販売オーダ分割払 (tdsls4110m000)

セッションの目的::

  • 販売オーダ分割払分割払ラインを表示、入力、およびメンテナンスします。
  • 請求へ発行済で、請求状況が [確認済] または [保留] である分割払ラインのデータを変更します。

このセッションは次の方法で開始できます。

  • [販売オーダ - 分割払 (tdsls4600m100)] セッションから、分割払ラインを選択してダブルクリックします。
  • スタンドアロンで実行する。

適切なメニューで、次の項目を選択できます。

  • [分割払の終了]: 販売オーダの分割払を終了します。販売オーダの分割払を終了できるのは、すべてのオーダラインが納入済で、すべての非保証分割払が請求済の場合のみです。
  • [分割払スケジュール]: 分割払スケジュール (tcmcs2140m000) セッションが開始され、デフォルト分割払スケジュールを選択して現在のセッションにコピーできます。
  • [決済] を選択すると、分割払 - 決済 (tdsls4513s000) セッションを開始できます。
  • [請求への発行]: 販売オーダ/スケジュールの請求への発行 (tdsls4247m000) セッションが開始され、分割払を請求に発行できます。
  • [請求への発行]: 分割払ラインを請求に直接発行します。
  • [プロジェクトの分割払の表示]: プロジェクトにリンクされた分割払ラインのみが表示されます。このコマンドは、このセッションがプロジェクト 360 (tipcs0320m000) セッションから開始された場合に表示されます。
  • [分割払履歴] を選択すると、販売オーダ分割払履歴 (tdsls4552m000) セッションを開始できます。
注: 

合計分割払金額が、合計商品金額を超えることはできません (追加コストを除く)。

オーダ

販売オーダ分割払でもある販売オーダを識別する番号

状況

販売オーダの状況

指定可能な値

中断

別のアプリケーション/処理によってオーダが作成または処理されており、メンテナンスできません。

発生元が[マニュアル]以外の販売オーダは、この状況を取得する場合があります。

フリー

次の場合、オーダはこの状況になります。

  • オーダが作成済であるか、[中断]状況から確認済である
  • 承認済販売オーダのすべてのラインが削除されている

フリーオーダは承認する必要があります。

承認済

オーダは承認済です。

修正済

次の場合、オーダはこの状況になります。

  • オーダの承認後、オーダラインが追加、変更、取消、または削除された
  • ブロック済販売オーダがブロック解除されている

修正済販売オーダは再度承認する必要があります。

処理中

オーダは、納入手順の様々な段階にある場合があります。

クローズ

販売オーダタイプに関してオーダ手順のすべてのステップが実行されています。

取消済

オーダのすべてのラインは取り消され、もう利用できません。

ブロック

オーダはブロック済で、(一時的に) 利用できません。

発行済

倉庫管理への発行活動を行う間の技術的/一時的状況

請求先取引先

請求書を送付する取引先。通常、これは顧客の買掛金管理部署になります。この定義には、デフォルト通貨と為替レート、請求方法と請求の回数、顧客の与信限度額情報、支払の条件と方法、関連の回収先取引先が含まれます。

分割払別請求

請求済分割払は、商品が納入されて請求されたときに決済されます (商品金額から差し引かれます)。

決済には次のタイプがあります。

  • [直接決済]
  • [間接決済]

指定可能な値

なし
分割払計画
直接決済
間接決済
クローズ
通貨

一般的に使用されている流通貨幣 (硬貨、債券、紙幣など)

次のような通貨タイプが使用できます。

  • 自国通貨: 原価計算、予算記録、税額登録などの内部目的に使用されます。
  • 取引通貨: オーダや請求書など、取引先との取引に使用されます。
商品合計

販売オーダに記載されている商品の合計値

請求要求済

請求書が要求されていて、まだ発行されていない販売オーダラインの合計金額

請求済

状況が[請求済]の、販売オーダ上の商品の合計金額

分割払合計

販売オーダでリストされる分割払の合計値

要分割払

請求書が要求されていて、まだ発行されていない販売オーダ上の分割払の合計金額

請求済分割払

状況が[請求済]の分割払ラインの合計金額

分割払決済合計額

決済済分割払の合計数

注: 

請求によってその商品についての請求が行われたときに、請求済商品に対する請求済分割払が決済されます。

分割払ライン

販売オーダ分割払上の分割払ラインの位置番号

分割払タイプ

分割払のタイプ

注: 
  • 分割払タイプ[訂正 - 通常]および[訂正 - 前払請求書]は、オリジナル分割払の[発行状況]が[請求済]または[請求書要求生成済]に設定され、[請求の状況]が[構成済]または[出力済]である場合のみ適用されます。
  • [販売オーダパラメータ (tdsls0100s400)] セッションの前払金の使用 フィールドによって、このフィールドでどの前払分割払タイプ指定できるかが決定されます。
  • 販売オーダに含めることができる分割払ラインは、同じ前払分割払タイプのみで、[前払請求書]と[前払金要求]のいずれかです。

