二重勘定

財務会計では、二重勘定が使用できます。元帳勘定とディメンションの 2 つの別個の構造を定義することができます。これらの構造の 1 つを政府に対する会計レポートに使用し、他の 1 つを会社経営者に対する商業レポートに使用します。

元帳勘定を定義する場合、元帳勘定が属する構造を [勘定科目表 (tfgld0508m000)] セッションの二重勘定インジケータフィールドで指定することができます。

  • 法定勘定は、税務当局などの法的なレポート構造に使用されます。
  • 補完勘定は、レポート構造を管理する目的で使用できます。

法定勘定と補完勘定は親勘定にリンクできます。親勘定に基づいて管理レポートを出力する場合、LN はレポートで補完勘定の金額を法定勘定の金額に追加します。

固定資産:    123
購買価額:    400,000 US ドル
市場価額:    500,000 US ドル (管理に報告)
法定勘定:  001231 400,000 US ドル (法的必須)
補完勘定:  001232 100,000 US ドル (差額)
親勘定:  001200 500,000 US ドル (合計金額)

税務当局に報告される金額: 400 US ドル

管理者に報告される金額: (400 + 100) US ドル = 500 US ドル