貸倒損失回復

貸倒損失が控除され、支払が受け取られた後、[貸倒損失回復の処理 (tfacr2216m000)] セッションを使用して貸倒損失控除を回復します。前提として、関係するすべての回収の取引、または請求書への回収割当の取引をファイナライズする必要があります。

[貸倒損失回復の処理 (tfacr2216m000)] セッションで [税金期間] を指定できます。この期間に回収した支払が回復対象として選択されます。貸倒損失回復取引を転記するには、[貸倒損失回復の転記] チェックボックスをオンにします。特定の会計期間、レポート期間、および税金期間内の取引を転記する場合は、貸倒損失回復の [伝票日付] と [会計期間] を指定する必要があります。この処理は、英国やマレーシアなどの国々で、過去に貸倒損失が控除された請求書での回収/支払にかかった税金を回復する場合に必要となります。この処理を実行すると、過去に控除の対象となり、回収/支払が行われたすべての選択済の伝票に関して 「貸倒損失回復」 が作成されます。

この処理が開始された後、「貸倒損失回復」 伝票のバッチを作成できます。控除済の請求書と回収/支払ごとに 「貸倒損失回復取引」 が自動的に作成されます。
注: 

複数の請求書の回復取引を 1 つの伝票にリンクさせることもできますが、作成される取引ラインの数が多すぎると、新しい伝票番号が生成されます。

[現預金管理パラメータ (tfcmg0100s000)] セッションで [控除の税金調整] チェックボックスがオンになっている場合、控除を適用しても、税金控除額は生成されません。