オプション 請求書の選択 自社請求書を利用可能 両方 両方 請求書の選択 適用なし 選択した会社 100 200 200 200 200 600 200 300 300 300 300 400 400 400 400 500 注:- デフォルト: [適用なし]
- このフィールドは、[会社グループによる支払]がオフになっている場合にのみ有効になります。
- 支払に対するファイナライズ済請求書のみを選択
-
このチェックボックスがオンの場合、 [支払請求書の選択 (tfcmg1220m000)] セッションでの支払には、ファイナライズ済請求書のみが選択されます。
請求書は[ファイナライズ処理 (tfgld1212s000)] セッションでファイナライズされます。
注:ファイナライズされていない請求書を[支払通知ライン (tfcmg1101m000)] セッションでマニュアルで処理しようとすると、警告が表示されます。
- 支払に対する未承認の請求書を選択
-
このチェックボックスがオンの場合、 [支払請求書の選択 (tfcmg1220m000)] セッションで承認済請求書とともに未承認オーダ関連の請求書も選択されます。
請求書の承認には、買掛金モジュールの下記セッションを使用します。
- [購買請求書の処理 (tfacp2107m000)]
- [範囲別購買請求書の照合/承認 (tfacp2280m000)]
注:このパラメータは、[支払請求書の選択 (tfcmg1220m000)] セッションでしか使用できません。[支払通知 (tfcmg1609m000)] セッションなど、請求書をマニュアルで支払実行に追加できる他のセッションでは、このパラメータのチェックが実行されません。このパラメータでは、支払の承認が参照されません。支払請求書を選択できるのは、[支払の承認] 状況が [Yes] または [適用なし] の場合だけです。
- 販売請求書による支払清算
-
このチェックボックスがオンの場合、デフォルトで[支払請求書の選択 (tfcmg1220m000)] セッションの[販売請求書の清算]チェックボックスがオンに設定され、支払手順の実行対象に選択された特定の請求書範囲に販売請求書が含まれます。
- 貸方販売請求書の支払
-
このチェックボックスがオンの場合、デフォルトで[支払請求書の選択 (tfcmg1220m000)] セッションの[支払販売貸方票]チェックボックスがオンに設定され、支払手順の実行対象に選択された特定の請求書範囲に販売貸方票が含まれます。
- 選択後の支払処理を有効化
-
このチェックボックスがオンの場合、 [支払請求書の選択 (tfcmg1220m000)] セッションの[中断のない支払実行]フィールドが有効になります。
- 支払バッチ承認
-
このチェックボックスがオンの場合、支払バッチは承認済ユーザによる承認が必要です。承認済バッチは、ユーザによる変更ができません。[支払権限 (tfcmg1100m000)] セッションで、ユーザに権限を付与することができます。
- 支払の設定
-
- 支払の銀行リレーション
-
支払手順にリンクできるデフォルトの銀行リレーション
- 最終支払バッチ
-
支払のために選択した請求書を含むバッチです。このバッチをチェックした後、LN により支払処理を実行し、支払伝票を生成します。
最後に作成された支払バッチは、デフォルトでここに表示されます。会社で初めてデータが設定されたときには、支払バッチがゼロになります。
- 支払のデフォルトデバイス
-
支払レポートを出力する必要のあるデフォルト出力デバイスコードを選択します。
- 支払処理デフォルト ID
-
支払処理デフォルト ID コードを選択します。このコードは、[支払請求書の選択 (tfcmg1220m000)] セッションと支払の処理 (tfcmg1240m000) セッションでデフォルト値として表示されます。この ID コードは、中断のない支払実行を行う際に使用されます。
- 源泉徴収税
-
- 源泉徴収税の中間元帳勘定
-
請求書支払で支払可能な源泉徴収税および源泉社会献金を対象とするスタンディングオーダ支払予定のための元帳勘定
請求書支払で支払可能な源泉徴収税額および社会献金額についての支払予定が、この元帳勘定に転記されます。スタンディングオーダの請求元取引先からディメンションが派生します。
- 銀行手数料の控除
-
- 銀行手数料勘定の控除
-
