保留理由

保留理由の定義

保留理由を定義するには、次のセッションを使用します。

  • [割当承認者 (tfacp0130m000)]

    割当承認者を定義します。
  • [保留理由 (tfacp0120m000)]

    保留理由を定義します。必要に応じて、保留理由ごとにデフォルト割当承認者を選択することができます。

登録済請求書への保留理由の自動リンク

登録済請求書に保留理由を自動的にリンクするように設定できます。

保留理由を自動的にリンクするには

  1. [請求元取引先 (tccom4122s000)]

    特定の取引先からの登録済請求書をすべて自動的にブロックするには、[購買請求書の保留理由] フィールドでデフォルト保留理由を選択します。この保留理由は、請求元取引先からのすべての登録済請求書に自動的にリンクされます。
  2. [買掛金パラメータ (tfacp0100m000)]

    すべての登録済請求書を自動的にブロックするには、[登録済請求書の保留理由] フィールドでデフォルト保留理由を選択します。特定の保留理由が選択されていない取引先の登録済請求書すべてに対して、この保留理由が自動的にリンクされます。

取引先レベルの保留理由は、グローバル保留理由よりも優先されます。

注: 
  • デフォルト保留理由を定義すると、支払承認を必要としない登録済請求書にデフォルト保留理由が自動的にリンクされます。
  • 請求書に対して支払承認が必須であり、請求書を登録したユーザに支払の承認権限がある場合、デフォルト保留理由は請求書にリンクされません。[購買請求書入力 (tfacp2600m000)] セッションの [保留理由] フィールドは空のままです。ただし、ユーザが十分な権限を持たない場合は、請求書にデフォルト保留理由がリンクされます。

登録済請求書への保留理由のマニュアルリンク

[買掛金パラメータ (tfacp0100m000)] セッションでデフォルト保留理由が定義されていない場合、マニュアルで請求書に保留理由を追加できます。デフォルト保留理由が定義済の場合、常に請求書の保留理由を変更することができます。

保留理由および割当承認者をマニュアルで入力、変更、または削除するには、次のセッションを使用します。

  • [購買請求書入力 (tfacp2600m000)]
  • [購買請求書照会 (tfacp2600m100)]
  • [購買請求書の処理 (tfacp2107m000)]
注: 

支払が [銀行取引 (tfcmg2500m000)] セッションと [支払予定 (tfcmg2110s000)] セッションで処理される場合、これらのセッションでは請求書の登録が事後に行われるため、請求書がブロックされているかどうかのチェックは行われません。

保留理由の削除

割当承認者であれば、保留理由を削除し、この方法で以降の処理のために請求書を発行することができます。

保留理由を削除するには

  1. [購買請求書の承認 (tfacp1142m000)] を開始して、承認の必要な請求書をリストします。保留理由が請求書にリンクされている場合、[保留 理由] カラムに保留理由が表示されます。
  2. 請求書を選択し、適切なメニューから [購買請求書照会] を選択します。[購買請求書照会 (tfacp2600m100)] セッションが開始されます。
  3. [その他] タブで、[保留理由] フィールドから保留理由を削除します。[割当承認者] フィールドは、自動的に値が消去されます。

次のセッションで、保留理由を削除することもできます。

  • [購買請求書入力 (tfacp2600m000)]
  • [購買請求書の処理 (tfacp2107m000)]
注: 
  • オーダ関連の購買請求書の支払を承認すると、保留理由は自動的に削除されます。詳細については、買掛金の支払権限を参照してください。
  • 保留理由は、どのユーザも削除することができます。ユーザに権限が付与されていない場合は、警告が表示されます。請求書は支払がブロック済のままです。保留理由の削除は、[請求書権限履歴 (tfacp2510m000)] に記録されます。
  • 保留理由を削除する際に、請求書の支払を承認する権限がないと、警告が表示されます。請求書は支払がブロックされた状態のままです。