購買請求書の処理 (tfacp2107m000)

セッションの目的: 未決済 (未ファイナライズ) 購買請求書と貸方票の表示、マニュアル照合、承認または承認取消を行います。このセッションでは、請求額の明細とブロックデータを表示します。

請求額は変更できませんが、ブロックデータは変更できます。請求書状況が表示される [請求書状況] フィールドは、最も重要なフィールドです。

請求書状況が [登録済] の場合、請求書を入庫ラインまたはオーダラインと照合できます。適切なメニューで、適切な [照合] コマンドをクリックします。対応するセッションが開始されます。このセッションを使用して、請求書をマニュアルで照合できます。たとえば、[入庫の照合] をクリックすると、[購買入庫ラインの照合 (tfacp2544m000)] セッションが開始されます。

請求書状況が [照合済] の場合、次のアクションを実行できます。

  • 請求書の照合が完了している場合、その請求書を承認します。適切なメニューで、[承認] をクリックします。[承認取引の転記データ (tfacp1141s000)] セッションが開始されます。このセッションで、転記を義務付けられている日付および期間を指定する必要があります。
  • [未割当金額] がゼロ以外の場合、請求書を複数の入庫ラインまたは購買オーダラインと照合します。
  • 原価品目価格差額、または追加コスト取引を追加します。取引を追加するには、適切なメニューの [原価の追加] をクリックします。[照合済購買請求書/取引明細書ライン取引 (tfacp1133s000)] セッションが開始されます。

請求書が承認を受けられない場合、エラーメッセージが表示されます。

請求書状況が [承認済] の場合、 [未承認] をクリックして承認を取り消すことができます。たとえば、請求書に訂正を加える必要のある場合は、請求書の承認を取り消す必要があります。

注: 

未ファイナライズ請求書にアクセスする権限がある場合は、[アクション] メニューの [購買請求書入力] オプションを使用して未ファイナライズ請求書にアクセスすることができます。

請求書伝票

請求書 ID の取引タイプ部分

請求書伝票

請求書 ID の伝票番号部分

取引先

この請求書にリンクされた請求元取引先

正味額

請求書の正味額

通貨

請求額の表示に使用する通貨

請求書状況

照合/承認処理で、請求書が到達したステージ

請求書状況には処理の各ステージが反映されます。請求書状況の変化の仕方は、次のとおりです。

  1. [ドラフト] → [登録済]
  2. [登録済]→ [照合済]
  3. [照合済]→ [承認済]
  4. [承認済]→ [照合済] (請求書の承認を取り消した場合)

照合手順

次のいずれかの操作を実行します。

  • [購買オーダと照合]
  • [購買入庫と照合]
  • [購買消費と照合]
  • [適用なし]
財務会社

請求書が作成された財務会社のコード

注: 

このフィールドは、未決済品目買掛金テーブル (tfacp500) が共有されている場合にのみ表示されます。

照合状況

受取済購買請求書の照合状況を示します。

指定可能な値

不照合
部分的に照合済
適用なし
完全一致
注: 

受取済購買請求書の数量の照合が完了しているが、入庫が最終でない場合 (たとえば検査がまだ完了していない場合)、受取済購買請求書は部分的に照合済とみなされます。

入庫 (検査を含む) が最終である場合、照合済数量に基づいて、この値は[部分的に照合済]または[完全一致]に更新されます。

請求書が[費用請求書]である場合、この値は[適用なし]に設定されます。

税金整合性

このチェックボックスがオンの場合、 [未割当金額] がゼロになり、すべての税金取引ラインと関連する照合済および追加コストラインが税金コードと正味金額の両方に準拠します。

このチェックボックスがオフの場合、 Infor LN でワークフローの請求書を提出することができません。請求書を承認するには、税金整合性チェックを実行する必要があります。

注: 
  • このフィールドが表示されるのは、次の場合のみです。
    • [買掛金パラメータ (tfacp0100m000)] セッションの [税金整合性をチェック] チェックボックスがオンになっている
    • [請求タイプ] が [費用請求書] 以外である
エラーログのエラー

