顧客 360 (tdsmi1500m000)
セッションの目的: 販売先取引先の関連データを表示、指定、およびメンテナンスします。このセッションによって、顧客情報の概要が提供され、アカウントマネージャが顧客関連の複数のタスクを実行できるようになります。
[顧客 360 (tdsmi1500m000)] セッションの使用方法
[顧客 360 (tdsmi1500m000)] セッションの取引先リストから販売先取引先を選択すると、その取引先に関する情報が表示されます。レコードをダブルクリックすると、取引先 (tccom4100s000) セッションが開始されます。
チェックマークは、取引先で利用可能なデータを示します。リンクをクリックするとセッションが開始し、取引先データの表示、メンテナンスまたは指定ができます。
- アカウントマネージャ
-
顧客すなわち取引先との関係を維持する担当マネージャ
アカウントマネージャの取引先のみを表示するには、[フィルタの適用]をクリックします。この結果、[販売先取引先 (tccom4510m000)] セッションの[内部販売担当]または[外部販売担当者]フィールドに指定された現在のアカウントマネージャの販売先取引先が表示されます。
- 販売先窓口
-
- 名前
-
販売先取引先窓口の名前
- E メール
-
販売先窓口の E メールアドレス
- 電話を使用しない
-
このチェックボックスがオンの場合、窓口が電話を受け取りません。
- オフィス
-
販売先窓口のオフィスの電話番号
- オフィス
-
このチェックボックスがオンの場合、勤務先の電話番号が窓口の第 1 電話番号になります。
- 携帯電話
-
販売先窓口の携帯電話番号
- 携帯電話
-
このチェックボックスがオンの場合、携帯電話番号が窓口の第 1 電話番号になります。
- 信用情報
-
- 通貨
-
一般的に使用されている流通貨幣 (硬貨、債券、紙幣など)
次のような通貨タイプが使用できます。
- 自国通貨: 原価計算、予算記録、税額登録などの内部目的に使用されます。
- 取引通貨: オーダや請求書など、取引先との取引に使用されます。
- 与信限度額
-
自社が引き受ける、または請求先取引先に対して保険をかける財務上の最大リスク、または請求元取引先が相手に対して受諾する財務上の最大リスク。
オーダを作成するときに、作成した合計金額と請求したオーダが与信限度額を超えていないかが常時チェックされます。限度額を超えると、警告メッセージが表示されます。
[販売オーダパラメータ (tdsls0100s400)] セッションでは、新規オーダ残高が与信限度額を超えた場合に警告メッセージを表示するか、販売オーダをブロックするかを指定できます。
- オーダ残高
-
未処理オーダの残高
- 請求残高
-
未払請求総額
- 利用可能与信限度額
-
1 つの特定の取引先に関連したすべての未払請求書の残高
- 取引高概要
-
- 通貨
-
取引先の標準ビジネス通貨
- 年度
-
取引金額が適用される年度
- 取引高
-
年間販売量
- 画像
-
- 画像
-
取引先の画像。[取引先 (tccom4100s000)] セッションの画像フィールドの値がデフォルト値として取得されます。
- グラフ
-
表示されるグラフのタイプ
次のグラフの中から選択できます。
-
出荷実績
過去 12 ヶ月間を対象として、取引先に納入されたすべての販売オーダラインに対する定刻納入された販売オーダラインの割合が表示されます。 -
取引高
過去 5 年間の取引先の取引高が表示されます。 -
請求期限超過
該当する取引先の未決済残高と期限超過請求書の合計金額との対比が表示されます。
次の項目を参照してください。 顧客グラフ
-
- 企業情報
-
- 地域
-
販売先取引先が設立されている地域
- 販売地域
-
販売先取引先がリンクされている販売地域
- 業種
-
販売先取引先の業種。販売統計のソート基準として使用されます。
- 業種コード
-
政府当局が規定したコードリストに基づく業種別に取引先が分類されるコード。このコードを使用すると、担当地域の管理とキャンペーンのために顧客を分類することができます。業種コードシステムの例: SIC (標準産業分類) や NAICS (北米産業分類システム)
- 従業員数
-
取引先に勤務している従業員の数
- 歳入
-
販売先取引先の年間収益
- 歳入通貨
-
歳入の単位として使用される通貨
- 所有権
-
所有権の定義 (個人、公共、投資会社など)
- 評価
-
販売先取引先に与えられた評価
- プリセールス、販売、実行、販売後、およびその他
-
チェックマークが表示されている場合、リンクされたセッションでデータを使用できます。
- 取引先
-
企業が扱う商品またはサービスに対してオーダを出す取引先、企業がメンテナンスを請け負う設備機器の所有者、または企業が実行するプロジェクトの受益者。一般的には顧客の購買部署
販売先取引先との契約には次のような事柄が含まれます。
- 別途取り決めない限り適用される、価格と値引についての合意内容
- 別途取り決めない限り適用される、販売オーダについての合意内容
- 受渡条件
- 関連する出荷先取引先および請求先取引先
- 検索キー
-
検索キーを使用して、取引先を検索します。
取引先の名前の最初の 16 桁がこのフィールドに自動的に入力されます。文字は大文字に変換されます。
- 名前
-
取引先の名称
- 住所
-
取引先の住所
- 番地
-
取引先の番地
- 郵便番号
-
取引先の郵便番号
- 都市
-
取引先の所在する都市
- 国
-
取引先の所在する国
- アクセス番号
-
国の国際電話アクセス番号
- 電話
-
メインの電話番号
- 状況
-
取引先に関する状況を指定できます。これにより、その取引先と取引可能かどうかが示されます。
指定可能な値
- 有効
-