支払済金額から差し引かれた銀行手数料を日本の発注先に転記するための元帳勘定
- 銀行手数料勘定の中間控除
-
支払済金額から差し引かれた銀行手数料を日本の発注先に転記するための中間勘定
- 銀行手数料税金勘定の中間控除
-
支払済金額から差し引かれた税額を日本の発注先に転記するための中間勘定
- 口座引落
-
- 口座引落オプション
-
- 会社グループ別口座引落
-
このチェックボックスがオンの場合、この会社の代わりにグループ会社が顧客回収を徴収します。
例
会社 A、B、および C がグループ会社 D に所属します。
このチェックボックスがオフの場合、顧客回収は会社ごとに個別実行することも、1 グループ内の全会社を対象に一括実行することもできます。
このチェックボックスがオンの場合、グループ会社のみが会社 A、B、および C に代わって顧客回収を徴収できます。
グループ会社は、[財務会社パラメータ (tfgld0503m000)] セッションで定義されます。
注:他社からの請求書も選択する場合は、このチェックボックスをオフのままにして、[口座引落用請求書の複数会社選択]フィールドで該当する設定を選択します。
- 口座引落用請求書の複数会社選択
-
このパラメータが[請求書の選択]または[両方]に設定されている場合、次の両方の条件が他社に適用されているのであれば、[口座引落用請求書の選択 (tfcmg4220m000)] セッションで他社からの請求書を選択できます。
- [会社グループによる支払] チェックボックスがオフになっている
- [口座引落用請求書の複数会社選択]パラメータが[自己の請求書の選択]または[両方]に設定されている
指定可能な値
- [請求書の選択]: 現在の会社は、すべての利用可能な会社を選択できます (他社が現在の会社を選択することはできません)。
- [自己の請求書の選択]: 現在の会社は、自社のみを選択できます (他社が現在の会社を選択することはできません)。
- [両方]: 現在の会社は、すべての利用可能な会社を選択できます (他社も現在の会社を選択できます)。
- [適用なし]: 他社が現在の会社を選択することはできません。
例:
会社 100 200 300 400 500 600 オプション 請求書の選択 自社請求書を利用可能 両方 両方 請求書の選択 適用なし 選択した会社 100 200 200 200 200 600 200 300 300 300 300 400 400 400 400 500 注:- デフォルト: [適用なし]
- このフィールドは、[会社グループ別口座引落]がオフになっている場合にのみ有効になります。
- 口座引落に対するファイナライズ済請求書のみを選択
-
このチェックボックスがオンの場合、 [口座引落用請求書の選択 (tfcmg4220m000)] セッションでファイナライズ済請求書のみが選択されます。
請求書は[ファイナライズ処理 (tfgld1212s000)] セッションでファイナライズされます。
注:ファイナライズされていない請求書を[口座引落通知 (tfcmg4609m000)] セッションでマニュアルで処理しようとすると、警告が表示されます。
- 購買請求書による口座引落を清算
-
このチェックボックスがオンの場合、 [口座引落用請求書の選択 (tfcmg4220m000)] セッションで[購買請求書の清算]オプションがデフォルトで選択され、口座引落手順用に選択された特定請求書範囲に含まれます。
- 口座引落に対する未承認請求書を選択
-
このチェックボックスがオンの場合、承認済請求書のみでなく、未承認の請求書も[口座引落用請求書の選択 (tfcmg4220m000)] セッションで選択されます。
- 購買貸方請求書を借方記入
-
このチェックボックスがオンの場合、 [口座引落用請求書の選択 (tfcmg4220m000)] セッションでの口座引落通知の作成中に未決済の購買貸方票が選択され、購買貸方票の範囲を入力できます。
- 選択後の口座引落処理を有効化
-
このチェックボックスがオンの場合、 [口座引落用請求書の選択 (tfcmg4220m000)] セッションで請求書を選択すると、自動的に回収処理が開始されます。
口座引落は、支払の自動処理と同様に、ユーザの操作なしで自動的に処理できます。正しく処理できない取引は、別のバッチに移動されます。口座引落実行の完了後、問題を解決してこのバッチを処理できます。
