Infor LN での管理

管理機能は、運用情報を経営陣に提供することを主な目的として設計されています。この情報を使用すると、より適切な意思決定を下し、組織における業務手順を改善し、戦略計画と運用計画を策定することができます。

Infor LN での管理処理は、次の要素で構成されます。

  • 財務予算システム (FBS)
  • 原価計算 (CAT)

財務予算システム (FBS) 機能を使用すると、元帳勘定別、ディメンション別、またはこれらの組合せ別の計画に必要なすべての予算金額および数量を登録、処理、監視することができます。

原価計算 (CAT) 機能は、次の目的に使用されます。

  • 正確な配賦レートを算出するために、コストセンタとその他のディメンションタイプ間の複数の業績依存関係を管理する。
  • 製造センタから原価タイプレベルで生成された原価を確認する。これらの原価には、エネルギ、水、建物、メンテナンス、研究開発などがあります。

計画サイクル

一般的な計画サイクルは、多くの製造会社のさまざまな段階で発生します。計画サイクルは、次の計画で構成されます。

  • 販売計画: 計画サイクルは、販売計画から始まります。販売計画には、会社が特定の計画範囲内で販売されることを予測している製品の全体数が含まれています。
  • 製造計画: 製造計画は、販売目標を満たすために必要となる全体の製造出力レベルであり、販売計画に基づいて策定されます。
  • 資源計画: 資源計画は、製造計画での材料および従業員/機械の必要利用条件を満たしているかどうかの能力チェックとして使用されます。
  • 製造計画: 製造計画には、製造のさまざまな段階で必要となる資源が詳しく記述されています。資源計画から提供された従業員や機械などの資源の利用可能な能力に基づいて、製造計画が策定されます。
  • 財務 (変動) 予算: 計画サイクルの主な目的は、それぞれのコストセンタの間接費を予算に計上することです。各ワークセンタおよび業績単位/コストドライバの予算時間数は製造計画から派生します。