販売オーダライン構成要素 (tdsls4163m000)
セッションの目的: 特定の販売オーダラインにリンクしている構成要素ラインの表示、入力、およびメンテナンスが行えます。
レコードをダブルクリックすると、詳細セッションが開始します。詳細セッションには、ファントム品目または主品目の 1 つの構成要素に関するオーダ情報が含まれます。
このセッションを使用できるのは、[販売オーダパラメータ (tdsls0100s400)] セッションの [拡張キット処理の導入] チェックボックスがオンで、構成要素処理が [構成要素ライン] に設定されている場合のみです。
- オーダライン
-
通常はオーダの入力時に、それぞれの新規顧客オーダに割り当てられた一意の管理番号。販売オーダ番号は、オーダ約定、基準生産、原価計算、請求などでしばしば使用されます。受注生産製品の場合、販売オーダ番号は完成品部品番号としても使用でき、終了作業によってスケジュールされた管理番号と見なすこともできます。
- ライン
-
販売オーダまたは購買オーダでのオーダラインの位置を識別するために使用する番号
- 連番
-
販売オーダ (納入) ラインまたは購買オーダライン (詳細) の位置番号を詳細に識別するために使用される番号
- 構成要素連番
-
販売オーダ構成要素ラインの連番
- 品目
-
販売される主品目のコード
- オーダ数量
-
販売オーダラインのオーダ数量
- オーダ数量
-
販売オーダラインのオーダ数量を表す単位
- 正味数量
-
主品目を製造するために必要な構成要素の正味数量
- 棚卸単位
-
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
- オーダ数量
-
主品目を製造するために必要な構成要素のオーダ数量 (販売単位で表示)
デフォルト
販売オーダラインのオーダ数量 ×[正味数量]
- 販売単位
-
品目が販売される単位
- 画像
-
品目の画像。[品目 (tcibd0501m000)] セッションの画像フィールドからデフォルト値が取得されます。
- 計画納期
-
オーダ/スケジュールラインの品目を納入しなくてはならない計画日。計画納期は、オーダ日/スケジュール生成日より前であってはなりません。
デフォルト
販売オーダラインの[計画納期]
- 状況
-
販売オーダ構成要素ラインの状況
指定可能な値
- フリー
-
販売オーダ構成要素ラインが作成されるか、または構成要素ラインの[納入タイプ]が変更されます。販売オーダ構成要素ラインを処理する準備が完了しています。
- 処理中
-
倉庫管理に対して、販売オーダ構成要素ラインが発行されたか、購買オーダまたは購買オーダ勧告が生成されました。
- 部分納入済
-
販売オーダ構成要素ラインに、一部出荷が記録されます。
- ファイナライズ
-
販売オーダ構成要素ラインに、最終出荷または最終購買納入が記録されます。この状況が変更されることはありません。
- 修正済
-
このチェックボックスがオンの場合、販売オーダ構成要素ラインは承認後に修正済です。
変更は次のように処理されます。
- [販売オーダライン - 構成要素 (tdsls4601m000)] セッションの適切なメニューメニュー上の[ ]をマニュアルでクリックする
- 販売オーダの承認処理中に自動で
- 販売オーダへの部品表変更の処理 (tdsls4263m000) セッションで設計部品表の変更を販売オーダ (構成要素) ライン上に処理中に自動で
注:変更が処理されると、販売オーダラインの剰余が更新されます。
- ブロック
-
このチェックボックスがオンの場合、販売オーダ構成要素ラインがブロックされています。
ブロックされた構成要素ラインは、ブロック販売オーダ (ライン) (tdsls4520m000) セッションで発行できます。
注:リンクする販売オーダラインまたはヘッダがブロックされた場合、このチェックボックスは常にオンになっています。
- 取消済
-
このチェックボックスがオンの場合、販売オーダ構成要素ラインが取消済です。
次の場合にのみ、構成要素ラインを取り消すことができます。
- 剰余が存在しない
- リンクしている倉庫オーダまたは購買オーダの状況が、取消可能な状況である
販売オーダの取消 (tdsls4201s300) セッションまたは販売オーダへの部品表変更の処理 (tdsls4263m000) セッションで販売オーダ構成要素ラインを取り消すことができます。
注:リンクする販売オーダライン取り消された場合、このチェックボックスは常にオンになっています。
- 終了
-
このチェックボックスがオンの場合、販売オーダ構成要素ラインが終了しています。これにより、部分的に納入された構成要素ラインまたは販売オーダラインの残りの構成要素の処理は終了します。
次の場合にのみ、構成要素ラインを終了することができます。
- 剰余が存在する
- 構成要素ラインの状況が[フリー]または[処理中]である
- リンクされている倉庫オーダまたは購買オーダが終了可能な状況である