- 口座引落バッチ承認
-
このチェックボックスがオンの場合、口座引落バッチは承認済ユーザによる承認が必要です。承認済バッチは、ユーザによる変更ができません。[支払権限 (tfcmg1100m000)] セッションで、ユーザに権限を付与することができます。
- 口座引落設定
-
- 口座引落の銀行リレーション
-
口座引落手順にリンクする必要のある銀行リレーション
- 最終口座引落バッチ
-
最後に作成された口座引落バッチが、ここに表示されます。
初めてデータを設定する会社の場合には、このフィールドの値はゼロになります。
- 回収のデフォルトデバイス
-
デフォルトで回収ファイルの送付先となる出力デバイス
- 口座引落処理デフォルト ID
-
口座引落処理に使用される、出力デバイス、取引日、会計期間などのデフォルト値のセット
このフィールドが空のままの場合、[口座引落の自動実行]チェックボックスおよび[口座引落用請求書の選択 (tfcmg4220m000)] セッションの[口座引落処理デフォルト ID] フィールドは使用不可になります。
口座引落処理デフォルト ID は、次のセッションの新しい[口座引落処理デフォルト ID] フィールドのデフォルト値です。
- [銀行を口座引落に割当 (tfcmg4250m000)]
- [口座引落バッチの監査 (tfcmg4255m000)]
- 口座引落委任番号グループ
-
口座引落委任に使用される番号グループ
- 委任シリーズ
-
口座引落委任に使用されるシリーズ
- 現預金明細
-
- 前払金/前受金
-
- 前払金/前受金の税金計算
-
このチェックボックスがオンの場合、前払金および前受金に課税される税額が計算されます。
このチェックボックスがオンの場合、[前払金の割当に対する購買税]フィールドおよび[前受金の割当に関する売上税]フィールドの税額を転記する元帳勘定を指定できます。この指定には、次のセッションのいずれかを使用します。
- [税金コードに対する転記データ (tfgld0171s000)]
- [複数税金コード用転記データ (tfgld0170s000)]
前払金または回収額は、[税金計算の最低額]フィールドで指定された金額以上である必要があります。
- 前払金の分類の使用
-
このチェックボックスがオンの場合、前払金の分類に基づいて、財務取引先グループから元帳勘定が決定されます。
ドイツでは、これらの分類に応じて前払金を区別することを企業に対して法的に義務付けています。
このチェックボックスがオンの場合、 [支払通知ライン (tfcmg1101m000)] セッションで前払金の分類を選択できます。
- 税金計算の最低額
-
税額計算/転記の対象となる、前払金および前受金の最低額
- 現地通貨
-
税金計算の金額を表す現地通貨
- 源泉徴収税
-
- 前払金の源泉徴収税
-
このチェックボックスがオンの場合、前払金に対して源泉徴収税が課されます。このフィールドを使用できるのは、[前払金/前受金の税金計算]チェックボックスがオンの場合のみです。
注:次のセッションの[前払金の租税勘定]および[前払金の割当に対する購買税]の各フィールドで、源泉徴収税額用に元帳勘定を定義する必要があります。
- [複数税金コード用転記データ (tfgld0170s000)]
- [税金コードに対する転記データ (tfgld0171s000)]
- 割当中の伝票の振戻
-
源泉徴収税額用に評価入力を転記する伝票
源泉徴収税額は、前払の割当中と請求書上への 2 回転記されます。下記の伝票の税額の 1 つを振り戻して、正しい税額にする必要があります。評価入力を転記する必要のある伝票を選択します。
- [最も新しい伝票]: 最も新しい伝票
- [前払]: 前払の源泉徴収税額に使用する伝票
- [最も古い伝票]: 最も古い伝票
- [請求書]: 源泉徴収税額の割当に使用する伝票
- 源泉徴収税を予定前払の実際の勘定に転記
-
このチェックボックスがオンの場合、 [導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0500m000)] セッションの[イスラエルの源泉徴収税]チェックボックスがオンになっていない場合は次のようになります。