指定可能な値

前払請求書

前払請求書分割払は、商品の納入前に請求され、顧客によって支払われる必要があります。

前払請求書には以下が適用されます。

  • 請求書は法的文書です。したがって、金額は統合伝票タイプを使用して認識収益として転記されます。
  • 請求書は売上申告および納税申告に含まれます。
  • 販売統計は更新され、収益のタイプは中間収益とみなされます。
訂正 - 前払請求書

前払請求書分割払の訂正。元の分割払金額を反転します。

前払金要求

取引先に対し、商品の納入前に一定の金額または割合を前払いする要求。

前払金要求 (APR) には以下が適用されます。

  • 請求書は法的文書ではありません。したがって、前払金要求金額は収益に影響しません。
  • [取引先グループ別統制勘定 (tfacr0515m000)] セッションで指定された[統制勘定 (前払請求書/前払要求)] に転記された金額に対し、未決済取引が作成されます。[前払金要求]請求シナリオについて会計伝票を作成する取引タイプおよびシリーズは、[請求取引タイプ (cisli0101m000)] セッションから取得されます。
  • VAT は計算、出力、および転記されることはなく、その金額は売上申告に含まれません。
  • 納入済商品について VAT が計算された後、商品納入により前払金要求金額が清算されます。
  • 認識収益、一時収益、または中間収益は前払金要求金額で利用できません。したがって、販売統計は更新できません。
  • 前払金要求ラインと、月次請求書や延滞金利などの請求関連のデータとはリンクしていません。
訂正 - 前払金要求

前払金要求の訂正。元の分割払金額を反転します。

通常

通常の分割払の場合は、商品の納入前または納入時に請求します。

訂正 - 通常

通常分割払の訂正。元の分割払金額を反転します。

保証

保証分割払を請求できるのは、すべての非保証分割払が請求され、すべての商品が納入された後です。

訂正 - 保証

保証分割払の訂正。元の分割払金額を反転します。

割合

分割払ラインに割り当てられる合計正味オーダ金額の割合

分割払ラインが追加されると、割合が挿入されます。先頭ラインに対するデフォルトは、100 パーセントです。追加されるラインの 1 ラインおきの、デフォルトの割合は次のとおりです。

100 - 分割払ラインの合計割合

割合が更新されると、分割払ラインの合計割合が 100 パーセントを超えないかどうかがチェックされます。

金額

分割払ラインの金額

発行状況

分割払ラインの請求状況

指定可能な値

フリー

分割払ラインは、登録済ですが、請求準備ができていません。

請求のための発行

分割払ラインを請求に発行できる状態です。

請求書要求生成済

分割払ラインが請求に発行済ですが、まだ分割払ラインの請求書が作成されていません。

請求済

分割払ラインに対して請求書が作成されています。

計画発行日

分割払ラインが請求に発行される予定日

オリジナル分割払ライン

訂正分割払がリンクされているオリジナル分割払ラインの位置番号

月次請求書にリンク

このチェックボックスがオンの場合、分割払ラインが月次請求書にリンクされます。

テキスト

このチェックボックスがオンの場合、テキストが分割払ラインにリンクされています。

支払済金額

前払分割払ラインの支払額

注: 
  • この金額は、前払分割払の支払額の更新 (tdsls4200m000) セッションによって更新されます。このセッションは、ジョブにおいて頻繁に実行される場合があります。
  • 販売オーダに対するすべての前払分割払が完全に支払われると、販売オーダ手順を続行できます。
処理履歴

このチェックボックスがオンの場合、 納入済販売オーダの処理 (tdsls4223m000) セッションで分割払ラインが処理されます。

税金分類

その取引について、課税設定の例外を定義するために使用できるオーダヘッダおよびオーダラインの属性。請求元および請求先取引先からデフォルトの税金分類が取得されます。

たとえば、税金分類を使用して次のことを示すことができます。

  • 請求元取引先への支払は源泉徴収税および社会献金の対象になります。
  • 自社にとって同一の税的側面を持つ取引先、たとえば、外注先またはエージェントなどをグループ化するには
  • 販売オフィスまたはサービスオフィスの所在地の国以外の国で支払う必要のある税金

免税

このチェックボックスがオンの場合、 免税が適用されます。

注: 

[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションの[免税レベル]パラメータによって次のように異なります。

