出荷済累計 (tdsls3532m000)

セッションの目的: 次の累計数量を表示します。

  • 販売スケジュールに関して出荷済の数量
  • 販売スケジュールに関して取引先が入庫済の数量

次の場合に、レコードを挿入することができます。

  • 出荷が倉庫管理で確認され、条件契約が販売スケジュールにリンクされていない
  • 倉庫に出荷 (VMI 倉庫) への出荷が倉庫管理で確認され、出荷済累計更新[スケジュール条件 (tctrm1131m000)] セッションで [VMI 倉庫への出荷] に設定されている
  • 在庫の消費メッセージが処理され、[出荷済累計更新] が [スケジュール条件 (tctrm1131m000)] セッションで [顧客による消費] に設定されている。
  • 販売発行が販売スケジュール (改訂) に処理され、[スケジュール条件 (tctrm1131m000)] セッションで累計の同期チェックボックスがオンになっている。

累積をリセットすると、現行セッション内にリセットレコードが追加されます。リセットレコードの各フィールドと値は次のとおりです。

  • [累計リセット日]

    累計のリセット (tdsls3230m000) セッションで入力された、または [販売発行ライン (tdsls3508m000)] セッションから取得された累計リセット日
  • [処理日]

    リセットレコードの処理日は、常にゼロです。
  • [出荷数量]

    -1 × リセット数量
  • [出荷累計]

    累計リセット日以前の最終レコードの累計出荷数量 - リセット数量
  • [入庫累計]

    累計リセット日以前の最終レコードの累計入庫数量 - リセット数量
注: 

処理日が累計リセット日以降のレコードの累計数量は、リセット数量分減少します。

  • リセット日: 14-02
  • リセット数量: 23
処理日 01-02 05-02 06-02 0 01-03 04-03
出荷済数量 10 8 6 -23 12 8
出荷済累計 10 18 24 1 13 21
入庫済累計 10 18 24 1 13 21
注: 

販売スケジュール調整の出荷済累計を取得する方法を定義するには、[品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000)] または [販売契約ラインロジスティックデータ (tdsls3102m000)] セッションで調整中の計画/実際納期を考慮チェックボックスを使用します。

累計リセット日

購買発行は、次の特徴が共通するスケジュールを、1 つの発行番号で送り出すために使用します。

  • 購買元取引先
  • 出荷元取引先
  • 出荷先住所
  • 発行タイプ (資材発行/出荷スケジュール/連続出荷スケジュール)
  • 出荷基準スケジュール/入庫基準スケジュール
  • 通信方法
  • 倉庫
入庫累計

取引先が販売スケジュールに関してすでに受領した合計累計数量

出荷累計

販売スケジュールについて出荷済の合計累計数量

[品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000)]または[販売契約ラインロジスティックデータ (tdsls3102m000)] セッションでの調整中の計画/実際納期を考慮チェックボックスの設定により、販売スケジュールを調整する際の出荷済累計の計算方法が決定されます。

出荷日 出荷 数量 出荷済累計 納期 状況
27-9/13:00 SHIP1 10 10 28-9/9:00 作成済
27-9/15:00 SHIP2 10 20 28-9/11:00 作成済
27-9/17:00 SHIP3 10 30 28-9/13:00 作成済

SHIP1 より先に、SHIP2 が 8:00 に倉庫に到着するとします。[調整中の計画/実際納期を考慮]チェックボックスがオフの場合、次のようになります。

出荷日 出荷 数量 出荷済累計 納期 状況
27-9/15:00 SHIP2 10 20 28-9/8:00 不一致
27-9/13:00 SHIP1 10 10 28-9/9:00 作成済
27-9/17:00 SHIP3 10 30 28-9/13:00 作成済

[調整中の計画/実際納期を考慮]チェックボックスがオンの場合、次のようになります。

出荷日 出荷 数量 出荷済累計 納期 状況
27-9/15:00 SHIP2 10 10 28-9/8:00 一致
27-9/13:00 SHIP1 10 10 28-9/9:00 一致 (フィードバックなし)
27-9/17:00 SHIP3 10 30 28-9/13:00 作成済

出荷済累計の計算式は次のとおりであるため、連番ではない入庫があっても不一致が生じません。

販売スケジュールの合計出荷済数量 (30) - 出荷済だが未入庫の数量 (-10, -10)

注: 
  • LN では、次の出荷の納期後まで遅延した出荷に対して不一致を生成します。たとえば、出荷 1 (SHIP1) に 1 時間を超える遅れが生じる一方、出荷 2 (SHIP2) が計画どおりに入庫された場合には、不一致が生成されます。
  • [表示]メニューで、次の項目を基準にしてデータをソートできます。

