使用されない統合伝票タイプ

初期化中に、元帳勘定またはディメンションの検索に使用されない統合伝票タイプが数多く作成されます。このような統合伝票タイプはマップできません。

たとえば、いくつかの統合伝票タイプを使用して、売掛金統制勘定の借方転記および買掛金統制勘定の貸方転記をディメンション会計用の適切なディメンションにマップするとします。これらの統合伝票タイプについては、取引の借方または貸方のどちらか一方に対してディメンションマッピングを定義するだけで済みます。これらの取引の元帳勘定は統合マッピング体系で定義されるのではなく、財務取引先グループの統制勘定として定義されます。

固定資産では、取引の片側 (借方または貸方) の元帳勘定の検索にしか使用されない統合伝票タイプがあります。もう一方の側の元帳勘定は、固定資産管理の別の統合伝票タイプのマッピングから取得されます。そのような統合伝票タイプについては、取引の片側のマッピングのみを定義するだけで済みます。

統合伝票タイプ 記述 マップする勘定
ACP00003 ディメンション勘定科目買掛金/自己請求 貸方
ACP00004 ディメンション勘定科目買掛金/内部輸送請求書 貸方
ACP00005 ディメンション勘定科目買掛金/手数料 貸方
SLI00001 販売請求書のディメンション会計 借方
FAM_ACCU 減価償却累計額 貸方
FAM_ASSE 資産 借方
FAM_CAPA 資本蓄積 貸方
FAM_CHAR 寄付金 借方
FAM_DEPR 減価償却費 借方
FAM_GAIN 利益 貸方
FAM_LOSS 損失 借方
FAM_PROC 売却 借方
FAM_SCRP 仕損 借方
SLI00002 中間収益 借方
一部だけが使用される統合伝票タイプ