販売オーダラインの終了 (tdsls4201s400) セッションまたは販売オーダへの部品表変更の処理 (tdsls4263m000) セッションで、販売オーダラインおよびリンクされた構成要素ラインを終了できます。
注:リンクする販売オーダラインが終了した場合、このチェックボックスは常にオンになっています。
- 貿易コンプライアンスの遵守
-
このチェックボックスがオンの場合、 グローバル貿易コンプライアンスがラインに適用されます。
注:このフィールドは、[貿易管理パラメータ (tcgtc0100m000)] セッションの[輸出]チェックボックスがオンの場合にのみ利用可能になります。
- テキスト
-
このチェックボックスがオンの場合、テキストが表示されます。
- 納入タイプ
-
販売オーダ構成要素ラインの納入タイプ
指定可能な値
- [倉庫]
- [クロスドッキング]
- [購買]
- [直送]
- 倉庫
-
商品の出荷元の倉庫
標準の倉庫デフォルトロジック
- 製品バリアント ([品目 (tcibd0501m000)] セッションでデフォルト供給ソースが[組立]に設定されている品目の場合のみ)
- 出荷先取引先
- 品目販売データ
- 販売オーダヘッダ
- ユーザプロファイル
- 品目オーダデータ
- 販売オフィス
- 特急構成要素
-
このチェックボックスがオンの場合、構成要素ラインは特急オーダラインです。
- オーダ確約状況
-
販売見積ライン、販売オーダラインまたは販売構成要素ラインを顧客に対して約束できるかどうか、在庫チェックを実行する必要がまだあるのか、あるいはラインの不十分な在庫状況を解決する必要がまだあるのかを知らせる状況
指定可能な値
- 合格
-
顧客にラインを予定どおりに納入できます。
ラインは、次の状況が当てはまる場合にこの状況を取得します。
- 十分な在庫があるか、在庫不足オプションが正常に実行された
- 利用可能な在庫でラインをチェックする必要がない
- 不合格
-
顧客にラインを予定どおりに納入できません。
ラインは、次の状況が当てはまる場合にこの状況を取得します。
- 十分な在庫がないか、在庫不足オプションが正常に実行されなかった
-
[例外]状況のラインは、マニュアルで[不合格]に設定します。
次のセッションで実行できます。
- [販売見積確約ライン (tdsls1501m200)]
- [販売オーダ確約ライン (tdsls4101m400)]
- [販売オーダ確約ライン構成要素 (tdsls4563m200)]
- [販売オーダ確約ライン (tdsls4117m000)]
- 保留
-
ラインは、次の状況が当てはまる場合にこの状況を取得します。
- 利用可能な在庫をまだチェックする必要がある
- [合格]または[不合格]のラインがマニュアルで変更され、利用可能な在庫の新たなチェックが必要である
- 例外
-
在庫チェック処理で、状況が[合格]または[不合格]のどちらであるかを判断できません。可能な場合は、[メッセージログ (tcstl1500m000)] セッションでエラーメッセージがログに記録されます。
エラーはマニュアルで解決する必要があります。
- オーダ日
-
オーダがマニュアルで指定された、または自動的に生成された日付
- 計画入庫日
-
顧客が構成要素品目を受け取る予定日
- 発行日
-
構成要素ラインを倉庫管理に発行する予定日
計画納期に納入できるようにするため、計画発行日を次のように計算します。
[計画納期] - 出庫リードタイム
- ロット選択
-
ロット品目の納入に対する特別な条件を選択できます。
指定可能な値
- 任意
-
入庫または出荷の対象商品に、特定のロット条件は付与されません。複数のロットを使用できます。
- 同一
-
入庫または出荷に任意のロットを選択できますが、入庫または出庫の全体を同一ロットにする必要があります。
- 特定
-
1 つの特定ロットのみの入庫または出荷ができます。
- ロット
-
特定の (ロット) コードで識別され、一括して製造および保管される大量の品目。ロットは商品の識別に使用します。
[ロット選択]フィールドが[特定]に設定されている場合、次のセッションのいずれか 1 つからロットを選択できます。
- 品目 - ロット (whltc1100m000)
- 倉庫 - 品目 - ロット在庫 (whltc1505m000)
- ストックポイント在庫 (whinr1540m000)
注:- 各納品はこのロットから行うことが必要です。納入が行われ、[ロット選択]フィールドの値が[同一]の場合、[ロット選択]フィールドに、納入する次のロットのコードが入力されます。
- [ロットおよびシリアルセット (tcibd4111m000)] セッションで、1 つのロットをロット/シリアルセットにリンクさせることができます。[販売オーダライン構成要素の実際納入 (tdsls4166m000)] セッションで[ ]ボタンをクリックすると、その品目がリンクされているロット/シリアルセットを表示できます。
- シリアル番号選択
-
このフィールドにより、シリアル番号の選択方法が決まります (該当する場合)。品目のシリアル番号化は、[品目 (tcibd0501m000)] セッションで定義できます。
