利用可能予算のチェックおよび更新

予算勘定分配 (BAD)

購買要求ライン、オーダライン、または入庫ラインの利用可能予算は、正しい予算勘定分配 (BAD) がラインにリンクされている場合にのみチェックできます。生成された予算勘定分配 (BAD) またはデフォルトの予算勘定分配 (BAD) を使用すると、購買取引が予算にリンクされます。

予算勘定分配 (BAD) には、次のデータが必要です。

  • 財務会社

    財務会社は、要求またはオーダの [購買オフィス] フィールドに基づいて決定されます。購買オフィスが指定されていない場合は、LN で予算勘定分配 (BAD) を生成して予算をチェックすることができません。
  • 元帳勘定とディメンション

    元帳勘定およびディメンションは、要求またはオーダラインの [総勘定元帳] フィールドに基づいて決定されます。ラインに総勘定元帳が指定されていない場合は、[マッピング体系 (tfgld4573m000)] セッションからデフォルトの元帳勘定およびデフォルトのディメンションが取得されます。
  • 予算チェック日

    チェック日のデフォルト値は、該当する伝票タイプの [予算管理方針 (tfbgc0110m000)] セッションで設定されます。
  • 数量

    ラインのオーダ数量または入庫数量と一致する必要のある合計数量。したがって、予算勘定分配 (BAD) の割合は 100 に相当する必要があります。

予算勘定分配 (tcbgc1100m000) セッションで、予算勘定分配 (BAD) を表示して修正することができます。このセッションを開始するには、次のセッションの適切なメニューから [予算勘定分配] を選択します。

  • [購買要求ライン (tdpur2502m000)]
  • [購買要求ラインの変換準備 (tdpur2502m100)]
  • [購買オーダライン (tdpur4101m000)]
  • [購買オーダライン詳細 (tdpur4101m200)]
  • [購買入庫 (tdpur4106m000)]
注: 

たとえば、購買要求ラインが購買オーダラインに変換されると、要求ラインの予算勘定分配 (BAD) がデフォルト値として設定され、購買オーダラインにリンクされます。

利用可能予算のチェックおよび更新

ラインの予算をチェックすると、予算チェックで不合格になることがあります。この場合は、該当するセッションの [予算例外] チェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにした場合は、購買手順を続行する前に、予算例外を処理しておく必要があります。

ただし、[予算例外] チェックボックスがオンになるのは、次の場合に限ります。

  • チェック対象ラインの利用可能予算が不足している
  • [予算管理方針 (tfbgc0110m000)] セッションで予算超過時フィールドが [ブロック] に設定されている

予算例外を解決するには、たとえば、ライン金額または予算勘定分配 (BAD) を変更します。この後、[予算例外] チェックボックスがオンで、適切な予算勘定分配 (BAD) が設定されたラインの予算をマニュアルでチェックできます。

予算をチェックするには、次のセッションの適切なメニューから [予算のチェック] を選択します。

  • [購買要求ライン (tdpur2502m000)]
  • [購買要求ラインの変換準備 (tdpur2502m100)]
  • [購買オーダライン (tdpur4101m000)]
  • [購買オーダライン詳細 (tdpur4101m200)]
  • [購買入庫 (tdpur4106m000)]
注: 

ラインの利用可能予算が不足している場合は、[予算超過時] フィールドの値に応じて次のように処理が異なります。

  • [継続]: 予算取引が書き込まれ、購買手順を続行できます。
  • [警告]: 予算不足に関して通知されますが、予算取引を書き込み、購買手順を続行することができます。