資産帳簿の除売却

除売却は資産の帳簿別に行われます。資産に対して登録できる除売却のタイプは、複数あります。財務レポートへの影響は、除売却のタイプによって異なります。

帳簿ごとの資産除売却は、減価償却中の資産の使用を、すべての帳簿ではなく一部の帳簿で停止するときに行います。たとえば、連邦税 - アメリカ帳簿では、連邦税金ガイドラインにおけるタイミングの違いから、財務 - アメリカ帳簿で使用を終了した後も、さらに 2 ヶ月間資産を減価償却することができます。それぞれの財務帳簿で資産は除売却できますが、連邦税帳簿では除売却できません。

注: 

まず、LN で資産を除売却する帳簿を選択します。次に除売却に関する情報を入力します。LN で、指定した帳簿ごとに資産の使用が終了します。帳簿別に資産を除売却すると、LN は、除売却が発効する期間まで減価償却が計算されているかどうかを確認します。たとえば、2002 年 3 月に資産の除売却を行い、定期的な除売却が 2001 年 12 月に最後に計算されている場合は、LN で、指示された帳簿内の資産を除売却する前に 1 月および 2 月の減価償却を作成する必要があります。2002 年 7 月に資産を除売却し、除売却を前の 2 月から有効にする場合、LN で、2 月から現在までに行われた減価償却を振り戻す必要があります。

1 つの資産について、資産と帳簿の関係で除売却しても、その資産の帳簿の仕訳項目はなおも資産に表示されます。LN では、資産と帳簿の関係は削除されません。その状況が変更されるだけです。資産と帳簿の関係の状況は、それが除売却されたかを反映して変わります。減価償却が停止されると、その資産帳簿に関して他の取引が記録されることはなくなります。