調達カードの処理

調達カードによる支払の処理

調達カードによる支払を処理するには、次のステップを実行します。

  1. [要求および取引明細書のインポート (tfacp2255m000)]

    [要求および取引明細書のインポート (tfacp2255m000)]

    セッションの目的: 

    • 銀行から受領した調達カード取引明細書の XML ファイルのインポート
    • 電子調達または他の外部調達アプリケーションにより準備された購買要求の XML ファイルのインポート

    インポートするファイルのパス名を指定する必要があります。インポート中に、インポートするデータに基づいて、調達カード取引明細書または購買要求が作成されます。

  2. [購買要求 (tfacp2528m000)]

    [購買要求 (tfacp2528m000)]

    インポートした購買要求を表示して修正するか、購買要求をマニュアルで入力します。購買要求をインポートした場合は、照合ラインを表示する [照合ライン] フィールドをチェックする必要があります。

  3. [調達カード取引明細書 (tfacp1520m000)]

    [調達カード取引明細書 (tfacp1520m000)]

    インポートした調達カード取引明細書を表示、または調達カード取引明細書をマニュアルで入力します。

  4. [調達カード取引明細書 - ライン (tfacp1521m000)]

    [調達カード取引明細書 - ライン (tfacp1521m000)]

    インポートした調達カード取引明細書ラインを表示して修正するか、調達カード取引明細書ラインを入力します。調達カード取引明細書をインポートする場合、照合ラインが表示されるライン記述フィールドをチェックする必要があります。

    [買掛金パラメータ (tfacp0100m000)] セッションの [自動照合] チェックボックスがオンで、ラインタイプが [購買要求] の場合、ラインの保存時に調達カード取引明細書ラインと要求ラインとの照合が試行されます。

    エラーがない場合は、照合済ラインが [調達カード取引明細書ラインと購買請求の照合結果 (tfacp2527m000)] セッションに追加され、取引明細書ラインとそれに関連する要求の状況が [照合済] に設定されます。

    ラインタイプが [過去の調整] または [その他] の場合は、ラインの保存時に取引明細書ラインの状況が 「照合済」 に設定されます。

    これで、次の作業を実行できます。

    • 調達カード取引明細書と購買要求との自動照合。照合可能な取引明細書のすべてのラインを照合できます。ステップ 5 に進みます。
    • それぞれの調達カード取引明細書ラインまたは選択したラインと購買要求とのマニュアル照合。すべてのラインを照合すると、調達カード取引明細書の状況が [照合済] に設定されます。ステップ 7 に進みます。
  5. 取引明細書ラインの作成

    取引明細書ラインの作成

    調達カード取引明細書にラインがない場合は、[調達カード取引明細書 - ライン (tfacp1521m000)] セッションの適切なメニューで [ラインの作成と照合] をクリックします。状況が [作成] で、要求日付が調達カード取引明細書の日付よりも前の購買要求に基づいて取引明細書ラインが作成されます。この後、作成されたラインが要求と照合されます。ステップ 13 で説明されているように、照合済調達カード取引明細書の承認を継続します。

  6. 調達カード取引明細書の照合

    調達カード取引明細書の照合

    調達カード取引明細書を照合するには、[調達カード取引明細書 (tfacp1520m000)] セッションの適切なメニューで次のいずれかのコマンドをクリックします。

    • [照合][照合ライン] フィールドが購買要求の照合ラインと一致しており、取引明細書ラインの金額が購買要求の金額と一致している場合は、すべての取引明細書ラインが 「照合済」 に設定されます。税額が表示される場合には、取引明細書ラインの税額が購買要求の税額と等しくなければなりません。
    • [取引明細書の照合/承認/請求][調達カード取引明細書の照合/承認 (tfacp2220m000)] セッションが開始されます。取引明細書を照合するには、[照合] チェックボックスをオンにして [取引の作成] をクリックします。取引明細書を一括して自動的に照合、承認、および請求処理するには、[照合]、[承認]、および [請求書] チェックボックスをオンにします。

    エラーが発生した場合は、ステップ 9 の説明に従ってエラーログファイルを表示できます。エラーを解決した後、ステップ 7 および 8 の説明に従って、取引明細書を再照合するか、取引明細書ラインを照合します。

  7. 取引明細書ラインのマニュアルでの照合

    取引明細書ラインのマニュアルでの照合

    個別の調達カード取引明細書ラインをマニュアルで照合するには、[調達カード取引明細書 (tfacp1520m000)] セッションの適切なメニューで [ライン] をクリックします。[調達カード取引明細書 - ライン (tfacp1521m000)] セッションが開始されます。

  8. ラインの照合

    ラインの照合

    1 つまたは複数のラインを照合するには、[調達カード取引明細書 - ライン (tfacp1521m000)] セッションの適切なメニューで、次のいずれかのコマンドをクリックします。