  • パラメータの設定値が[制限付]になっていて、このチェックボックスをマニュアルでオンにした場合、[税金コード]は[税金処理 (tctax0138m000)] セッションの[免税 販売]フィールドの値がデフォルト値となります。このチェックボックスをマニュアルでオフにした場合、税金コードは変更されません。
  • パラメータの設定値が[拡張]となっていて、このチェックボックスをマニュアルでオンにした場合、[税金コード]は変更されません。このチェックボックスをマニュアルでオフにすると、[免税理由]フィールドと[免税証明書]フィールドは、内容が消去されて使用不可になります。

課税国

税目的で使用する

自己の税金番号

法人または法人企業の識別に使用される番号。登記済の企業には、税務当局から税金番号が割り当てられています。取引先の税金番号を知っている必要があります。税金番号のない取引先は、個人として扱われます。

税金コード

請求書上の税金コード

注: 

この税金コードのタイプは [VAT] のみです。

取引先課税国

取引先の税金 ID が登録されている

取引先税金番号

取引先の税金 ID

注: 

取引先の税金 ID は発効日です。取引先の税金 ID を正しく決定して表示するため、まず計画納期を使用し、次に実際納期を使用します。

免税証明書

税務当局より、取引先に割り当てられた免税証明書

注: 
  • 販売請求書に免税理由が出力されます。
  • このフィールドは、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションで[免税レベル]パラメータが[拡張]で、分割払ラインのタイプが[前払請求書]の場合にのみ適用されます。
  • このフィールドには、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションの[検索順序 (税金ライブラリ)] グループボックスで定義されているように、税金詳細の取得に使用される方法がデフォルト値として入ります。

免税理由

販売先取引先が、ある取引および管轄区域に関して免税となる、理由コード

注: 
  • このフィールドは、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションで[免税レベル]パラメータが[拡張]に設定されており、分割払ラインのタイプが[前払請求書]の場合にのみ適用されます。
  • このフィールドには、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションの[検索順序 (税金ライブラリ)] グループボックスで定義されているように、税金詳細の取得に使用される方法がデフォルト値として入ります。
  • 理由コードは、[計画発行日]によって評価されるため、[免税]タイプのコードにし、有効な日付にする必要があります。

支払条件

請求書の支払方法に関する合意事項

支払条件には、次の項目が含まれます。

  • 請求書の支払を完了しなければならない期間
  • 指定期間内に請求書の支払が完了した場合に保証される値引

支払条件によって、次の計算が可能になります。

  • 支払期限の日付
  • 値引期間が終了する日付
  • 値引額
延滞金利

商品の数量や行われたサービスに対する請求率。特定の期間内に請求が支払われなかった場合、請求書の受取人は、この比率に基づく金額を支払う必要があります。

支払方法

支払 (購買請求書) または入金 (販売請求書) の作成に使用される方法です。

支払方法には、次の項目などの詳細が定義されています。

  • 最高額
  • 期日
  • 外国通貨を許容するかどうか、およびレポートに出力する必要のあるその他の詳細

これらはオーダまたは請求書上で変更可能なデフォルト値です。

請求の状況

請求における販売請求書の状況

指定可能な値

保留

この請求書では、請求データを請求対象として選択できません。請求書を生成するには、まず請求データを確認する必要があります。

注: 

[保留]状況の請求バッチは、[請求書の構成/出力/転記 (cisli2200m000)] セッションで処理できます。詳細は、次の情報を参照してください: [請求バッチ状況]

取消済

この請求書では、請求データラインが取り消されています。取り消された請求データラインを元に戻すと、請求データの状況は[保留]に設定されます。

確認済

この請求書では、[請求書の構成/出力/転記 (cisli2200m000)] セッションで請求バッチを処理するとき、請求データを請求対象として選択できます。

構成済

この請求書はすでに構成されています。この請求書を識別するため、LN によって一時的な連番が付けられています。必要に応じて、請求日付を現在の日付や過去の日付に変更することができます。

ドラフト請求書を出力して内容をチェックしたり、オリジナル請求書を出力して請求先取引先に送付することができます。ドラフト請求書に誤りがある場合は、請求書の構成を元に戻すことができます。構成を元に戻すと、請求データの状況は[保留]に設定されます。

出力済

この請求書については、顧客に送付できるオリジナル請求書がすでに出力されています。一時的な請求書連番は、LN によってオリジナル請求書の伝票番号に置き換えられています。

この状況の請求書は最終版であり、転記する必要があります。構成を元に戻したり請求データを変更することはできません。オリジナル請求書は必要に応じて再出力することができます。

転記済

この請求書はすでに顧客に送付され、財務会計に転記されています。売掛金に未決済取引が作成されています。

必要に応じてオリジナル請求書を再出力したり、[請求データのアーカイブおよび削除 (cisli3205m000)] セッションを実行して請求から請求書データを削除することもできます。

請求日

請求書が出力される日付

請求

請求書上の財務会社

処理タイプ

請求に請求済分割払ラインを転記するために使用する取引タイプ

請求

分割払請求書の請求書番号