マッピング優先順位

マッピング優先順位

要素グループの元帳マッピングとディメンションマッピングを優先順位の降順で定義できます。この場合、レベル 1 が最も高い優先順位を表します。LN が優先順位 1 を持つマッピングを基準に取引をマップできない場合、LN はマッピング優先順位 2、さらにそれ以降のマッピングを使用します。取引をマップできない場合、LN はエラーをレポートします。

それぞれの統合取引でマップと転記が可能なことを確認するには、最も低い優先順位で、それぞれのマッピング要素の全範囲を適用可能なデフォルトの元帳勘定またはディメンションにマップすることをお勧めします。

マッピング連番

すべてのマッピング優先順位で、それぞれのマッピングにマッピング連番があります。マッピング連番は、LN がマッピング要素の値を検索して統合取引のマッピングを見つけ出す順番のことです。要素グループのさまざまな要素の組合せのマッピングを定義するにつれて、LN ですべてのマッピングについて連番が作成されます。パフォーマンス上の理由で、最も特殊なマッピングにマッピング連番 1 を付けることをお勧めします。

注: 

次のルールがマッピング優先順位とマッピング連番に適用されます。

  • 異なる優先順位については、マッピング要素のマップ値と値範囲を重複させることができます。
  • マッピング優先順位内のマッピング連番では、マッピング要素のマップされる値と値の範囲を重複させることはできません。

デフォルト勘定科目

さまざまな元帳勘定の特定の統合取引について詳細なマッピングを定義したくない場合は、対応する統合伝票タイプをデフォルトの勘定科目にマップすることができます。LN がマッピング体系詳細に基づいて勘定科目を判断できない統合伝票タイプのすべての取引は、デフォルト勘定科目に転記されます。

統合伝票タイプのデフォルト勘定科目へのマッピングは直接行われ、要素グループとマッピング要素は必要ありません。取引の詳細は区別されません。

デフォルト勘定科目は 2 つの方法で使用できます。

  • さまざまな元帳勘定への詳細なマッピングの代わりに使用。すべての取引が同じ勘定科目に転記されます。たとえば、すべての入庫は区別されることなく在庫元帳勘定に転記されます。
  • 詳細マッピングに追加して使用。詳細マッピング体系に基づいて取引をマッピングできない場合は、デフォルト勘定科目に転記されます。

この方法で、デフォルト元帳勘定のディメンションマッピングを設定することはできません。統合伝票タイプにディメンションマッピングが必要な場合は、要素グループとマッピング要素を使用する通常の方法でディメンションマッピングを定義する必要があります。