配賦元配賦関係 (tfcat4620m000)

セッションの目的: [配賦関係 (tfcat4500m000)] セッションで生成される配賦関係に基づいて、配賦元および配賦先ディメンションの範囲を表示およびメンテナンスします。配賦元ディメンションの各範囲に対して、複数の配賦先ディメンションを定義できます。配賦関係を生成できる期間の範囲も定義できます。

関係

配賦関係のタイプ

指定可能な値

予算年度

これらの関係は、年度ごとの単一ディメンション予算内の配賦に使用されます。

予算期間

これらの関係は、期間ごとの単一ディメンション予算内の配賦に使用されます。

実際

これらの関係は、実際原価内の配賦に使用されます。

年度開始

[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 配賦関係を適用できる年度

注: 

この値は、[関係]フィールドが[実際]に設定されている場合に指定します。

開始期間

[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 配賦関係を適用できる期間

注: 

この値は、[関係]フィールドが[実際]に設定されている場合に指定します。

予算

配賦関係を適用できる予算

記述

コードの記述または名称

処理済

実際の配賦関係が予算数値で検証済であることを示します。

配賦元ディメンションタイプ

配賦に貸方記入されるディメンションタイプ

記述

コードの記述または名称

開始配賦元ディメンション

個別の配賦関係を生成するための、ディメンションの範囲から貸方記入される最初のディメンション

注: 
  • ディメンションのタイプは[配賦元ディメンションタイプ]でなければなりません。
  • このディメンション範囲は、アルファベット昇順で指定する必要があります。
記述

コードの記述または名称

開始配賦元参照単位

参照単位の範囲から貸方記入される最初の参照単位。配賦元ディメンションで参照単位が使用される場合、この参照単位の金額は、配賦処理で使用されるディメンションの実際の原価値を表します。

記述

コードの記述または名称

終了配賦元ディメンション

個別の配賦関係を生成するための、ディメンションの範囲から貸方記入される最後のディメンション

終了配賦元参照単位

参照単位の範囲から貸方記入される最後の参照単位。配賦元ディメンションで参照単位が使用される場合、この参照単位の金額は、配賦処理で使用されるディメンションの実際の原価値を表します。

配賦元元帳勘定

貸方記入されるソース元帳勘定

注: 

この勘定は、サブレベルがゼロ (0) の損益勘定です。

記述

コードの記述または名称

配賦先ディメンションタイプ

配賦に借方記入されるディメンションタイプ

基本ディメンションタイプ

基本ディメンションのディメンションタイプ。基本ディメンションタイプを使用する場合、配賦処理は常に実際原価に基づきます。さまざまな配賦先間の配賦は、関連する基本ディメンションの実際原価の配分に基づきます。配賦先ディメンションにおいてすでに利用できる実際原価は、配賦処理と無関係です。

配賦先配賦タイプ

配賦先参照単位のパラメータに依存する配賦タイプ。関係、年度、予算、期間および配賦先参照単位の組合せ内では同一の配賦タイプを使用します。

指定可能な値

パフォーマンス
原価
等しい
予算配分

ディメンションにリンクされている参照単位への実際原価の配分方法を定義するコード

記述

コードの記述または名称

配賦タイプ

配賦元参照単位のパラメータに基づく配賦タイプ。関係、年度、予算、期間および配賦元参照単位の組合せでは同一の配賦タイプを使用します。

参照単位タイプ [数量基準] [金額基準]
計画タイプ [逆進] [累計] [逆進] [累計]
数量 Yes Yes No No
金額 No Yes No Yes
割合 No Yes No Yes

指定可能な値

数量

配賦関係がパフォーマンス値に基づいていることを示します。数量ベースの配賦方法において、ソースディメンションに少なくとも 1 つ以上の関連参照単位が含まれていると想定されていることを示します。参照単位は、数量ベースかつ累進である必要があります。

金額

インポート済実際原価とは無関係に固定額が再配賦されることを示します。そのため、インポート済原価の 100% を下回るか超過するかに関わらず、金額が再配賦できます。

割合

ディメンションにおいて原価の端数が切り捨てられることを示します。割合ベース定期配賦が有効な参照単位が使用される場合、期間別の割合は配賦原価の一部を示します。

数量

数量ベースの配賦で指定される数量

単位

数量を計測する単位

金額

数量ベースの配賦で指定される金額。この固定額は、配賦先ディメンションに借方記入されます。

注: 

このフィールドが有効になるのは、[配賦タイプ]フィールドが[金額]に設定されている場合のみです。

通貨

金額が指定される通貨

割合

割合ベースの配賦で指定される割合。この予算原価または実際原価の割合は、配賦先ディメンションから借方記入されなければなりません。

注: 

このフィールドが有効になるのは、[配賦タイプ]フィールドが[割合]に設定されている場合のみです。

割合記号

割合記号

期間均等分配

このチェックボックスがオンの場合、 [原価]または[パフォーマンス] (実際配分) に設定された[配賦先配賦タイプ]の期間の配分は、その期間に発生した実際原価または実際配賦 (パフォーマンス) と無関係に適用されます。再配賦は、配賦先ディメンション間で等しく実行されます。このチェックボックスがオフの場合、再配賦は、各期間で発生した実際原価に比例して実行されます。

定期配分率

[予算期間]関係および[実際]関係に関する期間と年度の割合または数量の関係

期間 ÷ 年度 x 100

例: 

20% ÷ 80% x 100 = 25%

評価

評価が実際数値と予算数値のどちらに基づいて行われるかを示します。予算関係および実際の関係はそれぞれ、財務予算システムモジュールまたは原価計算モジュールのいずれかからの予算数値または実際数値に基づいています。

指定可能な値

予算数値

LN では、原価の配賦計算に使用する金額を年度/期間ごとの単一ディメンション予算から誘導します。予算年度/期間の関係に対しては、その関係の予算が使用されます。実際の関係に対しては、LN は[財務会社パラメータ (tfgld0503m000)] セッションで設定されている実際予算を使用します。

実際数値

LN は、配賦コストの計算に使用する金額を参照単位別の実際原価から誘導します。予算配賦関係は予算の数字でしか評価できません。実際配賦関係は予算の数字または実際の数字のいずれかで評価できます。

評価部分

配賦先ディメンションに配賦される予算またはコストの部分

原価分類

配賦に貸方記入される原価分類。これは、1 次原価金額を制限するために使用します。数量または割合ベースの配賦 (すなわち、インポート済原価を使用する配賦タイプ) では、指定された分類に関する原価タイプのみが再配賦されます。

注: 

このフィールドは、[配賦タイプ]フィールドが[割合]に設定されている場合にのみ使用できます。