原価分類の使用

原価分類をマニュアルで作成するには

  1. [原価分類 (tfcat0102m000)] セッションで原価分類を作成します。
  2. [原価分類別元帳勘定 (tfcat0103m000)] セッションで原価分類に関連する元帳勘定を定義します。

元帳勘定のインポートによって原価分類を作成するには

  1. [原価分類 (tfcat0102m000)] セッションを開始します。
  2. [元帳勘定のインポート] をクリックするか、適切なメニューの [親元帳勘定のインポート] をクリックします。
サブレベルがゼロの元帳勘定がすべてインポートされ、元帳勘定に関連する原価分類として作成されます。
注: 

この方法は、元帳勘定のサブレベルおよび親子構造に基づいています。

インポートされた元帳勘定の例

ソース 原価分類の作成
勘定科目 サブレベル 原価分類 原価分類別勘定科目
1000 1
1001 0 1001 1001
2000 2
2100 1
2101 0 2101 2101
2102 0 2102 2102

インポートされた親元帳勘定の例

ソース 原価分類の作成
勘定科目 サブレベル 原価分類 原価分類別勘定科目
1000 -
1001 10 1001 1001
2000 - 2000 2100
2100 20 2100 2101、2102
2101 21
2102 21

配賦関係を使用した原価計算の例

予算年度配賦関係を使用する配賦コストの例を次に示します。予算期間または実際配賦関係に同じ予算年度配賦関係を適用できます。

このデータの定義は次のとおりです。

原価分類 4711
元帳勘定 5800、5820
年度ごとの単一ディメンション予算
年度 2013
予算 BUD
ディメンションタイプ 1
ディメンションコード ABC
参照単位 KWH
元帳勘定 合計 変数 固定
5820 (1 次) 1,000 400 600
5830 (1 次) 20,000 10,000 10,000
5800 (2 次借方) 10,000 4,000 6,000
5810 (2 次貸方) 5,000 2,500 2,500
業績数量 100.0
配賦関係
関係 予算年度
年度 2013
予算 BUD
  ソース 配賦先
ディメンションタイプ 1 1
ディメンション ABC ABC
参照単位 KWH KWH
元帳勘定 5900 5020
配賦タイプ 数量
数量 10.1
評価部分 変数
原価分類 4711/原価分類なし

適用範囲超過/適用範囲未満

全部原価計算 ([原価計算パラメータ (tfcat0100s000)] セッションで設定)

  • [数量基準] 参照単位

    (合計予算原価付加費用レート - 合計有効レート/付加費用) × 業績数量
  • [金額基準] 参照単位: 

    (合計予算付加費用 - 合計有効付加費用) × 付加費用基準金額 × 100

変動費 (マージン) 原価計算

  • [数量基準] 参照単位: 

    (変動予算単位原価/付加費用有効レート) × 業績数量
  • [金額基準] 参照単位: 

    (変動予算付加費用 - 有効付加費用) × 付加費用基準金額 ÷ 100

許容原価

  • [数量基準] 参照単位: 

    (業績数量 × 変動予算単位原価) + 固定予算金額
  • [金額基準] 参照単位: 

    (付加費用基準金額 × 変動予算単位原価) + 固定予算金額

計算

コスト分類 4711 が存在すると、配賦コストは元帳勘定 5800 および 5820 の金額を加算して計算されます。なぜなら、それらの元帳勘定は入力されたコスト分類内に存在するからです。

(4,000 + 400) ÷ 100.0 × 10.0 = 440.00 

原価分類 4711 が存在しないと、元帳勘定 5800、5820、5830 の金額が計上されます。2 次貸方元帳勘定は常にスキップされます。最後に、計算された合計を合計業績数量で割り、数量を掛けます。

(4,000 + 400 + 10,000) ÷ 100.0 × 10.0 = 1,440.00