単一通貨システムから独立複数通貨システムへの変換

単一通貨システムから独立複数通貨システムに変換する場合は、次の変更を行うことができます。

  • 自国通貨の数を上限の 3 つに拡大する
  • 参照通貨 (現地自国通貨でもある) を変更する

独立複数通貨システムに含まれる 1 つのロジスティック地域のすべての会社は、同じ参照通貨、同じ現地自国通貨、および同じレポート自国通貨を使用する必要があります。このため、新規の通貨は、関連するすべての財務会社で同じでなければなりません。

現地自国通貨建ての金額が新規の自国通貨建ての金額に変換されます。データベース内の元の金額に代わって新規の自国通貨額が使用されるか、新規の自国通貨額が追加の自国通貨額として保存されます。自国通貨建ての金額が新規の自国通貨のいずれかですでに存在する場合、その金額の再計算は行われません。

自国通貨額の計算における 「ユーロ初期化」 とその他の変換との根本的な違いについては、「変換ルール」 を参照してください。

単一通貨システムから独立複数通貨システムへの変換の初期化
会社 通貨タイプ 初期化前 初期化後
ロジスティック会社 参照 コロンビアペソ (COP) 米ドル (USD)
現地自国 コロンビアペソ (COP) コロンビアペソ (COP)
レポート 1 不使用 ユーロ (EUR)
レポート 2 不使用 米ドル (USD)
財務会社 1 参照 コロンビアペソ (COP) 米ドル (USD)
現地自国 コロンビアペソ (COP) コロンビアペソ (COP)
レポート 不使用 ユーロ (EUR)
レポート 2 不使用 米ドル (USD)
財務会社 2 参照 コロンビアペソ (COP) 米ドル (USD)
現地自国 コロンビアペソ (COP) コロンビアペソ (COP)
レポート 1 不使用 ユーロ (EUR)
レポート 2 不使用 米ドル (USD)