変換クラスタの処理

[CI プロセス (tccri7203m000)] セッションを使用して、変換バッチ処理を開始します。

テスト変換の実行

変換後のデータの不整合をなくすために、まずテスト変換を 1 回以上実行して、変換に必要なデータがすべて用意されていることを確認します。「テスト合格」 状況に達するまで、テスト変換を繰り返す必要があります。テスト変換で変更が加えられても、新しいデータがデータベースに保存されません。

テスト変換中に検出されたエラーは、エラーログファイルに記録されます。テスト変換中にエラーが発生した場合でも、処理は中止されません。このため、実変換を実行する前に、すべてのエラーを検出して解決することができます。

テスト変換が終了した後も、[クラスタ状況] は [登録済] のまま変わりません。[実行状況] は、次のいずれかの値になります。

  • [エラー/警告]

    テスト変換中にエラーが検出されました。
  • [テスト成功]

    テスト変換がエラーなく完了しました。

通貨初期化処理の実行

処理がまだ正常に終了していない変換クラスタに関して変換処理を開始できます。[クラスタ状況] は必ず [登録済] になります。

この処理が開始すると、LN で変換クラスタの [実行状況] が [処理中] に設定されます。

変換中、LN で次の処理が実行されます。

  • 通貨初期化
  • 監査データの登録
  • 処理情報の記録
  • 為替レート (tcmcs008) テーブルの更新。LN では、[CI レート (tccri7100m000)] セッションで定義した新規の自国通貨の CI 為替レートが [為替レート (tcmcs0108m000)] セッション内に定義されている為替レートに追加されます。この CI レートは、使用中の各為替レートタイプにコピーされます。

    レートがどちらのセッションでも定義されている場合は、[CI レート (tccri7100m000)] セッション内のレートで [為替レート (tcmcs0108m000)] セッション内のレートが置き換えられます。為替レートの発効日は、変換が完了した日付と時刻に設定されます。

  • [会社 (tcemm1170m000)] セッションに表示される会社設定を更新し、通貨初期化設定を反映させます。

処理の進捗状況が進捗インジケータに示されます。バッチ処理中にエラーが検出されなかった場合は、変換が正常に終了し、変換クラスタの [実行状況] が [準備完了] に設定されます。[クラスタ状況] は [処理済] に設定されます。エラーが検出された場合は、メッセージが表示され、[実行状況] が [停止済] に設定されます。これらのエラーは、エラーログファイルに記録されます。