資産の計上

資産計上とは、資産が会社で使用を開始され、減価償却の対象となることを認識するための手順を意味します。資産は計上されるまで、関連するどの帳簿内でも減価償却を行うことはできません。

[入力済] 状況または [削除済] 状況の資産を計上できます。

資産を計上すると、その状況とそれに関連するそれぞれの帳簿の状況が [入力済] から [取得済] に変わります。資産帳簿に減価償却累計額が含まれ、これを資産計上する場合、その資産帳簿の状況は [減価償却中] になります。資産を計上した後、いつでも減価償却を開始できます。

[削除済] 状況の資産を再計上できます。資産に対して減価償却が開始されていない場合、資産計上された資産から資産計上を削除できます。資産に必要な変更を加えた後に、資産を再計上する必要があります。減価償却や移動などのこれに続く固定資産管理取引は、変更された値に基づいています。

LN は資産計上で入力した日付を資産の会計期間および会計年度として記録します。資産の稼働日よりも前の会計期間にある日付を入力することはできません。未決済期間でなければならず、かつその資産が属する会社の開始日と終了日の間にある必要があります。

資産を計上すると、それに関連する情報は直接変更できなくなります。このデータを変更するには調整が必要です。詳細については、「資産調整」を参照してください。

注: 

計上の後も、その資産に関連する帳簿を資産に追加することができます。変更を保存すると、LN で各帳簿の状況が自動的に [取得済] に設定されます。計上後に既存の帳簿を資産から削除することはできません。計上後に帳簿を削除するには、その帳簿の資産を除売却する必要があります。詳細については、「資産帳簿の除売却」を参照してください。

LN は、計上した資産ごとに、デフォルトの総勘定元帳帳簿の資産の値を使用して仕訳入力を記録します。仕訳入力が行われないようにするには、[資産計上 (tffam1200m000)] セッションの [仕訳を入力しない] チェックボックスを使用します。詳細については、「資産計上仕訳帳」を参照してください。

注: 

使用開始したことがない資産を計上する場合、

[資産計上の削除 (tffam1201m000)] セッションで計上の状況を資産から削除できます。これにより、その資産はサービスから削除され、減価償却されなくなります。詳細については、「資産計上の削除」を参照してください。