このチェックボックスがオンの場合、受取済購買請求書の照合時に[エラーログ (tfacp2580m000)] セッションにエラーが存在します。

ファイナライズ実行番号

受取済購買請求書のファイナライズ実行番号

取引先請求書番号

請求元取引先が請求書の識別に使用する番号

請求額が支払われる際に、支払参照としてこの番号が出力されます。

自己請求/内部請求書

このチェックボックスがオンの場合、この請求書は自己請求請求書または内部請求書です。

ロジスティック会社

オーダが作成されたロジスティック会社

金額
正味額

請求通貨

正味額

請求書の正味額

正味額は、合計請求額から次の金額を差し引いた金額です。

  • 合計税額
  • 訂正
  • 貸方票

指定対象原価

[品目グループ (tcmcs0123m000)] セッションで品目グループの原価指定チェックボックスがオンになっている場合の金額

指定対象原価

クリックすると自己請求請求書も表示されます。

照合金額

購買オーダまたは入庫とすでに照合された請求書の金額

指定対象原価取引

[品目グループ (tcmcs0123m000)] セッションで品目グループの原価指定チェックボックスがオンになっている場合の取引額

指定対象原価取引

クリックすると費用請求書も表示されます。

照合済輸入仕入原価

照合済の輸入仕入原価額

入力済取引

[照合済購買請求書/取引明細書ライン取引 (tfacp1133s000)] セッションでこの請求書に対して入力した原価品目および追加コスト取引の合計金額。請求書の取引を入力するには、適切なメニューメニューの[原価の追加]をクリックします。

未割当金額

購買オーダまたは原価品目にまだ割り当てられていない請求額。この金額が 0 の場合は、請求書の照合が完了しています。

価格差額

請求額とオーダ金額または商品回収額との間の差異。価格差額は、オーダ時と請求時の単位あたりの価格差異に起因する差異です。

価格差額は次のように計算されます。

価格差額 = 請求済数量 × (オーダ単価 - 請求単価) 

権限データ
保留理由

請求書をブロックしたい場合は、保留理由を請求書にリンクする必要があります。

割当承認者

請求書の承認および保留理由の削除、または請求書の価格差額および支払の承認を許可されている割当承認者

承認可能期限

その日までに請求書を支払承認しなければならない最終の日付

その他
請求タイプ
費用請求書

購買請求書は、購買オーダとのリンクはなく、オーダ/受取と照合されずに総勘定元帳に転記されます。請求書の取引ラインは[取引タイプ]セッションで入力できます。

購買オーダ関連請求書

購買請求書は、LN 内にある 1 つ以上の購買オーダと関連します。この請求書に対しては、購買請求書照合手順を実施する必要があります。

輸入仕入原価関連請求書

購買請求書は、LN 内にある 1 つ以上の輸入仕入原価ラインと関連します。この請求書に対しては、購買請求書照合手順を実施する必要があります。

輸送オーダ関連請求書

購買請求書は、輸送に存在する 1 つ以上の積荷または出荷と関連します。この請求書に対しては、購買請求書照合手順を実施する必要があります。

オーダ

購買オーダ番号を使用すると、購買請求書との照合の手順で入庫を選択することができます。請求書の参照先オーダが 1 つの場合は、このフィールドにオーダ番号を入力することができます。

自動照合を実行する場合、オーダ番号は必須入力です。オーダ番号を入力しない場合、請求書はマニュアルのみ照合できます。

積荷

LN では、特定の日時に、特定の経路を使用して、特定の輸送手段で運搬されたすべての商品、出荷、あるいはそれら両方を指します。

梱包票

出荷する特定の梱包内容を詳細に記載したオーダ文書。項目には、品目の説明、荷主または顧客の品目番号、出荷数量、および出荷品目の在庫単位などがあります。

出荷

輸送が輸送を計画する最小の荷物。出荷は積荷の識別可能な部分であり、特定の経路により所定の日付/時刻で所定の目的地に輸送されるいくつかの商品が含まれます。

輸送オーダクラスタ

輸送オーダクラスタは、運送業者に外注される出荷オフィス、計画グループ、重複するタイムウィンドウ、輸送手段グループなど、同じプロパティを持つ輸送オーダラインのグループです。運送業者は、外注オーダに従って、輸送オーダラインにリストされている商品の輸送を計画および実行します。

承認
伝票

購買請求書の承認に使用する取引タイプ。請求書の承認が問題なく完了すると、このフィールドに承認用の取引タイプが入力されます。

この取引タイプで会計取引が作成されます。このタイプが適用されるのは、請求書照合手順を使用する場合のみです。

伝票

購買請求書の承認に使用される伝票番号。請求書の承認が問題なく完了すると、このフィールドに伝票番号が入力されます。

この伝票番号で会計取引が作成されます。この番号が適用されるのは、請求書照合手順を使用する場合のみです。

取引入力日

バッチの取引が入力された日付

バッチ

承認済請求書を総勘定元帳に転記するために使用されるバッチの番号

バッチ年度/期間

会計取引がリンクされている会計年度

/

会計取引が元帳で処理される期間