外部統合取引

これで、システムが外部ソースから財務統合取引を受け入れる用意が整いました。

財務会計の統合取引テーブルに外部取引をインポートする最も分かりやすい方法は、以前のバージョンの LN で行っていたように、交換体系を使用する方法です。

以下のセクションでは、ログに記録される取引の要件をリストしています。

以下のデータベーステーブルが関係します。

  • 統合取引 (tfgld482)
  • ログ済要素 (tfgld481)
  • 未マップ/未転記統合取引 (tfgld487)
  • 統合取引別元帳コード (tfgld486) (元帳コードが関係する場合)

統合取引は、(tfgld482 において) 貸方取引とそれに対応する借方取引のペアとしてログに記録する必要があります。両方の取引は、同じ財務会社に保存されます。これは貸方取引の財務会社です (このことは関係会社間転記において重要です)。両方の取引に同じ GUID を割り当てる必要があります (以下を参照)。取引は tfgld487 において同じ未マップ/未転記データを参照します。

各統合取引は、関連ログ済要素のセットを有することができます (tfgld481)。統合取引に元帳コードが付属している場合は、tfgld486 に追加の行を保存する必要があります。

元帳コードを使用する場合、元帳勘定とディメンションの決定においてマッピング体系はバイパスされ、取引は、元帳コードについて定義された元帳勘定およびディメンションに転記されます。

ログ済要素 (tfgld481)

このテーブルは、統合取引別のログ済要素を含みます。この要素は統合取引のマッピングに使用されます。

フィールド 記述 フォーマット ドメイン [必須] * 補足
guid グローバル一意識別子 str(22) tcguid はい tfgld482.guid へのソフト参照
dbcr 貸借インジケータ enum tfgld.dbcr はい tfgld482.dbcr へのソフト参照
seqn 連番 int(4) tcpono はい 1 次キーを拡張するための連番です。最初の 30 要素は連番 1 の行に保存され、次の 30 要素は行番号 2 に、というようになります。
elcd 要素コード str(12) (array) tfgld.elcd はい 各要素は tfgld456.elcd をソフト参照します。値が空の要素をログに記録する必要はありません。
elva 要素値 str(50) tcelva はい tfgld481.elcd に属します。

* 外部データの場合、この設定は、テーブルフィールドのプロパティと異なる場合があります。

未マップ/未転記統合取引 (tfgld487)

このテーブルは統合取引のペアを含み、マッピングおよび転記に使用されます。このテーブルは tfgld482 の親テーブルです。

フィールド 記述 フォーマット ドメイン [必須] * 補足
guid グローバル一意識別子 str(22) tcguid はい = tfgld482.guid
sint 取引状況 enum tfgld.ints はい 値: tfgld.ints.logged
ocmp ソースのロジスティック会社 int(3) tcncmp はい = tfgld482.ocmp
fcom 貸方財務会社 int(3) tcncmp はい 貸方取引の財務会社
rbon ビジネスオブジェクト str(17) tcbona はい = tfgld482.rbon
idtc 統合伝票タイプ str(8) tcidty はい = tfgld482.idtc
trdt 取引日 UTC 日付 tcdate はい = tfgld482.trdt
usgr 財務ユーザグループ str(6) tfgld.usgr いいえ = tfgld482.usgr
crdt 作成日 UTC 日付 tcdate はい = tfgld482.crdt

* 外部データの場合、この設定は、テーブルフィールドのプロパティと異なる場合があります。

統合取引別元帳コード (tfgld486)

このテーブルは、統合取引で使用された元帳コードを示します。

フィールド 記述 フォーマット ドメイン [必須] * 補足
guid グローバル一意識別子 str(22) tcguid はい = tfgld482.guid
dbcr 貸借インジケータ enum tfgld.dbcr はい = tfgld482.dbcr
fcom 財務会社 int(3) tcncmp はい = tfgld482.fcom。tfgld475.fcmp へのソフト参照
glco 元帳コード str(50) tcglco はい tfgld475.glcd へのソフト参照

* 外部データの場合、この設定は、テーブルフィールドのプロパティと異なる場合があります。