固定予算の概要

固定予算は、特定の販売数量や生産量など、単一の活動レベルを基準としています。実際の結果は、オリジナル予算活動レベルでのみ予算 (標準) 原価と比較されます。

Infor LN での固定予算は、複数ディメンション予算と呼ばれています。

管理処理の一部として、予算をさまざまな原価レベル (ディメンション) に配賦することができます。予算を配賦できるそれぞれの原価レベルを次の表に示します。

例 - A 元帳勘定 ---> コストセンタ ---> 製品 販売地域 ---> プロジェクト
例 - B 元帳勘定
例 - C 元帳勘定 ---> コストセンタ
例 - D 元帳勘定 ---> コストセンタ ---> ---------> 販売地域
例 - E コストセンタ ---> 製品 ---> -----------------> プロジェクト

最初に、予算が元帳勘定に配賦されます。必要に応じて、この予算金額または数量を分割し、他の原価タイプに配賦することができます。このことから、この予算は複数ディメンション予算と呼ばれています。