統計パラメータ (tdsta0100m000)
セッションの目的:
- 統計モジュールのパラメータを会社の特定要件に設定します。
- 統計を更新するレベルを定義します。
選択した設定は後で変更することができます。いったん設定を変更すると、セッションで新しいレベルが更新されます。完全なオーダ/スケジュール履歴が利用可能な場合は、[統計の更新 (tdsta2250m000)] セッションで完全更新を実行できます。変更を行うと、履歴データの新しいレベルも更新されます。
利用可能なレベルは、出力または表示可能であるもっとも詳細な情報を表しています。
- 発効日
-
パラメータが有効になる日付と時刻。パラメータの有効期限は、最新のパラメータ設定の発効日までです。
- 更新する親取引先レベル
-
[統計の更新 (tdsta2250m000)] セッションでデータを更新するときに、親取引先データを更新する方法
指定可能な値
- 個人顧客
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LN では、親顧客がオーダの取引先にリンクされている場合であっても、オーダで示されている顧客の統計を更新します。 親の統計は保存されません。
- シングルレベル親
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LN では、オーダにリンクされている親顧客の統計を更新します。 親顧客がオーダの取引先にリンクされていない場合、LN では、オーダの顧客 (子) をデフォルトとして使用します。
- マルチレベル親
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この値は[シングルレベル親]に似ています。 また、LN では、顧客ファイルをチェックし、親顧客が別の顧客の子であるかを調べます。 別の顧客の子である場合、LN では、次の親顧客の統計も更新します。 結果として得られたツリー構造によって、オーダラインを複数の顧客に転記することができます。
- 両方のシングルレベル
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統計は子と親のシングルレベルで更新されます。 オーダの取引先に親が存在しない場合、子についてのみ、統計が更新されます。 つまり、この方法は[個人顧客]と[シングルレベル親]を組み合せた方法です。
- 両方のマルチレベル
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子とすべての親について、統計が更新されます。 つまり、この方法は[個人顧客]と[マルチレベル親]を組み合せた方法です。
- 営業利益計算の基準価格
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営業利益の割合を計算して、統計に表示する方法を定義します。
指定可能な値
- 標準原価
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営業利益率は次のとおり計算されます。
((TO - CO) ÷ CO) * 100%
- オーダ価格
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営業利益率は次のとおり計算されます。
((TO - CO) ÷ TO) * 100%
- TO - 売上高
- CO - 原価
- 期間テーブル
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期間テーブルでは、統計に使用される期間番号、開始日、および終了日を含めて、1 年の内のさまざまな期間を指定します。
期間テーブルは[期間テーブル (tcccp0160m000)] セッションで定義できます。
- アーカイブ会社
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アーカイブ中に統計情報が保存されるアーカイブ会社。この情報は、[統計のアーカイブ/削除 (tdsta2250m100)] セッションでアーカイブされます。
- 詳細値引仕様
-
このチェックボックスで、購買値引、販売値引、リベート、および手数料に詳細値引を記録する必要があるかを指定します。
このチェックボックスがオンの場合、 [予算 (tdsta2603m000)] セッションに入力した値引の予算を、[値引タイプ別予算データのソート (tdsta2105m000)] セッションで値引コード別にソートできます。このように分割された予算は統計に登録されます。
このチェックボックスがオフの場合、値引、手数料、およびリベートが値引コード別にソートされることはありません。
- オーダ値引の値引コード
-
[詳細値引仕様]チェックボックスがオンの場合、値引コードを含まないオーダの値引額が、このフィールドで指定した値引コードに累計されます。値引コードを含むオーダラインの値引額は、オーダラインの値引コードに累計されます。
このフィールドを空のままにして、[統計の出力 (tdsta2400m000)] セッションで統計結果を出力するときに詳細値引を出力チェックボックスをオンにすると、出力される値引額合計は、[詳細値引を出力]チェックボックスがオフの場合に出力される値引額よりも少なくなる可能性があります。これは、このフィールドが空の場合、「値引コード」 のないオーダラインの値引額は考慮されないためです。