指定可能な値
- 任意
-
特定のシリアル番号をオーダラインにリンクさせることはできません。したがって、シリアル番号の決定は倉庫管理によって行われます。ただし、非在庫品目の場合は購買管理によって行われます。
- 特定
-
オーダラインにリンクさせるシリアル番号を品目 - シリアルおよび倉庫 (whltc5100m000) セッションからマニュアルで選択できます。[品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000)] セッションの[在庫内シリアル]チェックボックスがオンになっている品目のみを選択できます。
- シリアル番号
-
販売される品目のシリアル番号
- 数量単位固定
-
このチェックボックスがオンの場合、数量単位を固定します。これらの商品を、数量単位に属する単位とは別の梱包単位で出荷することはできません。
注:商品を出荷する際に、オーダ数量によって問題が起こらないかどうかをチェックします。
例
数量単位 箱数 オーダ数量 10 パレット (10 箱入り) [品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000)] セッションの設定は次のとおりです。
- [超過納入を許可]チェックボックスがオンになっている
- [許容範囲タイプ]フィールドが[割合]に設定されている
- [アクション]フィールドが[ブロック]に設定されている
- [最大許容率]フィールドの値は 15
したがって出荷可能な最大数は 11 パレット、合計で 110 箱となります。12 パレットを出荷したくとも、許容率の 15% を超過するため、商品を出荷できません。
注:倉庫が WMS 管理で、[倉庫管理システムインタフェースパラメータ (whwmd2105m000)] セッションの倉庫の[単位の固定]チェックボックスがオフの場合、このチェックボックスはデフォルトでオフになっており、変更できません。
- 受渡条件
-
商品の納入方法に関する取引先との合意事項。関連情報が、各種のオーダ文書に出力されます。
- 権利移動地点
-
法的所有権が変化する地点。この地点で、リスクが売主から買主に移動します。
- 経路
-
販売オーダの通常の納入先に基づく経路。デフォルトでは、この情報を出荷先取引先データから受信します。
- 運送業者/LSP
-
輸送サービスを提供する組織。デフォルトの運送業者を出荷先および出荷元の両取引先にリンクさせることができます。さらに、運送業者でソートした梱包リストの販売オーダおよび購買オーダを出力することができます。
オーダ処理および請求処理では、必ず運送業者を取引先として定義してください。
- 適合レポート
-
品目にリンクされた適合レポート
デフォルト
適合レポートコードのデフォルト値は、次の場所から取得されます。
- [販売契約ライン (tdsls3501m000)] セッション (オーダラインにリンクしている契約ラインの場合)
- [品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000)] セッション
- [品目 - 販売 (tdisa0501m000)] セッション
- [販売オーダライン (tdsls4101m000)] セッションのオーダライン
- 関税値
-
輸出品目の値に基づいて徴収される税
関税値は、関税チェックの際に使用されます。このフィールドに値が入力されている場合、関税を通過するときに関税値を計算する必要がなくなります。これにより、時間と輸送費を節約できます。
注:関税値は、商品が倉庫管理で納入される場合にのみ適用されます。このフィールドに入力されると、関税値が倉庫管理のデフォルト値として適用されます。
- オーダ通貨
-
一般的に使用されている流通貨幣 (硬貨、債券、紙幣など)
次のような通貨タイプが使用できます。
- 自国通貨: 原価計算、予算記録、税額登録などの内部目的に使用されます。
- 取引通貨: オーダや請求書など、取引先との取引に使用されます。
- 倉庫オーダ
-
リンクされた倉庫オーダ番号
- 倉庫オーダ位置
-
リンクされた倉庫オーダラインの位置番号
- 倉庫連番
-
構成要素ラインが倉庫管理に発行された後に、倉庫オーダラインで作成される (予定の) 連番
構成要素ラインと次の間のリンクは、この番号に基づいています。
- 出庫/入庫オーダライン
- 計画在庫処理
- 在庫約定
- 財務統合取引
- 計画購買オーダ勧告
-
リンクしている購買オーダ勧告の番号
- 購買オーダ
-
リンクしている購買オーダの番号
- 購買オーダ位置
-
リンクされた購買オーダラインの位置番号
- 購買オーダ連番
-
リンクされた購買オーダラインの連番
- 品目
-
構成要素の品目コード
- オーダ数量
-
主品目を製造するために必要な構成要素のオーダ数量 (棚卸単位で表示)
デフォルト
販売オーダラインのオーダ数量 ×[正味数量]
- オーダ優先順位
-
このフィールドには、販売オーダ構成要素ラインの割当に対する優先順位が示されます。