デフォルト通貨、単一自国通貨、および単一金額の変換ルール

デフォルト通貨変換ルール

財務予算システム など、LN の一部のモジュールでは、データがデフォルト通貨で登録されます。この通貨は、必ず自国通貨のいずれかになります。変換の後でデフォルト通貨が自国通貨のいずれでもなくなった場合は、通貨初期化処理中に別の自国通貨に変更する必要があります。

デフォルト通貨の変換

変換中に、現在のデフォルト通貨が新規のデフォルト通貨に変更され、金額が新規のデフォルト通貨に変換されます。

単一自国通貨額の変換ルール

新規の自国通貨額の計算に取引通貨額を使用できない場合があります。このような場合には、新規の自国通貨額の計算を現地自国通貨額に基づいて行います。

単一自国通貨額の変換

新規の自国通貨額が以前の現地自国通貨額から算出されます。

単一金額の変換ルール

単一金額は、1 つの通貨で登録されており、どの通貨フィールドもリンクされていない金額です。通常、このような金額は参照通貨建てまたは現地自国通貨建てになります。たとえば、ある品目の在庫維持費 (whwmd400.scst) は参照通貨建ての単一金額です。

単一金額ルールを適用すると、金額が新規の現地自国通貨または新規の参照通貨に変換されます。

このルールを適用するには、[CI フィールド (tccri7521m000)] セッションの [参照通貨の使用] チェックボックスのオン/オフを切り替えて、このフィールドを参照通貨建てにするか、現地自国通貨建てにするかを指定します。

単一金額の変換

[CI フィールド (tccri7521m000)] セッションの [参照通貨の使用] チェックボックスの設定 (オンまたはオフ) によって、次のいずれかの方法で金額が変換されます。

  • 以前の参照通貨から新規の参照通貨への変換
  • 以前の現地自国通貨から新規の現地自国通貨への変換