注:[詳細値引仕様]チェックボックスをオンにした場合のみ、このフィールドを定義できます。
- 販促値引の値引コード
-
適用済販促の結果による販促値引は、このフィールドで指定する値引コードに累計されます。
注:- [詳細値引仕様]チェックボックスをオンにした場合のみ、このフィールドを定義できます。
- プレミアムは、通常の販売オーダラインとして統計に保存されます。
- カスタマイズ品目の品目
-
カスタマイズ品目が標準品目から取得されておらず、[品目 (tcibd0501m000)] セッションの[派生元品目]フィールドで定義できる場合、標準品目コードを定義して統計データを保存する必要があります。このコードを統計に使用して、標準品目から取得されていないカスタマイズ品目を累計できます。
[品目 (tcibd0501m000)] セッションでカスタマイズ品目の[派生元品目]フィールドを入力すると、カスタマイズ品目データが統計の標準品目に保存されます。
- 標準品目の品目
-
[統計の更新 (tdsta2250m000)] セッションで統計を更新する場合に[実績データ]チェックボックスをオンにすると、品目データは販売オーダ履歴や購買オーダ履歴のセッションから取得されずに、[品目 (tcibd0501m000)] セッションから取得されます。ただし、品目データが履歴で利用可能であるが、その品目が[品目 (tcibd0501m000)] セッションにすでに存在していない場合は、[品目 (tcibd0501m000)] セッションから現在のフィールドに入力されている品目の実績データが取得されます。
- 販売入力レベル
-
販売オーダ/スケジュールの受注統計を更新するレベルを選択します。販売受注は、LN に入力されているすべての販売オーダ/スケジュールを参照します。
注:このレベルおよびレベルタイプの統計に含める必要のあるレベル属性 (フィールド) を[統計レベル (tdsta0601m000)] セッションで選択できます。
- 販売入力更新日
-
販売受注統計を更新する基準となる日付を選択します。
指定可能な値
- オーダ日
-
オーダ受注分またはオーダ取消分を転記する期間は、オーダ履歴ラインのオーダ日によって決定されます。 オーダ日はユーザが入力しますが、記録日は LN によって決定されるため、この日付は処理日や記録日とは異なります。
- 処理日
-
オーダ受注分またはオーダ取消分を転記する期間は、処理日または記録日によって決定されます。
- 納期/時刻
-
オーダ受注分またはオーダ取消分を転記する期間は、オーダ履歴ラインの計画納期 (販売) および計画入庫日 (購買) によって決定されます。
- 販売入力更新日 (CMS)
-
手数料用に販売受注統計を更新する基準となる日付を選択します。
指定可能な値
- 計算日
-
手数料オーダ受注分または手数料オーダ取消分を転記する期間は、手数料の計算日によって決定されます。
- 処理日
-
手数料オーダ受注分または手数料オーダ取消分を転記する期間は、手数料履歴の処理日または記録日によって決定されます。
- 販売取引高レベル
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販売売上高統計を更新するレベルを選択します。販売売上高は、[販売オーダ実際納入ライン履歴 (tdsls4556m000)] セッションで処理されるすべての販売オーダ/スケジュールを参照します。
注:このレベルおよびレベルタイプの統計に含める必要のあるレベル属性 (フィールド) を[統計レベル (tdsta0601m000)] セッションで選択できます。
- 販売取引高更新日
-
販売売上高統計を更新する基準となる日付を選択します。
指定可能な値
- 納期
-
取引高を転記する期間は納期によって決定されます。
- 請求日
-
取引高を転記する期間は請求日によって決定されます。
デフォルト
[納期]のデフォルト値は[販売オーダ実際納入ライン履歴 (tdsls4556m000)] セッションの[実際納期]から取得され、[請求日]のデフォルト値は同セッションの[請求日]から取得されます。
- 販売取引高更新日 (CMS)
-
手数料用に販売受注統計を更新する基準となる日付を選択します。
指定可能な値
- 請求日
-
手数料は、手数料の請求日に決定されます。
- 処理日
-
手数料は、処理日に決定されます。
従業員の手数料取引高は、常に処理日にもとづいており、パラメータとは関係ありません。これは、従業員に対して請求書が作成されないためです。
- 販売取消レベル
-
販売取消統計を更新するレベルを選択します。販売取消は、LN に入力されてその後削除または取消が行われたすべての販売オーダ/スケジュールラインを参照します。
注:このレベルおよびレベルタイプの統計に含める必要のあるレベル属性 (フィールド) を[統計レベル (tdsta0601m000)] セッションで選択できます。
- 販売取消更新日
-
販売取消統計を更新する基準となる日付を選択します。
指定可能な値
- オーダ日
-
オーダ受注分またはオーダ取消分を転記する期間は、オーダ履歴ラインのオーダ日によって決定されます。 オーダ日はユーザが入力しますが、記録日は LN によって決定されるため、この日付は処理日や記録日とは異なります。
