予算例外のタイプ

予算例外は、予算チェック処理中に発生する可能性があります。例外が解決されるまでは、処理のために取引がブロックされます。適切な権限を持つ予算管理者は、これらの例外を分析して解決することができます。

予算チェック処理中に発生する可能性のある例外のタイプは次のとおりです。

  • 金額の例外

    要求された予算が利用可能予算を超える場合、予算例外が発生します。利用可能予算が不十分な場合、予算管理者は例外を解決するために次の操作を実行できます。
    • 要求された数量または品目を、予算に合う原価まで引き下げるか、修正する
    • 必要であれば例外を許可する
    • 既存の予算を修正するか、または金額をその他の予算勘定から振り替える
    • 例外を拒否して品目を取り消す
  • 勘定の例外

    元帳勘定と予算ロールアップ勘定との関係を定義できない場合に、勘定の例外が発生します。勘定の例外が発生した場合、予算管理者は以下を実行できます。
    • 勘定で予算チェックが必要かどうかを検証する。予算チェックが必要ない場合は、その勘定を今後の予算チェック処理から除外できます。予算チェックが必要な場合は、その勘定科目を予算管理ロールアップ構造に追加する必要があります。
    • 勘定の例外を許可する
  • 方針の例外

    方針の例外を許可することはできません。取引を問題なく保存するには、その前に例外を解決する必要があります。方針の例外のタイプは次の通りです。
    • 予算方針の例外:財務会社については予算管理方針を定義しません。
    • 構造方針の例外:利用可能予算には構造を割り当てません。
    • 日付方針の例外:予算取引の発効日が予算管理方針で定義されている日付の範囲外である場合、日付方針の例外または関連する伝票日付方針の例外が発生します。