- [支払の転記 (tfcmg1257m000)] セッションでは、[財務取引先グループ別勘定科目 (tfacp0110m100)] セッションで定義された 「支払予定の控除額」 元帳勘定ではなく、[単一税金コードの転記データ (tfgld0571m000)] セッションで定義された実際の元帳勘定に転記されます。
- 作成された前払予定が調整されると、[支払の調整 (tfcmg2103s000)] セッションにおいて支払伝票状況が次のように設定されます。
- 完了: 源泉徴収税額の転記は行われません。
- 拒否: [単一税金コードの転記データ (tfgld0571m000)] で定義された実際の元帳勘定に以前転記された源泉徴収税は評価転記されます。
- 統計/現預金予測
-
- 現預金予測の自国通貨
-
現預金予測に使用する自国通貨コードを選択します。
注:現預金予測用の自国通貨を変更すると、以前の現預金予測のレコードはすべて削除されます。
- EMU 通貨の代わりにユーロを使用
-
このチェックボックスがオンの場合、 現預金予測の更新前に、EMU 通貨で表された金額がユーロに変換されます。その結果、現預金予測では EMU 通貨は表示されなくなります。
- 電子銀行勘定照合表
-
- テレバンキングの場合の取引日
-
電子銀行勘定照合表 (EBS) 処理の照合結果で伝票日付として使用する日付を選択します。
指定可能な値
- 価値の日付
-
銀行勘定照合表ラインの価値日付 (UTC)
- 予約日
-
取引が記帳された日付
- 取引明細書日付
-
銀行勘定照合表の日付
- 番号グループ
-
電子銀行勘定照合表に使用される番号グループ
注:- ビジネスオブジェクト文書を使用して Infor LN に対して処理する場合にのみ、送金通知の番号グループおよび[シリーズ]にマニュアルでキーを指定することができます。
- シリーズは送金通知番号の生成にも使用されます。
- 取引シリーズ
-
電子銀行勘定照合表に使用されるシリーズ
注:- ビジネスオブジェクト文書を使用して Infor LN に対して処理する場合にのみ、送金通知の番号グループおよび[シリーズ]にマニュアルでキーを指定することができます。
- シリーズは送金通知番号の生成にも使用されます。
- 現預金の割当オプション
-
- 支払超過の許可
-
現預金割当の処理中に送金通知に支払超過を使用できるようにするには、このチェックボックスをオンにします。これにより、請求書にマイナスの残高を使用できるようになります。
注:評価済入庫決済 (ERS) の場合に必須です。
- 支払超過の場合はアクションなし
-
このチェックボックスをオンにすると、[支払超過のデフォルトアクション]が[活動なし]に設定されます。
- 支払超過のデフォルトアクション
-
いずれかのオプションを選択して、支払超過額の処理方法を定義します。
指定可能な値
- [前払]
- [未配賦]
- 支払不足の許可
-
現預金割当の処理中に送金通知に支払不足を使用できるようにするには、このチェックボックスをオンにします。
注:評価済入庫決済 (ERS) の場合に必須です。
- 支払不足の借方票を使用
-
支払不足に対する借方票を作成するには、このチェックボックスをオンにします。
- 支払不足のデフォルトアクション
-
いずれかのオプションを選択して、支払不足額の処理方法を定義します。
指定可能な値
- [活動なし]
- [貸方票]
- [借方票] ([支払不足の借方票を使用]がオンの場合のみ選択可能)
- [支払不足の通知]
- 請求書なしの許可
-
送金通知に示された出荷参照に基づいて、対応する売掛金請求書を検出できない場合のデフォルトアクションを指定するには、このチェックボックスをオンにします。
注:評価済入庫決済 (ERS) の場合に必須です。
- 請求書なしのデフォルトアクション
-
いずれかのオプションを選択して、この場合の処理方法を定義します。
指定可能な値
- [前払]
- [未配賦]
- デフォルト送金通知理由
-
次のような場合に送金通知付きの請求書を適用し、中断のない処理を行うために使用するデフォルトの理由コード
- 超過適用送金通知ライン
- 適用不足送金通知ライン
- 送金通知に示された出荷参照に基づいて、対応する売掛金請求書を取得できない送金通知ライン
注:評価済入庫決済 (ERS) の場合に必須です。
- 送金通知
-
- 番号グループ
-
送金通知に使用される番号グループ
注:評価済入庫決済 (ERS) の場合に必須です。
- シリーズ
-
