資産状況
固定資産では、資産にはいくつかの状況が存在します。資産の状況によって、実行できるアクションが決定されます。それぞれの資産の状況は 資産 (tffam1500m000) セッションで表示できます。
次にこれらの状況を示します。
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[入力済]
資産データが LN に入力されましたが、資産計上も減価償却もされていません。
入力済の資産はほとんどの場合、編集と削除が可能です。資産が 買掛金 または 総勘定元帳 での投資取引によって発生したものである場合、あるいは現在の原価や現在の数量がゼロよりも大きい場合は、その資産をマニュアルで削除することができません。
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[取得済]
資産は入力済で計上されており、減価償却の対象となっています。
取得済の資産は削除または編集することはできませんが、それに対して取引処理を行うことは可能です。たとえば、資産のデータを編集する調整取引や、LN の資産を削除する処理を開始する除売却取引を作成することができます。
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[除売却済]
減価資産が売却、譲渡、寄付、またはその他の方法により除売却され、消去の対象となっています。
除売却済の資産に対して編集または取引処理を行うことはできません。
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[削除済]
減価償却中の資産が削除されました。
削除の後でも、資産の取引を 総勘定元帳 に転記することができます。資産計上の削除は、データを変更し、再び計上するためのものです。ただし、[削除済] 状況を使用して、[除売却済資産のアーカイブ/削除 (tffam8208m000)] セッションから資産をアーカイブまたは削除できます。これによって資産を除売却せずに削除でき、これらの資産の除売却取引をなくすことができます。状況を [削除済] から [入力済] に変更することもできます。