中断のない支払処理

支払処理をユーザが介入することなく、中断のない支払実行として実行できます。これにより、支払処理を夜間のバッチジョブとして実行できます。

中断のない支払処理では、LN で次のアクションが自動的に実行されます。

  • 支払の構成 ([支払の処理 (tfcmg1240m000)] セッションが未実行の場合)
  • 支払バッチに対する銀行の割当
  • 支払の監査
  • 支払オーダの作成
  • 送金レターの出力
  • 支払の転記

エラーになっている請求書は現在のバッチから削除され、新しいバッチに登録されます。

中断のない支払処理を設定するには

中断のない支払処理自動支払を設定するには、次のセッションを使用します。

  • [デフォルト自動処理 (tfcmg1190m000)]

    自動処理中に使用されるデフォルト処理値を定義します。適切なメニューから [銀行/支払方法別デフォルト] を選択して [銀行/支払回収方法によるデフォルトの自動処理 (tfcmg1191m000)] セッションを開始します。
  • [銀行/支払回収方法によるデフォルトの自動処理 (tfcmg1191m000)]

    デフォルト処理値の各セットごとに、自動処理中に使用されるデフォルト銀行詳細を定義します。
  • [現預金管理パラメータ (tfcmg0100s000)]

    [選択後の支払処理を有効化] チェックボックスをオンにします。[支払処理デフォルト ID] フィールドで、[デフォルト自動処理 (tfcmg1190m000)] セッションからデフォルト処理 ID を選択します。
  • [支払権限 (tfcmg1100m000)]

    [現預金管理パラメータ (tfcmg0100s000)] セッションの [支払バッチ承認] チェックボックスをオンにした場合は、数人のユーザに支払バッチの承認権限を付与する必要があります。

    中断のない支払処理を開始するユーザに支払バッチの承認権限が付与されている場合、そのバッチは LN で自動的に承認されます。

中断のない支払処理を実行するには

中断のない支払処理を開始するには、次のセッションのいずれかを使用します。

  • [支払請求書の選択 (tfcmg1220m000)]

    処理する請求書の選択基準を入力し、[中断のない支払実行] チェックボックスをオンにします。[支払処理デフォルト ID] フィールドに支払処理 ID を入力するか、デフォルト値をそのまま使用します。次に、[選択] をクリックします。

  • [支払の処理 (tfcmg1240m000)]

    [支払請求書の選択 (tfcmg1220m000)] セッションの [中断のない支払実行] チェックボックスがオフの場合、このセッションを使用してバッチを構成し、銀行リレーションを入力することができます。[現預金管理パラメータ (tfcmg0100s000)] セッションの [選択後の支払処理を有効化] チェックボックスがオンの場合は、LN で構成済バッチが自動的に処理されます。

注: 

支払バッチの処理前に承認が必要な場合は、バッチの承認権限を得なければなりません。LN でバッチが自動的に承認されます。

中断のない支払実行で構成および転記ができなかった取引は、処理完了時に [例外エラー (tfcmg1592m000)] セッションを使用して表示できます。エラーの解決後、この新しいバッチを処理できます。

「例外エラー (tfcmg192)」 テーブルが過剰な領域を占めることを避けるため、[例外エラーの削除 (tfcmg1292m000)] セッションを定期的に実行することもできます。