管理での統合結果の処理

財務会計で実際レート/付加費用と予算レート/付加費用を算出したら、これらのレート/付加費用を標準原価計算データに統合することができます。

遡及計算と原価配賦に使用できる基準業績値データを作業管理からインポートできます。この実際データによって、配賦関係の業績が修正され、許容原価と差異が再計算されます。

統合結果の処理

  1. [基準業績値のインポート (tfcat2220m000)] セッションにアクセスして、基準業績値データをインポートします。
  2. [インポート] をクリックして、基準業績値および配賦関係データを更新します。これにより、許容原価と差異も (再) 計算されます。
  3. [予算稼働率の統合 (tffbs1230m000)] セッションにアクセスして、必要なデータを指定します。
  4. [統合] をクリックして、単一ディメンション予算のレートを算出します。
  5. [予算付加費用の統合 (tffbs1231m000)] セッションにアクセスして、レートの統合元となるディメンションと参照単位を指定します。
  6. [統合] をクリックして、単一ディメンション予算から付加費用を算出します。
  7. [実際稼働率の統合 (tfcat2230m000)] セッションにアクセスして、付加費用の統合元となるディメンションと参照単位を指定します。
  8. [統合] をクリックして、原価計算の単一ディメンション予算から実際レートをコピーします。
  9. [実際付加費用の統合 (tfcat2231m000)] セッションにアクセスして、レートの統合元となるディメンションと参照単位を指定します。
  10. [統合] をクリックして、算出された付加費用を各会計期間の原価計算にコピーします。
  11. [差異の転記 (tfcat2840m000)] セッションで、差異 (未配賦コスト) の統合先となる年度/期間とディメンションを選択します。
  12. [統合取引の転記] をクリックして、差異を総勘定元帳に統合します。総勘定元帳に転記できるのは、実際予算の未配賦コストだけです。