与信チェック

与信チェックは次の事項を決定します。

  • 期日どおりに支払をしなかった取引先に督促を送る方法
  • オーダ入力の有無と、取引先への商品納入の可否

与信チェックは一部が共通情報に定義されます。[信用評価 (tcmcs0164s000)] セッションでは、次の項目を定義するさまざまな信用評価を定義できます。

  • 販売オーダが処理されるときに取られるアクション
  • 信用チェックを繰り返すタイミング

[請求先取引先 (tccom4112s000)] セッションで取引先の信用見直しを実行した日時を入力する必要があります。支払期限超過債権再調査の結果、取引先のオーダが保留されることがあります。これは [販売オーダパラメータ (tdsls0100s400)] セッションの関連パラメータの選択に依存します。

[請求先取引先 (tccom4112s000)] セッションで、信用評価と請求先取引先をリンクできます。

[請求先取引先 (tccom4112s000)] セッションで取引先に設定できる他の与信チェックパラメータは次のとおりです。

  • 取引明細書の送付と請求書の送付の時間間隔
  • 信用アナリスト
  • 与信限度額
  • 信用保証会社
  • 超期日請求書の許容金額

取引先に送付される督促、および支払期限超過請求書または支払スケジュールラインは、売掛金モジュールで管理されます。

このモジュールで、支払期限を超過した販売請求書および支払スケジュールラインの督促を作成して処理することができます。督促は、請求書または支払スケジュールラインの期日に基づいて実行されます。請求書の期日から特定のマージン日数だけ経過すると、その請求書に関する督促通知が作成されます。

[売掛金パラメータ (tfacr0100s000)] セッションの [与信チェック] タブで、次の情報を定義できます。

  • 督促状を送るまでの猶予日数 (マージン)
  • 送付する督促状の種類

[督促状 (tfacr3508m000)] セッションで督促状のレイアウトおよび内容を定義できます。レター番号によって、各種の督促状を指定します。この番号は督促状の度合いを示します。つまり、レター番号 1 の督促状が最も穏やかで、レター番号が一番大きい督促状が最も差し迫ったものになります。レター番号は取引先に何通の督促状を送付し、次にどの督促状を送付するかも示します。督促状のテキストも定義できます。

督促方法[督促方法 (tfacr3520m000)] セッションで定義できます。督促方法では 2 通の督促状の送付期間を指定し、超期日請求書に対して利息を計算するかどうかを定義します。[回収先取引先 (tccom4114s000)] セッションで、各回収先取引先に督促方法がリンクされます。

督促状管理簿を利用して、アクション日付 (期日 + 督促猶予日数) を過ぎた請求書に対して生成された督促状を表示できます。

注: 

LNエンタープライズモデラ Content Pack を使用している場合、督促を設定するには MFI6100 (督促状) ウィザードを使用するようにしてください。このウィザードは事前定義されており、会社の業務機能モデルを指定した後に [プロジェクトモデル別ウィザード (tgwzr4502m000)] セッションから実行できます。