手順

外部ソースから財務会計に統合取引を実際にインポートするには、まず一連のマスターデータを初期化し、外部統合で使用される統合伝票タイプ用のマッピング設定をマッピング体系に追加しておく必要があります。

マスタデータ

LN財務会計の統合マッピングは、多くの面で、以前のバージョンの LN の統合マッピングとは異なります。主な違いは、LN では統合マッピングにメタモデルのデータモデルが使用される点です。これは、データベースフィールドが具体的なオブジェクト (購買オーダやサービスオーダなど) も具体的な要素 (取引先、原価構成要素、品目など) も直接参照しないことを意味します。代わりに、メタモデルによって、どのビジネスオブジェクトと要素が特定の統合取引 (テーブル tfgld482) またはログ要素 (テーブル tfgld481) について参照されるのかを定義します。

このメタモデルのマスタデータは、初期化スクリプトを使用して、マッピング体系で使用できるように初期化する必要があります。詳細については、次のトピックを参照してください: 第 3 章 「マスタデータの設定」。

マッピング体系

外部マスタデータの初期化後、既存のマッピング体系をコピーして新しいマッピング体系バージョンを作成します。この新しいマッピング体系バージョンに、外部マスタデータ用のマッピング設定、つまり新しい外部統合伝票タイプを追加する必要があります。手順については、第 4 章「マッピング体系の設定」を参照してください。

統合取引

新しいマッピング体系バージョンを有効化すると、LN で新しい外部統合取引を受け入れる準備が整います。

財務会計の統合取引テーブルに外部取引をインポートする最も分かりやすい方法は、以前のバージョンの LN で行っていたように、交換体系を使用する方法です。

以前のバージョンの LN と比較すると、いくつかの点で異なるデータ (ビジネスオブジェクトおよび要素を含む) を提供する必要があり、さらに多くのデータを記録することが必須となります。詳細については、第 5 章 「外部統合取引」 を参照してください。