購買オーダ

購買バックオーダ

最終入庫の後、合計ライン金額に関するオリジナル購買オーダラインの [債務] 取引が振り戻されます。バックオーダラインが作成されると、バックオーダライン金額に関する [債務] 取引が記帳されます。オリジナルオーダラインの予算勘定分配 (BAD) がバックオーダラインにコピーされます。

[購買オーダタイプ (tdpur0194m000)] セッションのオープンバックオーダを結合チェックボックスがオンの場合は、既存の未決済バックオーダラインに新規のバックオーダ数量を反映できます。

この場合は、次のようになります。

  1. 既存のバックオーダラインが未承認になる
  2. リンクされた予算勘定分配 (BAD) に追加数量をマニュアルで反映する必要がある
  3. 予算チェックが実行される
  4. 予算例外が適用されない場合は、バックオーダラインがもう一度承認される
  5. 予算チェックが実行される
注: 

見込バックオーダの場合は、予算のチェックも更新も行われません。

コピー済購買オーダ

コピー済購買オーダラインでは、次のことが当てはまります。

  • 実際の購買オーダラインからラインをコピーした場合に、それにリンクされた予算勘定分配 (BAD) もコピーされます。
  • 購買履歴ラインからラインをコピーした場合は、予算勘定分配 (BAD) をコピーすることができません。
  • 新しいラインの数量がオリジナルオーダラインの数量と異なる場合は、予算勘定分配 (BAD) が自動的に更新されません。リンクされた予算勘定分配 (BAD) をマニュアルで更新する必要があります。

購買オーダのコピー (tdpur4201s000) セッションで購買オーダラインをコピーできます。

購買返品オーダ

[返品在庫] 購買オーダラインの場合: 

  • 返品オーダラインの予算チェックが実行されず、予算残高の更新だけが行われます。
  • 返品オーダラインがオリジナル購買オーダラインまたはオリジナル購買オーダ入庫にリンクされている場合は、オリジナルオーダラインの予算勘定分配 (BAD) が返品オーダラインにコピーされます。
  • 購買入庫が確認済になると、[債務] 残高が返品オーダラインの数量に応じて減少し、[受取経費] 残高が増加します。このため、返品オーダラインの予算勘定分配 (BAD) をコピーまたは生成する必要があります。

[返品不合格品] 購買オーダラインでは、[在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションの発注先に支払可能チェックボックスがオンの場合に、上記の処理が適用されます。ただし、[発注先に支払可能] チェックボックスがオフの場合は、不合格商品の返品時に予算残高が更新されません。受取経費は不合格となった時点で振り戻されます。

購買追加コスト

追加コストを含むラインを購買オーダに追加する必要がある場合、これらの追加コストラインは購買オーダの承認中に生成されます。これらの追加コストラインの予算チェックおよび更新は、常にライン入力時に実行されます。予算チェックで不合格になると、そのラインの [予算例外] チェックボックスがオンになり、[承認] チェックボックスがオフになります。

承認後に購買オーダを修正した場合は、追加コストを再計算できます。[購買オーダパラメータ (tdpur0100m400)] セッションの [追加コストの (再) 計算] フィールドの値に応じて、追加コストを自動的に再計算するかどうかが決まります。追加コストを再計算すると、最初に既存の追加コストラインが削除されます。次に、新しい原価ラインが取得され、購買オーダに追加されます。新しく追加された原価ラインに関する予算チェックが実行されます。