- 処理日
-
オーダ受注分またはオーダ取消分を転記する期間は、処理日または記録日によって決定されます。
- 納期/時刻
-
オーダ受注分またはオーダ取消分を転記する期間は、オーダ履歴ラインの計画納期 (販売) および計画入庫日 (購買) によって決定されます。
- 販売取消更新日 (CMS)
-
手数料用にどの販売取消統計を更新する基準となる日付を選択します。
指定可能な値
- 計算日
-
手数料オーダ受注分または手数料オーダ取消分を転記する期間は、手数料の計算日によって決定されます。
- 処理日
-
手数料オーダ受注分または手数料オーダ取消分を転記する期間は、手数料履歴の処理日または記録日によって決定されます。
- 販売最終統計更新日
-
販売統計が最後に更新された日付
注:このフィールドは情報確認の目的でのみ使用され、[統計の更新 (tdsta2250m000)] セッションが使用されるときに表示されます。
- 実際の販売レベル
-
実際の販売レベル統計を更新するレベルを選択します。実際の販売は、現在 (実際) の販売取引先および販売品目データを参照します。
注:このレベルおよびレベルタイプの統計に含める必要のあるレベル属性 (フィールド) を[統計レベル (tdsta0601m000)] セッションで選択できます。
- 購買入力レベル
-
購買オーダ受注統計を更新するレベルを選択します。購買受注は、LN に入力されているすべての購買オーダ/スケジュールを参照します。
注:このレベルおよびレベルタイプの統計に含める必要のあるレベル属性 (フィールド) を[統計レベル (tdsta0601m000)] セッションで選択できます。
- 購買入力更新日
-
購買受注統計を更新する基準となる日付を選択します。
指定可能な値
- オーダ日
-
オーダ受注分またはオーダ取消分を転記する期間は、オーダ履歴ラインのオーダ日によって決定されます。 オーダ日はユーザが入力しますが、記録日は LN によって決定されるため、この日付は処理日や記録日とは異なります。
- 処理日
-
オーダ受注分またはオーダ取消分を転記する期間は、処理日または記録日によって決定されます。
- 納期/時刻
-
オーダ受注分またはオーダ取消分を転記する期間は、オーダ履歴ラインの計画納期 (販売) および計画入庫日 (購買) によって決定されます。
- 購買取消レベル
-
購買取消統計を更新するレベルを選択します。購買取消は、LN に入力されてその後削除または取消が行われたすべての購買オーダ/スケジュールラインを参照します。
注:このレベルおよびレベルタイプの統計に含める必要のあるレベル属性 (フィールド) を[統計レベル (tdsta0601m000)] セッションで選択できます。
- 購買取消更新日
-
購買取消統計を更新する基準となる日付を選択します。
指定可能な値
- オーダ日
-
オーダ受注分またはオーダ取消分を転記する期間は、オーダ履歴ラインのオーダ日によって決定されます。 オーダ日はユーザが入力しますが、記録日は LN によって決定されるため、この日付は処理日や記録日とは異なります。
- 処理日
-
オーダ受注分またはオーダ取消分を転記する期間は、処理日または記録日によって決定されます。
- 納期/時刻
-
オーダ受注分またはオーダ取消分を転記する期間は、オーダ履歴ラインの計画納期 (販売) および計画入庫日 (購買) によって決定されます。
- 購買取引高レベル
-
購買売上高統計を更新するレベルを選択します。購買売上高は、LN で処理されるすべての購買オーダ/スケジュールを参照します。
注:このレベルおよびレベルタイプの統計に含める必要のあるレベル属性 (フィールド) を[統計レベル (tdsta0601m000)] セッションで選択できます。
- 購買取引高更新日
-
購買売上高統計を更新する基準となる日付を選択します。
指定可能な値
- 入庫日
-
取引高を転記する期間は入庫日によって決定されます。
- 処理日
-
取引高を転記する期間は処理日によって決定されます。
- 購買取引高更新日 (委託)
-
委託用に購買取引高統計を更新する基準となる日付を選択します。
指定可能な値
- 使用日
-
取引高を転記する期間は、使用日/消費日付によって決定されます。
- 処理日
-
取引高を転記する期間は処理日によって決定されます。
- 購買取引高更新日 (段階的支払)
-
発注先段階的支払用に購買取引高統計を更新する基準となる日付を選択します。
指定可能な値
- 発行日
-
取引高を転記する期間は、段階的支払の発行日によって決定されます。
- 処理日
-
取引高を転記する期間は処理日によって決定されます。
- 購買最終統計更新日
-
購買統計が最後に更新された日付
注:このフィールドは情報確認の目的でのみ使用され、[統計の更新 (tdsta2250m000)] セッションが使用されるときに表示されます。
- 実際の購買レベル
-
実際の購買レベル統計を更新するレベルを選択します。実際の購買は、現在 (実際) の購買取引先および購買品目データを参照します。
注:このレベルおよびレベルタイプの統計に含める必要のあるレベル属性 (フィールド) を[統計レベル (tdsta0601m000)] セッションで選択できます。