バックオーダのメンテナンスおよび確認 (tdsls4125m000)

セッションの目的: バックオーダのメンテナンスおよび確認を行います。バックオーダは 1 件ずつ、または一括で確認できます。

注: 

処理済の販売オーダラインでは、これらのラインが未確認の場合、リンクされているバックオーダラインのメンテナンスや削除はできません。そのため、販売オーダラインを処理するには、未確認のバックオーダラインが利用可能になっていないことを確認します。

オーダ

バックオーダが作成されている販売オーダ

販売オーダ状況

販売オーダの状況

指定可能な値

中断

別のアプリケーション/処理によってオーダが作成または処理されており、メンテナンスできません。

発生元が[マニュアル]以外の販売オーダは、この状況を取得する場合があります。

フリー

次の場合、オーダはこの状況になります。

  • オーダが作成済であるか、[中断]状況から確認済である
  • 承認済販売オーダのすべてのラインが削除されている

フリーオーダは承認する必要があります。

承認済

オーダは承認済です。

修正済

次の場合、オーダはこの状況になります。

  • オーダの承認後、オーダラインが追加、変更、取消、または削除された
  • ブロック済販売オーダがブロック解除されている

修正済販売オーダは再度承認する必要があります。

処理中

オーダは、納入手順の様々な段階にある場合があります。

クローズ

販売オーダタイプに関してオーダ手順のすべてのステップが実行されています。

取消済

オーダのすべてのラインは取り消され、もう利用できません。

ブロック

オーダはブロック済で、(一時的に) 利用できません。

発行済

倉庫管理への発行活動を行う間の技術的/一時的状況

販売先取引先

企業が扱う商品またはサービスに対してオーダを出す取引先、企業がメンテナンスを請け負う設備機器の所有者、または企業が実行するプロジェクトの受益者。一般的には顧客の購買部署

販売先取引先との契約には次のような事柄が含まれます。

  • 別途取り決めない限り適用される、価格と値引についての合意内容
  • 別途取り決めない限り適用される、販売オーダについての合意内容
  • 受渡条件
  • 関連する出荷先取引先および請求先取引先
ライン

販売オーダまたは購買オーダでのオーダラインの位置を識別するために使用する番号

連番

販売オーダ (納入) ラインまたは購買オーダライン (詳細) の位置番号を詳細に識別するために使用される番号

バックオーダ数量

バックオーダ数量 (販売単位またはその他の単位で表示)

バックオーダ数量は次のように計算されます: 


               [オーダ数量] - [納入数量] 
            
バックオーダ数量単位

[バックオーダ数量]の表示単位

棚卸単位でのバックオーダ数量

バックオーダ数量 (棚卸単位で表示)

バックオーダ数量は次のように計算されます: 


               [棚卸単位でのオーダ数量] - [納入数量 (棚卸単位)] 
            
棚卸単位

品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。

棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。

オーダ単位でのバックオーダ数量

バックオーダ数量 (販売単位で表示)

バックオーダ数量は次のように計算されます: 


               [オーダ数量] - [納入数量] 
            
オーダ単位

品目が販売される単位

計画納期

オーダ/スケジュールラインの品目を納入しなくてはならない計画日。計画納期は、オーダ日/スケジュール生成日より前であってはなりません。

注: 

バックオーダの計画済構成要素が[販売オーダ部品表 (tdsls4532m000)] セッション内でリンクされている場合、そのバックオーダが確認済のであれば、このフィールドにはそれらの構成要素のマスタプラン内の有効在庫値に基づき構成要素の 1 つについて計算される最新の計画納期が表示されます。

確認済

このチェックボックスがオンの場合、バックオーダは確認バックオーダです。

品目

購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

  • 原価品目 (電気代など)
  • サービス品目
  • 外注サービス
  • リスト品目 (メニュー/オプション)
オーダ数量

販売先取引先によってオーダされた品目の数量 (販売単位で表示)

注: 

このフィールドには、次のフィールドの値が入力されます。

  • [確認数量]フィールド (確認数量がゼロより大きい場合)
  • [所要数量]フィールドの値。ただし、[確認数量]がゼロの場合
棚卸単位でのオーダ数量

販売オーダ上のオーダ数量 (棚卸単位で表示)

注: 

このフィールドには、次のフィールドの値が入力されます。

  • [確認数量(棚卸単位)]フィールド (確認数量がゼロより大きい場合)
  • [所要数量 (棚卸単位)]フィールドの値。ただし、[確認数量(棚卸単位)]がゼロの場合
所要数量

販売先取引先が必要とする品目の数量

所要数量単位

[所要数量]の表示単位

所要数量

販売先取引先が必要とする品目の数量 (棚卸単位で表示)

確認数量

顧客に確認済のオーダ数量

注: 

このフィールドは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの[確認の使用 (販売)] チェックボックスがオンの場合にのみ入力できます。

確認数量単位

[確認数量]の表示単位

確認数量

顧客に確認済のオーダ数量 (棚卸単位で表示)

注: 

このフィールドは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの[確認の使用 (販売)] チェックボックスがオンの場合にのみ入力できます。

留保数量

バックオーダが倉庫管理に発行される際に発行が保留される、オーダ数量のマニュアル入力部分。この数量は、販売単位で示されます。

このフィールドで次の処理を実行できます。

  • [オーダ数量]の一部のみを倉庫管理に発行する。これにより、限られた在庫を 1 件の取引先ではなく複数の取引先に割り当てることができます。
  • 取引先に、予想されるバックオーダ数量を事前に通知する