カスタマイズ済のテーブルとテーブルフィールドの指定

カスタマイズ済の LN ソフトウェアには、固有の変換要件が設定されていることがあります。このため、変換テーブルと変換フィールドの定義セッションを使用して、カスタマイズ済のテーブルとフィールドを変換クラスタに追加することができます。

[CI テーブル (tccri7522m000)] セッションと [CI 変換テーブルパラメータ (tccri7123s000)] セッションを使用して、カスタマイズ済のテーブルごとに次のデータを指定します。

  • テーブルまたはフィールドで実行する変換タイプ
  • テーブル変換の優先順位 (他のテーブルを変換する前または変換した後)
  • テーブル内のデータの選択的変換を指定するための条件(特定タイプの行だけを変換する必要がある場合など)。
  • 標準変換スクリプトの代わりに DLL を使用してテーブルを変換するかどうか。DLL を使用して変換する場合は、標準変換の実行前、実行中、または実行後のどのタイミングで DLL を処理するかを指定できます。

[CI フィールド (tccri7521m000)] セッションと [CI 変換フィールドパラメータ (tccri7122s000)] セッションを使用して、カスタマイズ済のフィールドごとに次のデータを指定します。

  • フィールドを処理する必要のある変換のタイプ
  • フィールドを変換する際に使用する優先順位
  • フィールドの処理方法を示す変換ルール。変換ルールについては、「変換ルール」 を参照してください。
  • 関連する通貨、顧客、発注先、レート、およびレート係数を取得できるテーブルフィールド (同じテーブル内)。この情報が別のテーブルに入力されている場合は、DLL を指定してテーブルを変換する必要があります。
  • テーブルの変換に使用される財務会社番号が入力されたフィールド。共有テーブルに会社フィールド (tfgld110.cono など) が含まれている場合は、このフィールドを使用する必要があります。自国通貨額は、現在処理中の会社ではなく、この会社の自国通貨に変換しなければなりません。このパラメータはデフォルトの通貨ルールと組み合わせて使用することができません。財務会社をテーブルで使用しない場合は、このパラメータを空白のままにすることができます。
  • [レート] および [レート係数] フィールドと組み合わせて使用できる [基準通貨で表示] フィールド。このパラメータは、レート/レート係数ルールとの組合せでしか使用できません。[基準通貨で表示] フィールドを [レート] フィールドと組み合わせて使用しない場合は、このパラメータを空白のままにすることができます。

標準変換ルールをカスタマイズ済のテーブルやフィールドに使用できない場合は、特殊な変換 DLL を作成し、テーブルにリンクさせる必要があります。

第 8 章 「変換ルール」 には、標準変換ルールだけでなく、特殊な DLL を指定する状況と方法も記載されています。