限定内部変換

主要な 2 種類の通貨初期化に加えて、限定内部変換という別の方法も存在します。このタイプの変換は LN 10.2.1 以降でのみ使用可能であり、すでに実装されている標準通貨システムで複数の機能通貨を有効化することだけを目的として設計されています。

[CI クラスタ (tccri7101s000)] セッションで [複数の機能通貨のみ有効化] チェックボックスがオンになっている場合、変換対象は次に限定されます。

  • 作業管理の各テーブル
  • 統合取引 (tfgld482)
  • 財務会計 の FAM テーブル

この変換で会社データの設定を変更することはできません。この変換は、レポート通貨での自国通貨額および為替レートの追加に限定されます。[会社 (tcemm1170m000)] セッションで、[複数の機能通貨の使用] チェックボックスがオンに設定され、[為替レート (tcmcs0108m000)] セッションに変換レートが反映されます。

注: 

限定された変換を実行しても、[CI テーブル (tccri7522m000)] セッションにリストされた標準テーブルに影響はありません。[CI プロセス (tccri7203m000)] セッションで、変換が必要なテーブルを特定できます。