期間合計 (「履歴」) テーブルの内部通貨初期化

内部通貨初期化中に期間合計データと統計データも新規の通貨に変換されます。これは、期間合計データの一部が変換後も存在し、統計データが分析に使用されている場合に新規の自国通貨建ての金額と以前の自国通貨建ての金額が混在しないようにするためです。

期間合計と開始残高テーブルの正確性に疑問がある場合は、内部通貨初期化を実行する前に[取引からの開始残高/履歴の再作成 (tfgld3203m000)] セッションを使用することができます。

内部通貨初期化が終了した後、[取引からの開始残高/履歴の再作成 (tfgld3203m000)] セッションを使用して、端数修正によって生じたすべての転記を履歴に含める必要があります。内部通貨初期化が終了した後であれば、いつでもこのセッションを使用できますが、期間合計で不要な端数修正が生じないようにするために、終了直後に使用することをお勧めします。

注: 

内部通貨初期化中に、[CI クラスタ会社 (tccri7102s000)] セッションで指定した端数修正に関して元帳勘定に項目が作成されなかった場合、開始残高と期間合計を再作成する必要はありません。

また、[定期取引の指示 (tfgld1107m000)] セッションにある指示をチェックして、金額の丸めによる不均衡が生じていないかを確認する必要があります。

LN によって取引履歴で不均衡が検出された場合は、履歴テーブル tfgld201 ~ 206 に関する次のメッセージが変換実行のエラーログに表示されます。

  • 以下に関して端数修正が大きすぎます: 会社/年度/期間/期間タイプ

ファイナライズ済取引 (tfgld106) テーブルに関してこのエラーメッセージが表示された場合は、勘定科目表にすでに不均衡が生じています。この状況を解消することはできません。[取引からの開始残高/履歴の再作成 (tfgld3203m000)] セッションを実行しても、残高を補償できません。この場合には、LN 導入コンサルタントに問い合せてください。