取引の日付遡及処理のブロック

最新のバッチ日付よりも前の処理日を入力すると、伝票番号の大きい伝票に、以前の処理日が記載されてしまうことがあります。これは必ずしも適切なことではなく、法的には認められていません。

取引タイプの各会計伝票に、伝票番号の小さい伝票のバッチ日付以降のバッチ日付が記載されるようにするには、[取引タイプ (tfgld0511m000)] セッションで [日付遡及処理をブロック] チェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、LN により [固定順序の伝票 ] チェックボックスが自動的にオンになります。

取引タイプの取引に過去の日付を記載できないようにするには、その取引タイプについて一度に 1 つの取引タイプシリーズのみを使用してください。これを確実に実行するには、[取引タイプシリーズ (tfgld0114m000)] セッションの [シリーズの桁数] フィールドをゼロに設定します。

取引タイプに複数のシリーズが必要な場合には、1 つのシリーズ内で過去の日付を記載することができません。

次のセッションで選択した取引タイプについては、[日付遡及処理をブロック] チェックボックスをオンにしないでください。

  • [関係会社間関係 (tfgld0515m000)]

    ファイナライズの実行中に、関係会社間取引の伝票番号が指定されます。日付遡及処理をブロックする機能によって発生したエラーのために、ファイナライズ実行が停止することは避けるべきです。
  • [銀行/支払方法別のデータ (tfcmg0145s000)]

    支払および回収の振替中に、伝票番号が作成されます。その時点では取引日が不明のため、日付遡及処理をブロックする要件が満たされているかどうかを LN でチェックすることができません。