    • [ラインの作成と照合]状況が [作成] の購買要求に基づいて取引明細書ラインが作成されます。この後、作成されたラインが要求と照合されます。このコマンドは、調達カード取引明細にラインがない場合に使用します。
    • [全取引明細書ラインの照合]「ライン記述」 フィールドの照合ラインが購買要求の照合ラインと一致しており、取引明細書ラインの金額が購買要求の金額と一致している場合は、すべての取引明細書ラインが 「照合済」 に設定されます。税額が表示される場合には、取引明細書ラインの税額が購買要求の税額と等しくなければなりません。
    • [取引明細書ラインの照合]ラインタイプ分類が [過去の調整] または [その他] の場合は、ライン状況が 「照合済」 に設定されます。ラインタイプ分類が [購買要求] の場合は、[要求との照合 (tfacp2570m000)] セッションが開始されます。ステップ 10 を参照してください

    エラーが発生した場合は、ステップ 9 の説明に従ってエラーログファイルを表示できます。エラーを解決した後、ステップ 10 の説明に従って、取引明細書ラインを再照合するか、取引明細書ラインをマニュアルで照合します。次に、ステップ 13 の説明に従って、照合済調達カード取引明細書を承認します。

  9. [エラーログ (tfacp2536m000)]

    [エラーログ (tfacp2536m000)]

    セッションの目的: 調達カード取引明細書ラインと購買要求との照合時に LN に記録されたエラーを表示します。表示されたエラーは解決し、取引明細書と再照合する必要があります。

  10. [要求との照合 (tfacp2570m000)]

    [要求との照合 (tfacp2570m000)]

    セッションの目的: 取引明細書ラインをマニュアルで購買要求と照合します。

    照合済の数量または金額を調整する場合は、ラインを選択した後、適切なメニューで [マニュアルで照合] をクリックします。[要求のマニュアル照合 (tfacp2170s000)] セッションが開始されます。照合済の数量または金額を調整した後、[照合] をクリックして、取引明細書と購買要求を照合します。

    調達カード取引明細書ラインの照合対象の数量が購買要求の数量を上回っていると、超過請求が適用されます。超過請求はステップ 11 で説明されているように処理してください。

    定義されている制限を超えて価格差額が発生する場合、ステップ 12 で説明されているように、マニュアルで価格差額を承認する必要があります。

  11. [過剰請求の償却 (tfacp2265m000)]

    [過剰請求の償却 (tfacp2265m000)]

    セッションの目的: 調達カード取引明細書で購買要求の数量よりも大きい数量を請求する際に発生する超過請求数量を償却します。

  12. [価格差額の承認 (tfacp2539m000)]

    [価格差額の承認 (tfacp2539m000)]

    セッションの目的: 定義済の価格差額許容範囲を超えている価格差額をマニュアルで承認します。

    [買掛金パラメータ (tfacp0100m000)] セッションで定義済の許容範囲内に収まる差額を承認するか、[購買請求書権限 (tfacp0150m000)] セッションで個別に指定された許容範囲内に収まる差額を承認することができます。

  13. 調達カード取引明細書の承認

    調達カード取引明細書の承認

    状況が [照合済] の調達カード取引明細書を承認するには、[調達カード取引明細書の照合/承認 (tfacp2220m000)] セッションを使用します。状況が [承認済] に変更されます。エラーが発生した場合は、ステップ 9 の説明に従ってエラーログファイルを表示できます。エラーを解決した後、取引明細書を再承認する必要があります。

  14. 調達カード取引明細書の請求処理

    調達カード取引明細書の請求処理

    状況が [承認済] の調達カード取引明細書を請求するには、同じ [調達カード取引明細書の照合/承認 (tfacp2220m000)] セッションを使用します。状況が 「転記済」 に変更されます。

    調達カード取引明細書の費用請求書が作成されます。費用請求書で支払権限が必要な場合は、[購買請求書の承認 (tfacp1142m000)] セッションで支払を承認します。詳細については、買掛金の支払権限を参照してください。

  15. [見越/振戻仕訳の転記 (tfacp2260m000)]

    [見越/振戻仕訳の転記 (tfacp2260m000)]

    期間終了時にこのセッションを使用すると、[デスクトップ受領を行う] を予定購買請求書 (GRNI) 見越勘定に適用しない未決済購買要求の見越金額を転記できます。

    [デスクトップ受領を行う] が適用されていない購買要求に関して期間をクローズすると、次の転記が行われます。

    • 仕訳を見越計上するには

      • 借方: 見越期間における購買要求の原価勘定科目
      • 貸方: 受領する請求書
    • 振戻期間中に調達カード取引明細書を後で請求処理する場合は、次のようになります。

      • 借方: 受領する請求書
      • 貸方: 買掛金統制勘定
  16. [不一致レポートの出力 (tfacp1421m000)]

    [不一致レポートの出力 (tfacp1421m000)]

    セッションの目的: 照合手順中に検出された差分のレポートを作成します。

  17. [全額支払済購買請求書のアーカイブ/削除 (tfacp2250m000)]

    [全額支払済購買請求書のアーカイブ/削除 (tfacp2250m000)]

    全額支払済請求書、関連した調達カード取引明細書、取引明細書ライン、および購買要求を削除します。

  18. [現預金予測の更新 (tfcmg3210m000)]

    [現預金予測の更新 (tfcmg3210m000)]

    このセッションでは、まだ請求処理されていない購買要求をすべて選択できます。未転記数量は現預金予測に追加されます。