送金通知に使用されるシリーズ
注:評価済入庫決済 (ERS) の場合に必須です。
- その他
-
- 控除
-
- 一部支払の延滞金利/割引
-
一部支払/回収についての割引、延滞金利、支払差額を計算するためのオプションを 1 つ選択します。
- なし
-
一部支払から割引額または手数料額は控除されません。
- 全額
-
初回の一部支払から割引額または手数料額が全額控除されます。
- 比例的
-
各一部支払から比例割引額または比例手数料額が控除されます。
- 控除の税金調整
-
このチェックボックスがオンの場合、販売請求書用に登録された税額を調整できます。
支払額が請求額と異なる場合、請求書の回収/支払における税額を再計算できます。この差異が生じる原因として、割引、延滞金利の控除、または支払差額が考えられます。再計算される税額は、支払額を基準とします。
- 控除の元帳勘定
-
税控除を転記する元帳勘定を指定する方法
[控除の税金調整]チェックボックスをオンにすると、次のいずれかの値を選択できます。
-
[税金コード]
[控除対象税金コード別転記データ (tfcmg0150m000)] セッションで、現在の財務会社の元帳勘定を指定できます。 -
[財務取引先グループ]
[財務取引先グループ別の勘定科目 (tfacr0110m100)] セッションで、財務取引先グループの元帳勘定を指定できます。
-
- 支払差額デフォルトの許容範囲
-
- 請求差額の予定下限 (%)
-
請求額の割合として表された、許容される下限の支払差額
LN が許容する支払差額の下限の割合を指定します。この割合は、[請求差額の予定下限]フィールドに入力されている金額とともに必ず考慮する必要があります。これらの金額が基準に合わない場合、下限の支払差額にデフォルト値は使用されません。
[支払権限 (tfcmg1100m000)] セッションで特定の許容範囲を定義していないユーザには、この許容範囲額が使用されます。
- 請求差額の予定上限 (%)
-
請求額の割合として表された、許容される上限の支払差額
LN が許容する支払差額の上限割合を指定します。この割合は、[請求差額の予定上限]フィールドに入力されている金額とともに必ず考慮する必要があります。これらの金額が基準に合わない場合、上限の支払差額にデフォルト値は使用されません。
[支払権限 (tfcmg1100m000)] セッションで特定の許容範囲を定義していないユーザには、この許容範囲額が使用されます。
- 請求差額の予定下限
-
財務会社グループに属するすべての会社で共有されるエンティティの残高を表す通貨。たとえば、LN では取引先残高に参照通貨が使用されます。
注:- 参照通貨は、複数会社構造の会社の共通基準通貨です。
- 標準通貨システム以外の通貨システムでは、参照通貨が通貨を使用したすべての計算のための会社の基準通貨になります。
- 請求差額の予定下限
-
許容される下限の支払差額
LN が許容する下限の支払差額を指定します。この金額は、[請求差額の予定下限 (%)] フィールドに定義されている割合とともに必ず考慮する必要があります。これらの金額が基準に合わない場合、下限の支払差額にデフォルト値は使用されません。
[支払権限 (tfcmg1100m000)] セッションで特定の許容範囲を定義していないユーザには、この許容範囲額が使用されます。
- 請求差額の予定上限
-
許容される上限の支払差額
LN が許容する上限の支払差額を指定します。この金額は、[請求差額の予定上限 (%)] フィールドに定義されている割合とともに必ず考慮する必要があります。これらの金額が基準に合わない場合、上限の支払差額にデフォルト値は使用されません。
[支払権限 (tfcmg1100m000)] セッションで特定の許容範囲を定義していないユーザには、この許容範囲額が使用されます。
- 銀行ファイル設定
-
- 取引連番を使用
-
このチェックボックスがオンの場合、銀行ファイルに取引連番が使用されます。ノルウェーおよびスウェーデンには、取引連番の使用を義務付けている銀行もあります。
このチェックボックスがオンの場合、[銀行ブランチ (tfcmg0511m000)] セッションで銀行に取引連番のセットをリンクできます。取引連番コードは、[取引連番コード (tfcmg0513m000)] セッションで定義します。
- 外貨払の理由
-