取引先 (役割) の状況が[有効]の場合は、その取引先を取引処理に使用できます。 取引先が[有効]である期間を定義する必要があります。 この期間が期限切になると、取引先の実際の状況が[無効]に切り替わり、それ以降は使用できなくなります。
- 無効
-
取引先 (役割) の状況が[無効]の場合は、その取引先を取引処理には使用できません。
[無効]状況の発効日と有効期限は入力できません。
- 見込客
-
取引先の一般データを入力し、特定の役割の詳細を入力していない場合には、[見込客]取引先 (役割) を使用できます。 特定の役割の詳細を定義していない場合は、販売先役割も購買元役割も指定されていないため、販売オーダや購買契約などを入力することはできません。
取引先が[見込客]である期間を定義する必要があります。 この期間が期限切になると、取引先の実際の状況が[無効]に切り替わり、それ以降は使用できなくなります。
- 親取引先
-
分散型の取引先組織内で、複数の取引先に異なる役割をリンクする親取引先
ある会社の複数の支店をそれぞれ別個の取引先として定義する場合は、これらの取引先をすべて同じ親取引先にリンクさせる必要があります。
- タイトル
-
取引先宛の文書で使用されるタイトル
- 発効日
-
取引先の状況が有効になる日時
このフィールドが空白の場合、状況はただちに有効になります。
- 有効期限
-
取引先の状況が無効になる日時
このフィールドが空白の場合、状況は継続します。
- 言語
-
取引先宛の文書で使用される言語。この言語で利用できる文書がない場合は、会社の言語の文書が使用されます。
- 通貨
-
見積依頼および販売見積など、取引先との初期のやり取りで使用される通貨
請求書では、請求先取引先および請求元取引先の役割に対して指定されたデフォルト通貨が使用されます。
- 単発の取引先
-
このチェックボックスがオンの場合、取引先は単発の取引先です。
注:請求バッチを処理して請求書を出力すると、単発の取引先の請求先住所が請求に指定されます。
- 系列会社
-
このチェックボックスがオンの場合、取引先は系列会社です。
系列会社は以下で使用されます。
- 複数会社マスタ計画 (企業計画でオーダファイルの分析時に依存需要と独立需要を区別する)
- 複数会社電子データ交換 (内部 EDI メッセージの送り先を判断する)
- 財務会計 (関係会社間精算を生成する会社の調整レポートが生成される)
注:取引先に対してすべての取引先役割が指定済の場合、このチェックボックスは無効です。
- 系列会社番号
-
取引先によって表される系列会社の会社番号
ロジスティック会社は 1 つの取引先にのみリンクできます。
- 商工会議所
-
商工会議所における取引先の識別番号
- 事業 ID
-
信用保証会社における取引先の識別番号などに使用できる情報フィールド
- 取引先テキスト
-
このフィールドで取引先を選択すると、この取引先にリンクされたテキストが外部文書に出力されます。
たとえば、出荷先取引先用に出力される出荷オーダに、販売先取引先にリンクされたテキスト (特別納入合意) を出力できます。
このフィールドが空白の場合、現在の取引先にリンクされたテキストのみが取引先宛の文書に出力されます。
- 住所
-
取引先のデフォルト住所
- 窓口
-
この取引先のデフォルト窓口
- フロントオフィス ID
-
フロントオフィスアプリケーションによって生成される取引先の ID
- 内部取引先
-
このチェックボックスがオンの場合、取引先は内部取引先です。
請求で、取引先への請求書の送付および取引先からの請求書の受取ができます。自分の会社の企業単位に対して請求したい場合や企業単位から請求書を受け取る場合は、この企業単位を内部取引先として指定する必要があります。1 つの企業単位にリンクできる内部取引先は 1 つだけです。
注:- このチェックボックスをオンにできるのは、新規取引先の作成時のみです。
- このチェックボックスをオンにする前に、すべての取引先役割を指定する必要があります。
- 取引先と企業単位の間のリンクを解除するには、このチェックボックスをオフにしてデータを保存します。
- 関係会社間精算
-
このチェックボックスがオンの場合、取引先について関係会社間精算取引を生成できます。
注:取引先が関係会社間精算取引に関与している場合、請求元取引先が外注先であってはなりません。
このチェックボックスがオンの場合、次のようになります。
- [単発の取引先]チェックボックスがオフになります。
- [購買元取引先 (tccom4120s000)] セッションの[自己請求]チェックボックスをオンにすることはできません。
- インコタームコード
-
取引先の EU 内コード
- 係数
-
このチェックボックスがオンの場合、取引先がファクタリング会社として機能します。ファクタリング会社が請求を処理し顧客からの支払を回収する場合、ファクタリング会社の役割が回収先でなければなりません。ファクタリング会社が発注先に代わって支払を回収する場合、ファクタリング会社の役割が支払先でなければなりません。
注:このチェックボックスをオンにする前に、取引先について回収先および支払先の役割を指定する必要があります。
- EU 会社番号
-
取引先が内部取引先の場合、企業単位の運営会社
- 所轄税務署
-
このチェックボックスがオンの場合、取引先は所轄税務署とみなされます。
- 作成日
-
取引先データ、取引先役割データ、または取引先住所データの作成日
- 最終修正日
-
取引先データ、取引先役割データ、または取引先住所データが最後に変更された日
- 検証対象
-
このチェックボックスがオンの場合、取引先の詳細または状況を検証する必要があります。
取引先の詳細または状況を検証したら、このチェックボックスをオフにします。
- テキスト
-
このチェックボックスがオンの場合、テキストが表示されます。