レート情報

レート情報に基づいて、取引の為替レートが決定されます。

レート情報は次の詳細情報からなります。

  • レートタイプ
  • レート日
  • 為替レート
  • レート係数

レート情報だけではなく、請求書の作成および総勘定元帳での転記に使用される為替レートは、購買オーダの [為替レート換算基準] の値に依存しています。

レート換算基準は必須集約であるため、請求書で統合されているすべてのオーダラインで同じになります。レート換算基準の値が [伝票日付] とは違う場合、各関連オーダラインが未着買掛金勘定科目のそれぞれのレート情報と一緒に転記されます。この場合、オーダラインのレート情報は購買オーダヘッダのレート情報と同じになります。その結果、関連する未着買掛金勘定科目は入庫により増加され、自己請求請求書の作成により減少されます。したがって、統合取引では現在為替差の転記は行われません。請求書と統制勘定転記のレート情報は、関連するすべての未着買掛金転記の平均レートです。

レート換算基準が [伝票日付] の場合、転記ではすべて請求書の伝票日付で有効な為替レートが使用されます。したがって、それぞれの未着買掛金転記で、統合取引に [為替差] 項目を作成できます。[為替差] 項目は、購買オーダヘッダレート情報と請求書伝票日付で有効なレート情報の差分から生じます。