このチェックボックスがオンの場合、銀行ファイルに外貨での支払理由が記載されます。
- 回収確認
-
- 番号グループ
-
回収確認のシリアル番号の作成に使用される番号グループ
複数会社構造では、グループ会社の番号グループのみを指定できます。
- 取引シリーズ
-
回収確認のシリアル番号の作成に使用されるデフォルトシリーズ
財務会社グループの各会社は、固有のシリーズを使用する必要があります。
- 回収確認 - 前受金/仮受金
-
- 前受金/仮受金の異なるシリーズ
-
このチェックボックスがオンの場合、前受金/仮受金の回収確認に別の番号グループおよびシリーズを定義できます。
- 番号グループ前受金/仮受金
-
前受金/仮受金の回収確認のシリアル番号を生成する際に使用される番号グループ
注:このフィールドは、[前受金/仮受金の異なるシリーズ]チェックボックスがオンの場合のみ有効です。
- シリーズ前受金/仮受金
-
前受金/仮受金の回収確認のシリアル番号を生成する際に使用されるシリーズ
注:このフィールドは、[前受金/仮受金の異なるシリーズ]チェックボックスがオンの場合のみ有効です。
- 回収確認- 現金基準 VAT
-
- 番号グループ
-
回収確認のシリアル番号の作成に使用される番号グループ
複数会社構造では、グループ会社の番号グループのみを指定できます。
注:この別個の番号グループは、現金基準 VAT を選択したポルトガルの納税者には必須です。
この方式の場合、回収確認が次の条件を満たす必要があります。
- 出力済で顧客に渡されている
- SAF-T ファイルレポートで指定されている
- 取引シリーズ
-
回収確認のシリアル番号の作成に使用されるデフォルトシリーズ
財務会社グループの各会社は、固有のシリーズを使用する必要があります。
注:この別個のシリーズは、現金基準 VAT を選択したポルトガルの納税者には必須です。
この方式の場合、回収確認が次の条件を満たす必要があります。
- 出力済で顧客に渡されている
- SAF-T ファイルレポートで指定されている
- 許容範囲を越える割引をブロック
-
このチェックボックスがオンの場合、 [支払条件 (tcmcs0113s000)] セッションで定義された割引率を超える割引の指定または受入はできません。
このチェックボックスがオフの場合、 [支払条件 (tcmcs0113s000)] セッションで定義された割引率を上回る支払割引を指定した場合、警告が表示されます。
- 手形の支払/回収方法
-
手形の支払/回収方法を入力します。
手形用請求書の選択 (tfcmg4230m000) セッションでは、この支払方法が指定された請求書がすべて口座引落手順および小切手構成用に選択されます。
- 出荷
-
- 出荷に対する回収
-
このチェックボックスがオンの場合、出荷ラインごとに次のものが作成されます。
- 売掛金の出荷、オーダ、および品目情報が記録された別個の販売請求書
- 出荷情報が記載された回収スケジュール
次のような場合は、このチェックボックスをオンにします。
- 出荷明細に基づいて、前受金を請求書に割り当てる
- 評価済入庫決済 (ERS) を有効にする
[出荷に対する回収]チェックボックスがオフの場合、請求で選択された構成基準に従って、販売オーダ用の請求書が作成されます。貸方票には、一括払スケジュールラインを含めることができます。
パフォーマンスについて
このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 請求で使用しないコンセプト。
- ファクタリング
-
- 手数料
-
- 元帳勘定
-
ファクタリング手数料を転記する必要のあるデフォルト勘定科目
これは、[損益]勘定科目である必要があります。また、ファクタリング手数料のディメンションを適用可能に指定できます。
- ディメンション
-
ファクタリング手数料を転記する必要のあるディメンション
- 偶発債務
-
- 元帳勘定
-
請求書がファクタリング対象で、ファクタリングが償還による場合には、ファクタリング額をこの勘定科目に転記する必要があります。
これは、[貸借対照表]勘定科目である必要があります。また、偶発債務勘定のディメンションを適用可能に指定できます。
- ディメンション
-
ファクタリング額を転記する必要のあるディメンション
- 一般
-
- 一部支払の手数料
-
一部支払のファクタリング手数料の計算および転記方法
