元帳コードとその他の概念
元帳コード
元帳コードは、元帳勘定とそれに対応するディメンションを表します。元帳コードは、勘定科目表の構造に不慣れなユーザに元帳勘定を示すために使用されます。いくつかのロジスティック取引では、元帳コードを使用して、取引を転記しなければならない元帳勘定とディメンションを示すこともできます。
[元帳コード (tfgld4575m000)] セッションで、元帳コードを定義できます。すべての元帳コードは、1 つの元帳勘定を参照しています。元帳勘定は統合勘定科目でなければなりません。必須またはオプションのディメンションを元帳勘定にリンクすると、これらのディメンションは元帳コード定義に含められます。
元帳コードを使用する場合は、事前に [元帳コード (tfgld4575m000)] セッションで [有効] チェックボックスをオンにする必要があります。元帳コードの使用を禁止するには、[有効] チェックボックスをオフにします。元帳コードを使用禁止にした場合、既存のオーダの新規ラインは依然としてその元帳コードを使用してマップされますが、新規作成済オーダ用の元帳コードは選択不可になります。
元帳コードを使用して統合取引のいずれかがマップされると直ちに、その元帳コードを持つ元帳勘定またはディメンションを変更することも、元帳コードを削除することもできなくなります。
取引の元帳コードを入力すると、統合取引はマッピング処理に含まれませんが、その元帳コードの元帳勘定とディメンションに直接マップされます。そのような取引のマッピング要素の値は、マッピングには影響しません。[統合取引 (tfgld4582m000)] セッションでは、元帳コードを使用して取引をマップしたことが示され、元帳コードも表示されます。
元帳コードを使用したマッピングは、次の取引に使用できます。
- [マニュアル販売請求書 (cisli2520m000)] で作成されたマニュアル販売請求書の貸方転記
- [転記済統合取引の再マッピング (tfgld4282m100)] セッションで再マップする任意のタイプの統合取引の借方/貸方転記
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次の借方転記:
- 購買オーダ/一般費用
- 購買オーダ/一般費用差異
- 購買オーダ/指定対象原価
- 購買オーダ/指定対象原価 (差異)
- 購買スケジュール/一般費用
- 購買スケジュール/一般費用差異
- 購買スケジュール/指定対象原価
- 購買スケジュール/指定対象原価差異
取引タイプとシリーズ
LN は、取引タイプとシリーズに基づいて統合取引の伝票番号を作成します。[マッピング体系 (tfgld4573m000)] セッションの [伝票の採番/集約 (tfgld4577m000)] タブで、それぞれの統合伝票タイプの取引タイプとシリーズを定義できます。異なる取引タイプとシリーズを使用すると、統合取引のそれぞれのタイプが総勘定元帳内で独自の伝票番号範囲を取得します。
このルールには 1 つの例外があります。固定資産取引では、[固定資産管理パラメータ (tffam0100s000)] セッションで入力された取引タイプが使用されます。
集約
統合取引は、転記する前に集約することができます。それぞれの統合伝票タイプについて、貸方取引と借方取引を集約するかどうかを指定できます。
次の取引の取引詳細の値が同じである場合に、取引を集約することができます。
- 財務転送元会社
- 財務転送先会社
- 取引タイプとシリーズ
- 元帳勘定とディメンション
- 取引通貨
- 会計年度と会計期間、税金期間とレポート期間
- 統合伝票タイプと [借方/貸方] インジケータ
- 関連する利益取引と損失取引が作成された場合は、それらの集約には同じ集約基準が使用されます。
グループ間取引は集約されません。
調整グループ
調整グループは、調整を目的として関連する統合取引をグループ化する際に使用されます。すべての統合伝票タイプは、調整グループに属します。
例: 購買オーダ/入庫と購買オーダ/価格差異統合伝票タイプは、どちらも同じ調整グループ (調整グループ [未着買掛金]) に属します。