財務取引先グループ

財務取引先グループは、買掛金と売掛金の間でリンクを確立する場合に使用します。また、これらのグループを使用して、総勘定元帳へのリンクを確立することもできます。取引先グループごとに、取引の転記先とする元帳勘定ディメンションのセットを定義する必要があります。

さらに、統制勘定を最低でも 1 つ定義する必要があります。受取済の販売請求書の金額および送付済の購買請求書の金額が、この勘定に転記されます。貸方票を帳簿に記載するときに、[取引タイプ (tfgld0511m000)] セッションの [貸方票のマイナス金額] パラメータに応じて、この勘定に貸方記入と借方記入が逆の方法で行われます。複数の統制勘定を定義し、販売タイプおよび購買タイプを使用すると、各種タイプの請求額を異なる統制勘定に転記することができます。詳細については、統制勘定を設定するにはを参照してください。

財務取引先グループ、および取引先グループの統制勘定やその他の元帳勘定とディメンションは、次のセッションで定義できます。

  • 買掛金で、次のようにします。

    • [財務取引先グループ (tfacp0110m000)]
    • [取引先グループ別元帳勘定 (tfacp0111m000)]
    • [取引先グループ別統制勘定 (tfacp0515m000)]
  • 売掛金で、次のようにします。

    • [財務取引先グループ (tfacr0110m000)]
    • [取引先グループ別元帳勘定 (tfacr0111m000)]
    • [取引先グループ別統制勘定 (tfacr0515m000)]

財務取引先グループを取引先に割り当てるには、共通情報にある次のいずれかのセッションを使用します。

  • [請求先取引先 (tccom4112s000)]
  • [請求元取引先 (tccom4122s000)]

取引を入力すると、取引先が属する財務取引先グループが取得されます。取引は、取引先グループに関連付けられている元帳勘定およびディメンションに転記されます。