- なし
-
一部支払から割引額または手数料額は控除されません。
- 全額
-
初回の一部支払から割引額または手数料額が全額控除されます。
- 比例的
-
各一部支払から比例割引額または比例手数料額が控除されます。
- 払戻時に借方票を作成
-
借方票を作成するには、このチェックボックスをオンにします。未払請求書を再オープンするには、このチェックボックスをオフにします。
このチェックボックスがオンの場合、ファクタリング会社の請求書をブロックすると、借方票が作成されます。
このチェックボックスがオフの場合、ファクタリング会社の請求書をブロックする際に、オリジナル請求書が再オープンされます。デフォルトでは、このチェックボックスはオフに設定されています。
- 取引タイプ
-
- 請求書の再オープン/買戻
-
再オープンされた請求書の取引タイプ
取引分類は、[販売訂正]である必要があります。
- 償還による請求書の清算/買戻
-
償還によるファクタリング請求書の決済取引の取引タイプ
償還によるファクタリング請求書を決済する場合、[偶発債務] 勘定と [ファクタリング請求書] 勘定の仕訳が振り戻されます。取引分類は、[振替仕訳]である必要があります。
- 手形
-
- 手形
-
このチェックボックスがオンの場合、 財務会計で手形機能を使用できます。
パフォーマンスについて
このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 現預金管理で使用しない概念。
- 手形の最低額面
-
手形伝票を作成する最低金額
- 手形生成の通貨
-
手形の最低額面を指定する自国通貨
次のセッションでもこの通貨が使用されます。
- [回収先取引先別手形分割 (tfcmg0517m000)]
- [支払先取引先別手形分割 (tfcmg0518m000)]
- [収入印紙税の分割 (tcmcs1132m000)]
- 支払手形番号グループ
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手形の作成時およびユーザによるマニュアルでの手形の入力時に、支払手形の伝票番号の作成に使用される番号グループ
- 受取手形番号グループ
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手形の作成時およびユーザによるマニュアルでの手形の入力時に、受取手形の伝票番号の作成に使用される番号グループ
- 手形の会計オフィス
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このチェックボックスがオンの場合、各手形ステップの部署が登録されます。
このチェックボックスがオンの場合、手形残高のレポートを取引先別および部署別に作成できます。
- レポート
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- DAS 2
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- DAS 2 レポートの最低額
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DAS 2 レポートに使用される最低額
- SIREN コード
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ユーザ自身の会社の SIREN コード
- 設立コード
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ユーザ自身の会社の所在 ID コード
- Z4
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- Z4 レポート適用
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Z4 レポートを有効にするには、該当するオプションを選択します。
指定可能な値
- [支払]
- [回収]
- [支払/回収]
注:詳細は、次の情報を参照してください: Bundesbank - レポートシステム
- Z4 レポートの最低額
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Z4 レポートに使用される最低額