スタンディングオーダ
購買請求書 (たとえば、原価取引や前払金) にリンクされていない支払については、スタンディングオーダを作成することができます。スタンディングオーダを使用して、たとえば、請求書を受領することなしに全期間の家賃または車両リース料を支払うことができます。また、支払期日後に請求書を受領する場合も、スタンディングオーダを使用できます。
作成可能なスタンディングオーダタイプは、次のとおりです。
- 一括払用のスタンディングオーダ
- 定期取引支払用のスタンディングオーダ。いくつかの期間にわたって合計スタンディングオーダ金額を分配するか、スタンディングオーダ支払スケジュールを定義することができます。
一括払用のスタンディングオーダは、個別払と類似しています。個別払は [支払通知 (tfcmg1609m000)] セッションで作成することができます。
スタンディングオーダは、現預金管理で作成し処理することができます。買掛金で定期支払用の未決済取引を作成したい場合は、スタンディングオーダでなく、定期取引購買請求書を作成する必要があります。
スタンディングオーダの転記データ
スタンディングオーダの転記データは、[前払金] または [コスト] のどちらかです。前払金の場合、LN は請求元取引先の財務取引先グループから元帳勘定およびディメンションを取得します。
LN では、前払金の分類に基づいて、財務取引先グループから元帳勘定が決定されます。前払金の分類を使用するには、[現預金管理パラメータ (tfcmg0100s000)] セッションで [前払金の分類の使用] チェックボックスをオンにします。ドイツでは、これらの分類で支払われた前払金を区別することが法的に義務付けられています。前払金の分類は、[スタンディングオーダ (tfcmg1510m000)] および [支払通知ライン (tfcmg1101m000)] セッションで選択できます。
コストに対するスタンディングオーダをマニュアルで作成した場合、転記データ (たとえば、元帳勘定、ディメンション、キャッシュフロー理由、税金コード、課税国など) を指定する必要があります。
[コスト] タイプの (たとえば税金支払を目的とする) 作成済スタンディングオーダの場合、LN は設定詳細から元帳勘定およびディメンションを取得します。
スタンディングオーダの作成
スタンディングオーダをマニュアルで作成するには
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スタンディングオーダの作成
[スタンディングオーダ (tfcmg1510m000)] セッションで、特定の請求元取引先用のスタンディングオーダを作成します。
一括払スタンディングオーダの場合は、[一括 払] チェックボックスをオンにします。[転記方法] フィールドで、取引タイプ ([前払金] または [コスト]) を選択します。
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分割払の設定
[一括 払] チェックボックスがオフの場合、支払用の支払スケジュールを定義または作成する必要があります。適切なメニューで、次のいずれかのコマンドをクリックします。
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[スタンディングオーダの自動分配 (tfcmg1112m000)] セッションが開始されます。セッションの目的:スタンディングオーダの合計金額をいくつかの期間にわたって自動的に分配します。 -
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[スタンディングオーダ支払スケジュール (tfcmg1511m000)] セッションが開始されます。セッションの目的:スタンディングオーダの支払スケジュールを定義します。
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転記データを指定します。
[コスト] タイプのスタンディングオーダについては、このセッションを使用して、[スタンディングオーダ/個別払の転記データ (tfcmg1115s000)] セッションの転記データを指定する必要があります。
このセッションの開始手順は、次のとおりです。
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一括払スタンディングオーダの場合
スタンディングオーダ明細を保存し、[スタンディングオーダ (tfcmg1510m000)] 概要セッションで、スタンディングオーダを選択します。適切なメニューで、[ ] をクリックします。 -
支払スケジュールが適用されたスタンディングオーダの場合
[スタンディングオーダ支払スケジュール (tfcmg1511m000)] セッションでスケジュールラインを選択し、適切なメニューの [ ] をクリックします。
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