関係会社間清算取引

関係会社間清算取引は、複数ロジスティック/単一ロジスティック会社構造におけるロジスティック会社間の購買および販売取引にのみ適用される、関係会社間取引の中でも特別なタイプの取引です。

会社間清算取引では、通常の請求書手順 (24) の半分以下の転記 (10) が行われます。したがって、請求書が不要な場合は、関係会社間清算取引を使用して元帳勘定への転記を大幅に削減することができます。

単一財務会社構造における関係会社間清算取引では、1 つの財務会社の会計取引が関係会社間勘定科目に自動的に転記されます。ロジスティック会社間の販売取引および購買取引の未決済取引を作成する代わりに、金額が関係会社間請求勘定科目および仮勘定に転記されます。このような関係会社間勘定科目は、[関係会社間] タイプではなく、[貸借対照表] タイプにしてください。

販売および購買取引では、次の項目を検討する必要があります。

  • 仕掛品振替
  • 在庫移動

複数会社構造のロジスティック会社間における購買/販売取引に対する関係会社間清算取引を作成するには、ロジスティック会社を系列会社取引先として定義する必要があります。

関係会社間清算は、関係会社間清算取引 – 設定で説明しているように設定することができます。

注: 

関係会社間清算取引を設定している場合、取引をファイナライズするときに LN で自動的に清算取引が作成されます。その他のセッションを実行する必要はありません。

関係会社間清算調整レポート

系列会社間の関係会社間清算取引のレポートを作成するには、[関係会社間購買/販売調整レポート (cisli2445m000)] セッションを使用できます。中央請求書テーブルの販売情報に基づいてレポートが作成されます。各販売オーダラインに対して、レポートに出力するため LN では対応する購買情報が検索されます。