    • 処理日

      この場合、LN にはその出荷日における累計値が表示されます。
    • 納期

      この場合、LN にはその納期における累計値が表示されます。

[調整中の計画/実際納期を考慮]チェックボックスがオンになっているが、データを処理日順にソートしている場合、LN にはその処理日における累計値が表示されますが、値の計算は納期にもとづいて行われます。この結果は、次のようになります。

出荷日 出荷 数量 出荷済累計 納期 状況
27-9/15:00 SHIP2 10 20 28-9/8:00 一致
27-9/13:00 SHIP1 10 10 28-9/9:00 一致 (フィードバックなし)
27-9/17:00 SHIP3 10 30 28-9/13:00 作成済

出荷数量

出荷で出荷される品目の数量

最終入庫数量

取引先が販売スケジュールに関して受領した最終数量

状況

出荷済累計レコードの状況

指定可能な値

作成済
  • 販売スケジュール調整レコードまたは出荷済累計レコードが作成され、関連する出荷について取引先の入庫済累計および最終入庫数量をまだ受け取っていません。
  • 出荷済累計レコードが作成され、関連する出荷に関する外部構成要素の出荷済累計をまだ受け取っていません。
  • 請求済累計レコードが作成されます。
一致
  • 関連する出荷について取引先の入庫済累計および最終入庫数量を受け取り、それらの数量が出荷済累計および出荷済数量と一致しています。
  • 外部構成要素から受け取った出荷済累計および累計リセット日は、出荷済累計および累計リセット日と一致しています。
  • 出荷済累計レコードの状況が[同期]の場合、前のレコードは[一致]に設定されます。
不一致

関連する出荷について取引先の入庫済累計および最終入庫数量を受け取りましたが、それらの数量が出荷済累計および出荷済数量と一致しません。

調整済

取引先の入庫済累計と自社の出荷済累計の差について話し合い、入庫済累計を調整して出荷済累計と同じになるようにしました。

出荷累計調整済

取引先の入庫済累計と自社の出荷済累計の差について話し合い、出庫済累計を調整して入庫済累計と同じになるようにしました。

リセット
  • 販売スケジュール累計レコードまたは販売スケジュール権限レコードが[累計のリセット (tdsls3230m000)] セッションでリセットされます。
  • 外部構成要素から受け取った累計リセット日は累計リセット日より後なので、販売スケジュール累計レコードまたは販売スケジュール承認レコードはリセットされます。
出荷および入庫累計調整済

取引先の入庫済累計と自社の出荷済累計の差について話し合い、出庫済累計および入庫済累計を調整しました。

一致 (調整後)
  • 関連する出荷について取引先から受け取った入庫済累計および最終入庫数量が出庫済累計および出庫済数量と一致しませんでしたが、後のエントリの状況はすでに[一致]になっています。
  • 販売スケジュール調整レコードの状況が[不一致]で、状況が[不一致]の以前のレコードを調整した結果としてその出荷済累計が更新されている場合、修正後の数量が一致していれば、現在のレコードは[一致 (調整後)]に設定されます。
一致 (フィードバックなし)
  • 関連する出庫について取引先の入庫済累計および最終入庫数量をまだ受け取っていませんが、後のエントリの状況はすでに[一致]または[調整済]です。入庫済累計および最終入庫数量はゼロのままです。
  • 関連する出荷に関する入庫済外部構成要素の出荷済累計をまだ受け取っていませんが、後のエントリの状況はすでに[一致]です。
同期

外部構成要素から受け取った出荷済累計は出荷済累計と等しくないので、出荷済累計を修正値で修正し、外部構成要素の出荷済累計と等しくします。

スケジュール

資材の計画供給のタイムテーブル。販売スケジュールは、頻繁に納入される長期の販売をサポートします。品目、販売先取引先、出荷先取引先、および納入パラメータが同じである要求はすべて、同じ販売スケジュールに保存されます。

処理日

品目が出荷される日付

納期

このフィールドには、次の日付のいずれかが表示されます。

  • 出荷が確認されたときは、計算された入庫日
  • 販売先取引先で出荷が入庫されたときは、実際入庫日
出荷

品目が出荷される際の出荷番号

品目

購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

  • 原価品目 (電気代など)
  • サービス品目
  • 外注サービス
  • リスト品目 (メニュー/オプション)
単位

品目が表示される単位