変動予算の概要

変動予算は、活動のそれぞれのレベルで異なります。変動予算は動的に変化します。

変動予算編成処理では、固定費と変動費を区別できるため、実際に完了している活動の特定レベルに合わせて変動費の合計を修正することで予算を自動的に調整できます。

Infor LN 財務会計では、変動予算を使用して、コストセンタなど、ディメンションの予算変動費および固定費を評価することができます。これらの原価は、参照単位 (コストドライバ) で決定されます。

この予算は縦割りの予算であるため、単一ディメンション予算と呼ばれています。

基準業績値データを使用すると、ディメンションの予算原価を他のディメンションに配賦できるため、ディメンションごとのレート/付加費用の決定に役立ちます。このようにして算出された変動予算のレート/付加費用は、原価計算機能に統合することができます。

実際原価と予算原価のレポートを送付すると、Infor LN で許容原価が計算され、次の差異が求められます。

  • 占有偏差
  • 消費偏差
  • 適用範囲超過/適用範囲未満
注: 

詳細については、次のトピックを参照してください: このユーザガイドの『第 7 章: 差異』