内部ユーロ初期化
内部ユーロ初期化は、次の目的に使用できます。
- 参照通貨といずれかの自国通貨をユーロに変更する
- 必要に応じて通貨システムを単一通貨システムから標準または依存複数通貨システムに変更する
内部ユーロ初期化の実行
「通貨初期化処理」 の内部通貨初期化の説明に記載されている方法で内部ユーロ初期化を実行します。この章では、内部通貨初期化との違いだけを説明します。
前提条件
内部ユーロ初期化を実行する前に、次のステップを行っておく必要があります。
- [通貨 (tcmcs0102m000)] セッションでユーロを定義します。
- [通貨 (tcmcs0102m000)] セッションで EMU 通貨 (1 つまたは複数) に 「EMU 通貨」 のマークを付けます。
- ロジスティック地域内のすべての会社でユーロが 「移行中通貨」 (LN FP5) または 「ユーロ通貨」 (それ以前のバージョン) として [会社 (tcemm1170m000)] セッションで定義されていることを確認します。
通貨為替レート
[CI レート (tccri7100m000)] セッションでは、会社で使用されているすべての通貨と新規の自国通貨との間の通貨為替レートを定義します。
ユーロ対応にするために、EMU 取引通貨とユーロとの間のレートを次のとおりに定義する必要があります。
- EMU 通貨とユーロとの間の固定レートを使用する
- [基準通貨] をユーロにする
- [レート係数] を 1 にする
- [基準通貨 で表示] チェックボックスをオンにする
変換クラスタデータ
[CI クラスタ (tccri7101s000)] セッションで、次のデータを選択します。
-
[通貨システム] を次のいずれかにする必要があります。
- [標準]
- [単一]
- [依存]
- 標準複数通貨システムを除いて、ロジスティック通貨 (参照通貨) をユーロ通貨にする必要があります。標準通貨システムの場合、ロジスティック通貨はどの通貨でもかまいません。
クラスタ会社データ
[CI クラスタ会社 (tccri7102s000)] セッションで、次のデータを選択します。
- 自国通貨のいずれかをユーロにする必要があります。