マッピング要素

マッピング要素

マッピング要素は、元帳勘定またはディメンションにマップ可能なロジスティック取引の特徴的なものです。入庫取引のマッピング要素の例をいくつか挙げると、[品目]、[品目グループ]、[倉庫]、[製造元] などがあります。マッピング要素の特定の値、範囲または全範囲を、特定の元帳勘定とディメンションにマップすることができます。

マッピング要素は、ビジネスオブジェクトとビジネスオブジェクト属性の組合せで構成されています。例: マッピング要素品目グループ/品目は、ビジネスオブジェクト品目のビジネスオブジェクト属性品目グループを表します。

LN には、ビジネスオブジェクト属性に対応するマッピング要素の完全なリスト (約 1800) が用意されています。それぞれの統合伝票タイプについて、関連するビジネスオブジェクトの属性からマッピング要素を選択できます。マッピング要素を追加、変更、または削除することはできません。

親要素

マッピング要素は、ビジネスオブジェクトとビジネスオブジェクト属性の組合せで構成されています。ビジネスオブジェクトの属性はそのままビジネスオブジェクトとなることができます。属性のビジネスオブジェクトは、高いレベルの番号を持つ子ビジネスオブジェクトとして表示されます。子ビジネスオブジェクトの属性は、統合伝票タイプのマッピング要素としても利用できます。

例: [販売オーダ] ビジネスオブジェクトには、[品目] 属性があります。また、[品目] もビジネスオブジェクトであり、[品目グループ] や [製造元] などの属性が備わっています。結果として、販売オーダの品目の製造業者を、[販売オーダ] 統合伝票タイプのマッピング要素として選択することが可能になっています。

マッピング要素に親属性がある場合、LN はその親属性とセッション関連のさまざまなマッピング体系のレベルを表示します。

ソート要素

ソート要素は、統合取引をソートするマッピング要素です。ソート要素を使用して、異なる統合伝票タイプに属する統合取引をグループ化できます。

例: プロジェクトの統合取引や、さまざまな統合伝票タイプに属するサービスオーダの統合取引をグループ化できます。[プロジェクト (PCS)] または [サービスタイプ] をソート要素としてこれらの統合伝票タイプに割り当てると、統合取引をプロジェクト別またはサービスオーダ別にグループ化できます。

[統合伝票タイプ (tfgld4557m000)] セッションで、すべての統合伝票タイプに対し、使用可能なマッピング要素の 1 つをソート要素として割り当てることができます。マッピングで実際に使用しない要素でも、ソート要素とすることができます。[統合取引 (tfgld4582m000)] セッションで、統合取引をソート要素の値の順に表示できます。

要素グループ

要素グループはマッピング要素から選択され、マッピングを表します。統合取引または統合伝票タイプをマップするには、1 つ以上の要素グループを統合伝票タイプにリンクする必要があります。要素グループには、少なくとも 1 つのマッピング要素が必要で、最大 15 までのマッピング要素を含むことができます。

要素グループの要素を選択する前に、要素グループを統合伝票タイプにリンクすることをお勧めします。LN で選択用に表示されるのは、統合伝票タイプに適用されるマッピング要素だけです。

マッピング要素がすべての統合伝票タイプで使用できる場合は、要素グループを複数の統合伝票タイプにリンクできます。その場合、これらの統合伝票タイプの元帳勘定のマッピングまたはディメンションのマッピングは正確に同じになります。

[要素グループ使用先の出力 (tfgld4466m000)] セッションを使用すると、特定範囲の要素グループとそのリンク先の統合伝票タイプを対象としたレポートを作成できます。このレポートを使用して、要素グループのマッピングを変更した場合にどの統合伝票タイプが影響を受けるかを知ることができます。

注: 

元帳勘定マッピングとディメンションマッピングを定義するのは、統合伝票タイプではなく要素グループです。1 つの統合伝票タイプのマッピングを変更すると、その要素グループを使用するすべての統合伝票タイプのマッピングを変更することになります。